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不適切な残業とは?場合によっては犯罪行為になってしまうことも?

HapInSでは、国籍・性別・障害の有無に拘わらず、優れたITエンジニアの方々が力を発揮できる環境を整えることに力を注いでいます。毎月たくさんの素晴らしい仲間がHapInSでの新たな一歩を踏み出しています。

皆さんの情熱とスキルがHapInSをより一層魅力的な場所にしていきますし、新たな仲間との出会いはチームの確かな力強さとなっていくので、いつもいつも楽しみにしています。

毎月たくさんの素晴らしい仲間が増えるからこそ、ひとりひとりが行動規範を理解・実践していかなければいけません。

今回は、行動規範に定める私たちのValuesのひとつである、プロフェッショナリズムにも強く関係性のあるお話をお届けしたいと思います。

過去のストーリーにも参考になる点がたくさんあると思いますので、興味があればぜひチェックしてみてください。

人件費削減のために残業を禁止します!

会社の運営に参画してきた経験の中で、よく耳にした「人件費削減のために残業を禁止」は、私の感じ方かもしれませんが、残業をしている全ての人が足を引っ張っているのか?と感じることがあります。

私が常に提唱してきたのは、「人件費適正化のために、まずは不適切な残業を見直しましょう!」ということで、全ての残業を一括りにするのではなく、まず不適切なものを洗い出して改善していく必要性を社内全体で共有する必要があります。

不適切な残業が当たり前になると、組織の成長に悪影響を与えるばかりか、無駄な人件費がかさみます。そのようなカルチャーが根付く組織は、どこか息詰まったものをよく感じてきました。

単純に残業を禁止するだけではダメな理由

プロフェッショナリズムを突き詰めていくと国が定めた法定労働時間(8時間)で利益・成果を出すという部分に突き当たると考えているのですが、そのための仕組みが整っているのか?適切なリソースは確保できているのか?を調べていく必要があります。

まずは、そこに着目していきながら不適切な残業のみを排除していく、それ以外の残業は仕組みやリソースを改善していきながら、徐々に圧縮していくというアプローチが理想的と考えています。

仕組みやリソースなどの外的要因に恵まれずに苦労している人にとっては、ただ単に残業を禁止するだけでは本質の解決には至らないということですね。

不適切な残業をすべてお伝えします!

1. 生活残業

生活残業とは、生活費を補うために必要以上に残業をする行為です。本来であれば、所定労働時間内に仕事が終わらないためにやむを得ず残業を行うのであって、残業手当自体が目的となっている本末転倒状態を指します。

基本給だけでは生活費に足らないということが、生活残業の動機になることが多いのも特徴です。残業手当で所得を上げるのではなく、いかに評価(基本給)を上げていくのかを労使双方で話し合う必要があります。

2. カラ残業

カラ残業とは、実際には残業(業務)を行っていない状態で、残業時間を水増しして不正に残業代を受け取る行為です。遅刻や早退を隠して控除を免れる行為も同様です。動機は生活残業と同様に生活費への補填なのでしょうが、これは会社に対する犯罪行為で詐欺罪などの刑法でも処罰されることになります。

世界中で猛威を振るったコロナ渦の対策として、リモートワークが広がったことで、残業代の不正受給に悩んだ企業も多かったと聞いています。

3. ダラダラ残業

ダラダラ残業とは、所定労働時間内に業務を完結させる意識が希薄だったり、仕事のペースを意図的に遅くして無駄に残業を引き延ばす行為です。成り行きまかせ残業とも言われます。実はダラダラ残業は日本の労働市場において最も多い不適切な残業とも言われています。

生活残業やカラ残業の動機とは少し違う部分も多く、タスクの質・量ともに適正な状態であるにもかかわらず、残業時間が多いのはダラダラ残業を疑った方がよく、個人の意識であったり組織のカルチャーに起因することが多いです。

4. お付き合い残業

お付き合い残業とは、残業が社風となっていたり、上司やメンバーが残業しているので帰りづらく、ついつい(いやいや)付き合って残業してしまう行為です。動機が他人への配慮に発していることもあり、居残ることのみが目的となってしまっていますが、サービス残業の同時発生も散見されるので注意が必要です。

5. サービス残業

サービス残業とは、残業代が支払われない無償の残業です。これは労働基準法に違反するだけでなく、社員のモチベーションや心身の健康状態を会社側で管理できない非常に危険な残業です。会社側がサービス残業の指示を出しているのは論外として、自分の意思で行っている場合は、成果へのコミットを出すことが動機なのでしょうが、労働時間が可視化できないため仕組みやリソース改善の采配に悪影響を及ぼします。

また、サービス残業として前述のお付き合い残業を行っているというケースも散見されますが、業務終了後の懇親のためにコミュニケーションを図る場があったりするので見極めは大切です。参加は完全任意型なのか?参加しなくても不利益を被らないのか?などの背景確認が必要です。

HapInSの目指す働き方

HapInSは、従業員の成長を最優先に考えていますが、成長のためには健康も必要です。効率的で公正な働き方を実現し、全員が生産的かつ満足のいく仕事をできるよう努めていくことで、私たちの行動規範の達成を目指していきたいと考えています。

行動規範については過去のストーリーをご参照ください。
パーパス経営とは|従業員参加型でパーパスを創り上げました。

そのためには、不適切な残業を抑制し、健全で公正な働き方を推進することが不可欠です。

現状でも今期(2023年7月~2024年6月)の全社ベースでの残業時間は20時間を切っていますが、個人やチーム単位でみると長時間労働があったりするので、周囲との協力の中でシワ寄せを改善していければと思っています。

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いかがだったでしょうか?今回は不適切な残業について私の独自目線も踏まえながらお伝えさせていただきました。

今後もHapInSが大切にしていきたいカルチャーをお伝えするためのブログは、機会ある度に発信していきたいと考えています。

HapInSでは、Wantedly以外にも様々なチャネルで、一緒に成長し合える仲間を募集しています。

不適切な残業から抜け出したい!という動機でも大歓迎です。ぜひ積極的にエントリーいただければ幸いです。

日本に住んでおられるのであれば、国籍は問いませんし、適切なビジネスマナーやお客様や社内メンバーとの円滑なコミュニケーションができれば、障がいの有無や病歴も関係ありません。

HapInSで一緒に働き、ポジティブな職場文化を築いていきながら、健康を保って一緒に成長しませんか?

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