京都大学 / 情報学研究科 講師
講師として勤務
講師という職位は、専任教員のなかで、助教→講師→准教授→教授のラインの下から2番目であり、専攻会議のメンバーとして専攻業務を行います。 さらに具体的には、研究室に配属された学生の研究指導、各種講義・演習の担当のほか、専攻やキャンパスの運営、などに関わらせていただきました。また、学会の運営、競争的資金の獲得やプロジェクト管理も頑張りました。 研究・教育以外の役割は、大学教員の間で「雑務」と呼ばれることの多かった仕事ですが、これを通してボトムアップ型自治組織の仕組みを知ることができたのが個人的に面白かったです。 研究者としては、ベイズ統計およびこれを用いた機械学習に関する理論研究を中心として、神経科学・生命情報科学・ロボット制御・計算機科学などの応用にも共同研究や学生指導の一環として関わりました。自由エネルギー原理に基づいて脳型人工知能をデザインするプロジェクトは、一連の研究のひとつの集大成を目指しましたが、わかりやすい結果には繋がらず、心残りとなっています。