■製薬会社向け営業データ分析基盤の構築
■担当フェーズ 要件定義、詳細設計 、製造、総合テスト、リリース (工数見積、予算管理、進捗管理、リスク管理) メンバー数/役割:10人/SE・PL ■概要 製薬会社のMR(医薬情報担当者・医薬品専門の営業)はデジタルマーケティングを活用した安全性情報などの情報提供活動力を強みとしている。構築対象はマーケティングデータ分析基盤を構築した。 ■本プロジェクトの目的 MRをデジタルマーケティングの視点から支援するため、従来のDWHよりも多種、多量のデータを処理し、新たな価値をもつデータを生み出し、MRへのタイムリーなデータ提供を可能にする基盤を構築する。 医師(薬販売先)の興味や所属、施設の特性/状態に合わせた商品情報をリコメンドする機能を構築する Azureでのデータ分析基盤の構築 多様な周辺システムからデータを集積するため、Azureを利用してETL処理の高速化、自動化を実現した。 ジョブ構成などあらゆる分野で開発後の保守運用も視野に入れた設計を進めた。改修による影響が最小となるような設計を提案した ■本プロジェクトの成果 MRは出社後、すぐにこのシステムのダッシュボードを観ることが日課にされるほど好評だった。 次に、どの医局の、どの先生にアプローチするべきか? どの薬品をお勧めするべきか? といった内容が集約されたシステムとなりえたからである。ほぼ100%のMRが本システムに満足、しているとアンケートに回答している。 ■技術的な成果 IaCの導入、Azure 環境を利用したため(ARM)、Terraform、Ansibleを利用して 実行環境のおおよそのバックアップや開発環境を比較的簡易に設定することができることを 前提にシステムを組んでいった。 またクラウドの利用費用を鑑みて、実行時間の見直しやデータ伝送の方式の見直しなどは 運用フェーズに入った今も続いている。