北九州市立大学 / 文学部比較文化学科
アイマスの年表
卒業研究で「アイドルマスターをテーマにしたい」と教授に相談したところ、課題を明らかにするためにまずはコンテンツの年表を作ることを勧められた。とはいえ、年表そのものはニコニコ大百科にあったので、自分がやったのはその肉付け。年表に記載のある出来事一つ一つを検索してその詳細を記録していった。その中で一つの仮説が浮上し、最初課題を明らかにするためだった年表調査はいつしかその仮説を実証するための調査になった。「コンテンツのコンセプトは最初から今に至るまでまったく変わっていないんじゃないか。公式がやりたいのは、ユーザーのコミュニケーションを喚起する、そのための燃料投下なんじゃないか」そんな仮説を実証するために、サークルの部室に眠っていたXbox360を入手して(無論許可はもらった)、アーケード版を移植した初代「アイドルマスター」をプレイしたり、イベントのレポートはすべて目を通し、CDのコンセプトまでとにかくアイマスと名の付くものはすべて調べた。