某Si系会社、IT会社 / システムエンジニア、グループマネージャー
数値解析アプリケーション開発
当時CPUがまだまだ処理速度が遅く、3Dの図を描くにもワイヤーフレームで描くのが精いっぱいで陰線処理などは数分数十分かかるのが普通だった。しかもワークステーションで。 数学系の仕事が好きだったので開発言語の勉強として描画ソフトをPCで作成した。最初は仕事の合間に。当時はTTS(タイムシェリングシステム)でお金をかけて描画させていたが私が作ったアプリはPC。無料だった。会社から研究開発でさらにハイレベルのソフトを作れと指示があって作成した。(でも結局他の仕事やりながらやってたけど(笑)) 出来上がったソフトはワークステーションの描画速度より早かった。数百万のソフトより。 初めての描画の際、周囲で歓声みたいなどよめきがあった。かなり有名な会社からいくらで売ってもらえますか?と連絡が途絶えなかった。 それからソフトを作るのに驚かすコードを書くのが病みつきになったなあ。「え?こんなことできるの?」みたいな。「できないでしょ?」って言ってるお客様に「出来ますよ」って言うのすごく楽しかった。 雑誌にも掲載され、自分のプログラマーとしての満足感が一番高かった時だったかもしれない。”自分しかできない”、魔法の言葉だと思う、