朝日新聞社
とある芸能人のブログを2年間翻訳し続けていた
最初は翻訳の練習という目的で始めた。更新されるたびに、必ずその日のうちに訳して自分の微博に載せる。あの芸能人はよく独特な表現を使って個性的な文章を書くから、毎回苦労した。長く続くとは思わなかったが、知らずうちに読む人が増えてきて、私のフォロワーも急増した。日本語の意味がわかっていても、私の翻訳を楽しみにしている方もいるようだ。ついに、あの芸能人の所属事務所は翻訳完了のブログ日記を掲載するようになった。自分の出番がもうないと思って、私は「引退宣言」を出した。嬉しいことに、あの芸能人のファンたちはオフィシャル翻訳より、私のほうが面白いと褒めてくれた。計200回だった。おかげさまで、私の翻訳能力は飛躍的に向上した。