会話分析の相互作用とその役割に基づく対話生成に関する一考察太田博三(放送大学 教養学部)(■日本認知科学会第35回大会)
最近,コールセンターなどへのチャットボットの導入が盛んになり,より正確で,破綻の少ない対話応答が求められている.自然言語処理におけるや対話応答や対話自動生成が求めされている.word2vecなどの表現学習が進む中で,発話間の応答や文脈が重視され課題となっている.そこで,社会学のエスノメソドロジーや会話分析における定性的な相互行為のフレームワークを検討してみた.国立国語研究所の提供する日本語学習者会話データは,初級者,中級者,そして上級者と対話レベルがわかれており,このコーパスを用いて,効果検証し,対話破綻の特徴や対話生成に適用するなど考察したものである.