大吉 七菜海
最優秀卒業論文賞 受賞
テーマ;『都市化と食・農の変容ー都市と農村の新たな関係性を目指してー』 生産者と消費者を取り巻く環境について、マルシェでの出店経験や家業の手伝いを通して、生産者のフィールドが、都市・世界へと広がっていることを論じた。 (問題提起) 1次産業は、天候などの自然に大きく左右され、安定な収入が得られにくい。 さらに、仲卸や小売店を挟めば、生産者の苦労が消費者に届くことは難しい。 また、消費者の健康意識の高まりや嗜好の変化によって、生産者と消費者の距離は拡大しているのではないか。 (結論) 近年では、農家を支援する国のプロジェクトや地方創生の関心の高まりによって、マルシェなど生産者と消費者が直接会って、会話をして購入する仕組みが整い始めている。 農家の活動範囲は、地域コミュニティに限定されていたケースが多かったが、現在はSNSやマルシェを通して生産の域に留まらず、生産〜営業、販売、プロモーションなど多岐にわたっている。