3Hメディソリューション株式会社 / 人材開発グループ長
第2創業期の難しさ
私が入社したころは、生え抜きの社員が幅を利かせ、経験のある中途社員とは大きく垣根があり、その知識や経験を生かし切れていない状況だった。 代表もそのことには気づいていたが、自分が言うとただの指示になってしまうため、うまい融合を図れないかと考えていた。 当時の人事仲間と考えたのは、従業員が作る評価制度プロジェクト。すべての階級、部署から、参加者を募り、少しでも興味がある人なら参加させた。 そこではきちんとファシリテートし、立場階級関係なく、前向きな議論をできるように工夫を凝らした。 業務時間外の業務であるが、参加者は意欲的に参加してくれた。 現在振り返ってみれば、その当時の参加者が会社の幹部になっている。 そして彼らは新しい価値観が入って来た時にも、当時のような反応はしない。 それが自分たちにとってどれだけ有意義なものかを理解しているからだと思う。