早稲田大学 / 基幹理工学部表現工学科
IPSJ Interaction 2018: Premium
2017 年度流行語大賞に”インスタ映え”という言葉が選ばれるように, 最近では実際の体験よりも写真の良し悪しで体験の印象が変わることが多い.デジタルデータの写真は後から画像処理で印象を変えることが盛んに行われているが紙面に印刷した写真そのものを変化させる仕組みは少ない.そこで本研究は,被写体に対する観視者の心理的距離知覚に関する実験を行い,それを錯覚させる手法があることが示唆された.その知見をもとに,紙面の人物写 真の心理的距離知覚を背面に置いた縦縞模様によって変化可能な,額縁型プロトタイプシステムを提案する.