2021年4月に入社したエンジニアの上野です。私は、他社への尊敬を持ちつつ新しいことにどんどん挑戦していくBEENOSの姿勢に惹かれ、体現できる人物を目指しています。
今回の記事では、これから「自立和尊」を体現していくために、どのような考え方や行動が必要なのかを学ぶべく、既に体現されている先輩社員の柴田健さんにお話を伺いました。
柴田健さんProfile
2010年、システムインテグレーション事業を行う企業へ新卒入社。オンプレミス環境での開発を行う。2019年1月にBEENOSに入社。既存サービスである転送コムやBuyeeのインフラ運用保守や、新規事業の開発、社内のインフラなどを担当。また、チームのマネジメント業務も行っている。
BEENOSの行動指針である「自立和尊」をどのように捉えていますか?
自分に与えられた役割を理解し、責任を果たしつつ(自立)、でも自分の役割に囚われすぎず様々なことに挑戦する(和尊)ことだと思います。
プロジェクトを進めていく上で、いろんな役割が出てきます。例えば、経理や法務といった仕事です。その仕事に対して、自分はエンジニアだから、その仕事はしません!という話になると、じゃあ誰がするの?という問題が出てきてプロジェクトが進まなくなります。なんでもやるというのは、すべての仕事を自分1人でするというということではありません。あれ?と感じたことを周りの人に伝えて、働きかけをするという行動が第1歩です。そのため、自分の責任を果たしつつ、自分の責任以外のところでも足りていない所を補い合うということが大切だと考えています。
「自立和尊」を体現できたなと思うエピソードはありますか?
narabeeのプロジェクトに参加したときのエピソードです。キックオフのミーティングで、やらなければいけないことがたくさん出てきたのですが、いつまでに何をするのか決まっていない部分ががたくさんありました。そのため、スケジュール表を作成したところ、CTOの漆原さんから「お願いしたつもりはないのに、いろいろとやってくれていますね!」とおっしゃっていただきました。この時に、自立和尊の第一歩を体現できたと感じました。
前提として、プロジェクトのはじめは不透明な部分が多いです。しかし、納期を守りつつ、品質を保ちつつ、コストを抑えないといけません。そのため、いつまでに何をする?という部分が分からない不透明さは危ないです。常に、全体の流れと現状を見比べて「これは大丈夫か?」と自問自答する視点があれば気づいて行動することができると思います。
「自立和尊」をこれから身に着けていくために必要な考え方・視点はなんでしょうか
仕事や精神的、肉体的、時間的に余裕がある場合に限られるときもありますが、「なんでもやってみる!」ということですね。
ー柴田さんはどのようなことをやってみましたか?
マネージャーという立場になる前から、エンジニア業務の他に外部企業との契約書作成や請求書作成をしていました。でも、いろんなことをやっていると手が回らなくなることもあるので、タスクを捌く時は、優先順位をつけています。やはり、なんでもやってみるといっても組織を円滑に回すために、しっかりとタスクをこなしていく必要があるので、やりくりするための工夫は必要です。また、自分の状態などを考えつつ、これは自分がやるべきタスクかどうか?適材適所か?という視点も考えておく必要がありますね。
ーなんでもやってみる中で、エンジニアとして新しい技術に挑戦していくとき、学び方のアドバイスはありますか?
とりあえず手を動かしてみることです。なんでも触ってみるとエラーが出てきますが、一つずつ解消していくことでわかる部分が増えてくると思います。他にも、自分でテーマを見つけて作ってみるというのも効果的です。BEENOSではエンジニアも事業に関わっていきます。各事業ごとにやりたいことが出てくるので、どうすれば実現できるのか手を動かしてみるというのも良いですね。エンジニアとして自動化できそうなポイントを見つけることや根本的に必要な処理なのか考えるという視点は、組織内での効率化にもつながります。エンジニアとしてのバリューを発揮するべく、いろんなことに挑戦してみて、課題を見つけられるようになると、より学びが深まっていくと思います。
新しいことに挑戦するBEENOSでは、どのような考えが大切でしょうか
新しいことをするという独自性は大切ですが、組織として向かう方向性がバラバラにならないよう標準化するという点は大切ですね。でも、独自性と標準化を両立するという難しい問題が出てきます。たとえば、個人でアプリを開発するときは自分で好きなようにコードを書いて開発することができます。自分が開発したものであれば運用保守も行いやすい。しかし、サービスとして開発を行うと、自分が書いたコードを別の人が運用保守することがあります。エンジニアがそれぞれ好きなようにコードを書くと、運用保守が難しくなるのです。そのため、ドキュメントを作成し、開発ルールの制定や書いたコードの仕組みをメモとして残すことによって、新しいことに挑戦するときの独自性を保ちつつ、標準化を行っています。
今後、柴田さんやインフラチームが目指している目標はありますか?
システムエンジニアの役割とは、課題を見つけてどうすれば課題をクリアすることができるのか考えることだと思います。そのため、課題を見つけて1つずつクリアにしていき、課題をどんどん減らしていくことが目標です!BEENOSではグローバルにサービスを展開しているので、直面する課題は難易度が高いものが多いのですが、そういったものにも果敢に挑み、その挑戦すらを楽しめるような強いチームを目指しています。
インタビューを終えて感じた重要な要素
改めて、自立和尊を体現するためには、以下の3つの要素が大切だとわかりました。
1.自分の役割を認識する
2.役割の責任を果たす
3.役割に囚われすぎずに、なんでもやってみる
自立和尊という言葉は、BEENOSの造語であるため、言葉の意味を聞いてもイメージしにくい部分がありました。そのため、今回のインタビューを通してどのような考え方や行動が自立和尊を体現するのかが具体的になりました。エンジニアとしての役割と責任は意識は持ちつつ、幅広く挑戦していこうと思いました。1年後には、自立和尊を体現できるよう、課題を見つける意識と解決するための挑戦心を持ちながら頑張ります。
これまでにも同様のテーマは他の記事でも取り上げられていましたが、今回はより深く実践的な内容になったと思います。読んでいただいた方も自立和尊とは何か、イメージが具体的になれば嬉しいです。
改めて、快くインタビューに応じていただいた柴田さん、ありがとうございました!
※過去の自立和尊記事についてはこちら
BEENOSのバリュー「自立和尊」について 話を聞いてみました