BEENOSでは先日はじめて高専プロコンに協賛・審査員として関わりました。
先日10月27日・28日に第29回全国高等専門学校プログラミングコンテストが開催されました。今年は徳島県にある阿南高専をホスト校として開催されました。
全国から1500名の若き高専生が集い、3つの部門(自由部門と課題部門と競技部門)で競いあいます。テーマがなく自由に作品を作れる自由部門、決まったテーマに沿って作品を仕上げる課題部門、ちなみに今年のテーマは「ICTを使った地域活性化」でした。不覚にも競技部門のルールを最後の最後まで理解することができませんでした。。この競技部門で興味深いのは毎年競技部門の競技内容とルールが変わるみたいで、プログラムと人がハイブリットに課題を解いていきます。プログラミングコンテストと言いながらヒューマンエラーの可能性も秘めおり観ていてドキドキ・ハラハラします。
BEENOSは自由部門の審査員として関わりましたが、弊社のURUさんこと漆原に審査員をお願いしました。写真は私(笠松)が当日会場にいたということを裏付ける証拠写真。
長々と書いても仕方がないので面白い、または感動したトピックを4つあげます。
①徳島空港にではなく予定外の関空に着陸した件
プロコンが土曜・日曜日の両日開催だったので、金曜日の仕事終了後にオフィスをでて羽田→徳島行きの最終便にのりました。審査員のURUさんを連れていたのですが、着陸あと5分のところで、まさかの悪天候で徳島空港に着陸できず関空に緊急着陸するとのアナウンスが・・・そしてなんとか関空に着陸し、その時点で午後9時。。追加アナウンスで「もう一回チャレンジします!」ということで、再度離陸。しかし条件として「着陸できない可能性があり、その場合は羽田戻ります!」という一か八かの状況。なんと無事に徳島空港に着陸した時には予定を3時間半超過して無事に徳島入りをしました。汗
②高専生の発表が想像を超えて優秀だった件
自由部門と課題部門を交互に聞いていたのですが、思った以上にレベルが高くてビックリしました。チームによってアルゴリズムを独自に構築して、ある程度の精度を発揮していたり、様々なフレームワークを自由に取り入れていたところをみるとすごく心強く感じました!あといい意味で自身の作品や取り組みにプライドを持っているところに好感がもてました。
③発表中に学生が倒れるがその後復活して優勝した件
ある発表中に審査員に見られている緊張からか学生が倒れてしまいました。プレゼンをみていて緊張がこちらにまで伝わってくるのですが、そこで感じたのは最後まで自身の作品を伝えようとする気概と、プライドでした。彼女はその後休んで翌日元気な顔で実技をこなし、その学校は優勝しました。さすがです!!
④BEENOSからの挑戦状高専1年生と突破された件
プロコン参加にあたり、参加している学生が空き時間に退屈しないように当日配布資料に問題を仕込みました。この問題は弊社の現役東大生メンバーが考えたクイズです。
さぁどんなツワモノが解いてくるのか!?
当日弊社ブースに小柄な女学生が近づいてきました。
私「遠くから見てないでこっちおいで!どしたの?」
学生「あのぉ、問題解けました・・・」
私「すごいじゃん!何年生?」
学生「1年生です・・・」
私「ふぁっ!?すごいね!!どうやって解いたか説明してみて」
学生「筒の長さが1664mで係数を・・この数字を・・これを割って・・ボールの個数が・・・3328mです!」
私「・・・。この問題は計算で解く方がはるかに難しく、絵に描くと割と簡単に解ける問題なんだよ。君すごいね!!」
高専1年生がさくっと突破してきました。ロジックを計算をしなくても、柔軟にイメージをすれば解ける問題なのですが、彼女はがっつり数式で解いてきて驚かされました。しかも解いてくれた学生の名札をみると「弁当係」・・・こんな贅沢な頭脳の使い方があるなんて。ちなみにこんな問題でした。