REIKA SHINGAI

　Richard Evanoff先生のゼミに所属し、国際倫理学を学んでおります。 　「国際倫理学」と聞くと、「堅苦しい」「非実用的」と考えられる方が多くいらっしゃると思います。しかし、実際は国籍や文化、宗教など、異なる価値観や背景を持った人々が、どのように協力し合い問題解決や目標を達成できるか、その考え方や行動を探求する学問です。 　ケーススタディでは、これまで提唱されてきた理論を元に、具体的な問題について考え論じあうことで自分の意見を深めています。「賛成」「反対」ではなく、「何故その立場なのか？」授業を通じて、それぞれの立場ではなくその理由に着目することで、双方にとって最良な案を提案できることを学びました。例えば捕鯨に関する国際対立では、捕鯨業と観光業の利害感心を考慮し、繁殖で鯨の個体数を増やすことで双方の産業に利益をもたらすのではないか？と考えました。 　環境問題など多くの国際問題の解決するために、自分に何ができるか。これからも探求して行動に移してまいりたいと考えております。