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世界中のプラットフォームがつながる世の中へ~Shopeeメルカリ連携を実現させたプロジェクトマネージャーが目指す、人々が喜び合える世界~

8月12日にリリースした「Shopee」と「メルカリ」の連携のプロジェクトマネージャーを務める、現在2年目となる入江さん。彼は2019年4月東京大学工学部を卒業後、BEENOSに新卒入社しました。大学時代はデータサイエンティストとして、ビッグデータ解析に従事し、入社後はBEENOSグループのBeeCruise株式会社クロスプラットフォーム(XP)事業部に所属。新規事業のビジネスプランナーとして、東南アジア・台湾最大級のマーケットプレイス「Shopee」との業務提携のプロジェクトに従事しています。そんな彼に、今回の連携プロジェクトでの経験とこれからの将来の展望について伺いました。

入社1年目で「Shopee」と「メルカリ」連携のプロジェクトマネージャーに

―入江さんは、8月12日にリリースした「Shopee」と「メルカリ」連携のプロジェクトマネージャーをされているとのことですが、今回の取り組みはどういったものですか?

Shopeeとメルカリの連携というのは、日本最大規模のフリマアプリ「メルカリ」に出品されている商品を、東南アジア・台湾最大級のマーケットプレイス「Shopee」に出品することです。プロジェクトのゴールは、世界各国のShopeeユーザがShopeeで普通にオンラインショッピングを楽しむ感覚で、メルカリ上の商品を購入できるようにすることです。

―なるほど。その中で入江さんは、どのような役回りをされていたのですか?

僕[入江政行1] は事業企画者として連携スキームの設計を行い、プロジェクト全体のディレクションを行いました。プロジェクトマネージャーは様々なことを行わなければならず、幅広い専門性が必要だと改めて感じました。本当に様々で、データサイエンスを用いたマーケットプレイスでの売筋の商品カテゴリやブランド分析をはじめ、自然言語処理技術を用いて、商品タイトルの自動翻訳・自動生成を行ったほか、契約の確認や締結をする際には英語でも折衝し、メルカリ様とのコンタクトパーソンとしてもやり取りさせていただきました。また、商品や資金管理について経理担当と相談したり、Shopeeの商品掲載・受注管理を行う新システムの要件定義と開発進捗管理、既存のシステム関連の改修についても要件定義や開発進捗管理を行いました。本当に、全てに関わるのだなと。多分野にわたる専門知識を早急にキャッチアップし、一つ一つ考えて答えを出して行くことを経験させていただきました。

―プロジェクトの反響を感じていますか?

無事ローンチでき、関係各所から反響がありました。Shopee様やメルカリ様からは、過去にない取り組みだったとのことで、当プロジェクトの今後の発展に高い期待感を抱いて頂きましたし、プレスリリース後、日本では日経をはじめとした大手メディアや、台湾でも複数のメディアに今回の取り組みについて取り上げられ、多くの人から面白い取り組みだとの声も頂きました。また、リリースと同時にShopee上でオープニング記念キャンペーンを実施したのですが、その際には多くのユーザが来店し多くの注文を獲得して、キャンペーンの目標予算を無事到達することができ、最高の滑り出しでスタートを切ることができました。ユーザからは、喜びの声と高い満足度を得ています。

濃密、刺激的、でもそれ以上にプロジェクトの中で感じた最も大きかったこと

―入江さんにとって、今回のShopeeとメルカリの連携プロジェクトは、どのような体験でしたか?

濃密でした。それに、これまでに経験したことのないことばかりで、刺激的でした。

Shopeeメルカリ連携はBEENOSにとって新規事業だったので、僕だけではなくグループとしても初めての課題や困難に直面しましたが、そこに最前線で僕も関与できたことは素晴らしい経験だったと思います。

しかも、課題に直面するたびに、答えを出すためのアプローチ方法や周囲の巻き込み方などを学ぶことができました。これは社会人としての基礎的な力で、どこで働く上でも重要になる普遍的な力だと思います。学ぶ機会を持てたのは、大変貴重な経験でした。

ただ、今回感じた最も大きかったことは、“一体感”持ってみんなで挑戦し達成していく楽しさでした。今回の取り組みは、メルカリ様・Shopee様・BEENOSにとっても新たなものであり、前例のない困難な挑戦でしたが、達成した先に見えている光が大きい分、期待感やワクワクする気持ちの方が勝りました。メルカリ様、Shopee様、社内のプロジェクトメンバー全員で、細かいこと全てに一喜一憂しながら、新しいことに一体感を持ってワンチームで進んで行く感じが純粋にとても楽しかったです。

ともに困難を乗り越えたかけがえのない“仲間”が、日々の努力や学びの源に

―プロジェクトを経験し、入江さんはどのようなものが得られたと感じますか?

まず、やったことのないこと、どれほど困難なことでも、最後まで諦めずに食らいつく根性が大切だと気づきました。プロジェクトの中で、ある課題に直面した際、上司やパートナーまで誰もが、想定していたやり方では難しく方針転換を考えなければならないかのように思われた状況がありました。しかし、誰もが諦めず解決策を考え続け地道に道を切り開き、最終的にゴールにまでたどり着くことができました。

また、周りの人に感謝することの大切さを感じました。達成は、自分一人では決してできず、関係者全員の力で成し得るものだと思います。意見してくださる方や、最後まで協力してくださる方たちに、謙虚に感謝する心を忘れないことを僕も何度も学びました。

そして、プロジェクトを経て得たものの中で最も大きかったのは、「仲間」だと思います。社会人経験の浅い僕がこう言うのも偉そうかもしれませんが、プロジェクトを進めて行く中で、助けてくださる方が本当に増えました。役職や職種の域を超えた社内外の関係者の方々などたくさんの方がプロジェクトやサービスに関与し、一緒に新規事業を創り上げました。この方々が、僕の日々の努力ややり甲斐、学びの源をくれ続ける存在です。今後もより、周囲のエンジンになれるよう邁進していきたいと思います。

全世界のプラットフォームがつながり、世界中の人々が喜び合える世の中へ

―最後に、入江さんの将来の展望を教えてください。

Shopeeメルカリ連携をはじめとした、海外と日本のプラットフォーム同士を繋げるクロスプラットフォーム事業において、様々な国のプラットフォームの連携を実現し、流通総額や売上を拡大していきたいです。僕の中での流通総額や売上の捉え方は、単なる数字の大小ではなく、「人々にどれだけ多くの喜びを感じてもらえたか」ということです。サービスを提供した対価として流通総額や売上というものが生じるわけですから、それらが大きくなればなるほど、より多くの人々に、繰り返し喜びを感じてもらえている、ということを意味します。

僕がそもそもBEENOSに入社したのは、世界中の人々に喜びを届けたい、という思いがあったからです。BEENOSは、日本と世界を繋ぐ架け橋となり、日本の価値ある商品や人気コンテンツを海外に発信していくことで、世界中の人々に喜びを届けています。その中で僕は、「人の感情や体験をデザインし、その人たちをうまく巻き込みながら社会全体がより良い方向に向かうようリードできる人」になりたいと思っています。

現在、プラットフォーム連携の取り組みはまだまだ始まったばかりで数は限られていますが、世界中にはもっと多くのプラットフォームが存在します。国や地域によって法律や経済状況などが異なり、それらをうまくすり合わせながら連携を実現していくことは、非常に難易度の高いチャレンジかとは思いますが、諦めず僕が先頭に立って多くの人の協力を得ながら進めていくことで、世界中の人々がつながり合って喜び合える、そのような世の中を実現していきたいです。

―入江さん、ありがとうございました!

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