九州大学 / 理学部物理学科
回転円筒容器内での動的安息角に関する3次元系の数値計算
水平に置いた円筒容器に大きさや形の異なる2種類の粒子を封入して回転させると、粒子の分離現象が観察される。この分離現象は従来、動的安息角の差が大きいと現れるものだと言われていた。しかし最近の我々の実験で動的安息角の差がなくても分離現象が起こることが観察された。そこで私たちは、単種粒子の場合に動的安息角がどのような物理量で決まるか、また円筒容器内部で粒子がどのような流れを起こしているのかについての数値計算を行い、その結果を報告。 2017年度日本物理学会第72回年次大会