米国経済経営研究所 / MBA
パヴァテックスジャパン株式会社 日本支社立上げジェネラルマネージャー
スイス本社(EU各国に工場・支社を持ち、木質系繊維断熱材の世界シェアー60%)が、日本支社を立ち上げる事となり、ジェネラルマネージャーとしてマーケットリサーチ、業界分析、ストラトジー構築、日本独自のディメンジョンが必要な為、スイス本社へ行き、日本の建築業界独自の寸法の基準、施工手順が有る為、EU規格では施工寸法・施工法に合わないから、絶対に流通は不可能な事を理解させる為、本社CEO・営業本部長・技術部長・本社工場長を前に日本の建築物の図面をホワイトボードに書きながら英語でレクチャーし、CEO以下全員が納得し、翌月から私が提案したディメンジョン・施工形状でJapan Onlyの生産開始を承諾。ISO規格から、JIS防火耐火テストクリアと、国土交通省JIS登録承認委員会から承認をもらう為、東大建築学部・省エネ住宅研究室・教授、京大農学部・白蟻研究室教授と其々打合せ、絶対に一回の書類提出で認可を取る為の追加テストと分析レポートを依頼する。 全国でEUの省エネ基準の凄さを理解してもらう為、専門雑誌PR広告・新聞広告・NET広告で告知し、パネラーにはスイス本社から技術本部長・ドイツから施工インストラクター、山梨大学建築学部教授・北大建築学部・省エネ建築学教授を迎え、省エネ勉強会を開催し、全国から集まった工務店・設計事務所から質疑応答で大盛況。関心の高い工務店・設計事務所に絞り込み、営業開拓しながら、省エネで一番大切な開口部の施工、外壁構造の基本設計などをチェックし、アドバイスして回り、説明した殆どの工務店から注文を頂く。勉強会・施工ワークショップに参加出来なかった工務店は、建築現場を借りて施工説明などを繰り返し、詳しく説明した工務店は必ず契約を頂く結果となり、在庫が追いつかず、追加発注も膨大な量になる。この事に驚いたスイス本社CEOが急遽来日となり、各現場を案内し、正確な施工指導・製品のチョイスに驚き、予約契約の金額・全体量に驚き、通常6〜7年掛かる支社独立を、その場で認めて頂きました。