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チームのクレド作成から見えてきたもの。3Sunnyのエンジニアとして大切にしたい価値観とは

こんにちは!3Sunnyのエンジニア、吉岡です。
先日、エンジニア組織としての「クレド」を作成しました。
今回は、なぜこのタイミングでエンジニアチームのクレドを作ったのか?クレド作成を通して感じたことなどについて、お話します。

(普段のエンジニアチームMTG風景)


  • 現場視点での開発チームに興味がある方
  • チームメンバーと一緒に自分も成長していきたいと考えている方

このような方は、ぜひ最後までご覧ください!

✏️この記事を書いた人 吉岡 誠也(エンジニア)

目次

  • そもそも「クレド」とは?

  • なぜクレドを作ったのか?

  • 完成したクレドはこちら

  • ユーザーと共に、介護・医療現場を救うソフトウェアを創る

  • 想いやり支え合う、一人にしない開発

  • 将来を見据えた設計をし、現在と未来の期待を持続可能なコードで支える

  • クレド完成までの流れ

  • おわりに

そもそも「クレド」とは?

クレド(Credo)とは、ラテン語で「志」「約束」「信条」を意味する言葉で、「企業全体の従業員が心掛けるべき信条や行動指針を明文化したもの」を指します。

出典:HR大学

つまり、各自の業務や行動に落とし込みやすいよう、企業理念よりも具体的かつ、実践的な言葉で作られているのがクレドだと言えます。
今回はエンジニアチームのクレドとして、「3Sunnyのエンジニアが大切にしている価値観」を改めて言語化する作業となりました。

なぜクレドを作ったのか?

クレドを作った目的は「3Sunnyのエンジニアチームとはどんなチームなのか?」を言語化し、チーム内外での共通認識を取るためです。

3Sunnyのエンジニアチームは現在6名体制。顧客の導入数増加・事業拡大・売り上げの拡大に伴い、チームとしての基盤作りと拡大が求められていて、エンジニア採用を加速させているところです。

そこでエンジニアチームを拡大させる前に、
・我々はどんなチームなのか
・何を大切にしてどこを見て仕事をするのか
・誰の何を解決するチームなのか
を言語化して共有認識を揃えることで、新しく加わってくる人に対してもチームにとって大切な価値観を伝えていきたいと思い、このタイミングでクレドを作成することにしました。

完成したクレドはこちら

複数回にわたるワークショップを実施して、できあがったクレドがこちらです。クレドとして「何を大切にして開発をしていくのか」を言語化することで、自分たちが目指すべきものが明確になりました。

⭐️ ユーザーと共に、介護・医療現場を救うソフトウェアを創る
⭐️ 想いやり支え合う、一人にしない開発
⭐️ 将来を見据えた設計をし、現在と未来の期待を持続可能なコードで支える

一つずつ簡単に、どのような想いを込めているか説明します。

ユーザーと共に、介護・医療現場を救うソフトウェアを創る

3Sunnyのスピリットの一つに「圧倒的現場主義」があります。ユーザーに価値を届けるためには、何よりもユーザーを知らなければなりませんが、開発側はユーザーとの直接的な関わりが少ないのも現状です。そこで、ユーザーをより理解した開発のために、カスタマーサクセスが行っているユーザーヒアリングに開発側も同席するようにしています。ユーザーから直接抱えている課題やお困りごとを聞くことで、自分たちのプロダクトで救うべき人の解像度が上がっていきます。

想いやり支え合う、一人にしない開発

3Sunnyでは、全社的に支え合いのカルチャーが根付いています。エンジニアチームでも困っている人がいたら手を差し伸べる、悩んだら自分からも積極的に相談することをクレドとすることで、改めて「巻き込み、支え合う」を体現していきたいと思います。

将来を見据えた設計をし、現在と未来の期待を持続可能なコードで支える

3Sunnyの開発のポリシーは、「Less Is More(ひとつひとつの要素をとことん思考し続けて決める)」。現場主義でありつつも、求められるがままに機能を増やさない哲学です。場当たりでコードを書いていると、新しい機能を追加するときに拡張が難しくなってしまいます。できるだけシンプルで誰が見てもわかりやすいコードであること、それが現在と未来の期待を支える持続可能なコードであることを、このクレドに込めました。

クレド完成までの流れ

完成に至るまでには定期的な「クレド会」を開催し、メンバー同士でワークやディスカッションを行いながら、作り上げていきました。
以下、簡単に完成までの流れと、クレド会で議論されたものを一部ご紹介します。

【クレド完成までの大まかな流れ】
STEP1:自分たちが何を作っているか
STEP2:サービスは誰にどのような価値を提供しているか
STEP3:サービスを作るための良いチームの定義
STEP4:良い商品・チームを体現するための価値観
STEP5:クレドの言語化

3Sunnyのスピリットを体現するために、普段の開発でできること、心がけることを議論
ピンク:OK行動、ブルー:NG行動、イエロー:抽象化するとなんと言えるか

クレド会を開催して、私が良かったと感じた点は2つあります。

1️⃣「誰に」「どのような価値を」提供しているのかを改めて可視化できた
ワークショップを行う中で、自分たちの商品を通して価値提供している人が、思っていたよりも多岐に渡り、想定していた範囲外の方々にも寄与できていることがわかりました。「今後はこういった方向にも価値提供していけるよね」というのも見え、面白い気づきでもありましたし、普段からそのくらい解像度を上げていくべきだとも気付かされました。

2️⃣「現状」と「あるべき姿」のギャップを認識できた
今の現状と本来あるべき姿のギャップが認識でき、ユーザーへもっと価値提供していこうという意識がより強まったと思います。
ユーザーが置き去りになっていないか?場当たり的な開発になっていないか?ほかのメンバーを思いやる開発ができているか?など。そこまで考えて動けるようになれば、よりチームとして成長していけると思っています。

おわりに

私個人としては、スキルアップはもちろんのこと、1人1人が、個人を尊重した上でちゃんと意見を言える環境を大事にしていきたいと思っています。
やっぱり、チームでもサービスでも、何かいいものを作るには議論は欠かせないと思うんです。その時に、みんな1人1人が意見を言うことができて、建設的な議論ができる環境にしたいですね。

今が意見を言えない環境というのではないのですが(笑)個人的には、もっと技術的な会話が増えて、会話のレベルが上がっていくといいなと感じています。エンジニアは技術的な間違いを指摘し合うことが多いのですが、きちんと相手を尊重しながら指摘し合うことができれば、サービスの成長にも個人の成長にも繋がるはずです。

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