こんにちは。北陸支社開発グループの森田です。
先日、福井で開催された「就活サポーター・キックオフイベント 新卒獲得大作戦会議」のレポートをお届けします。Uターン/Iターン就職を支援すべく県に施策としてはじまった「就活先輩サポーター制度」。今年で早3年目。就職先輩サポーターとして第一期から参加していますが、当初数十人程だったメンバーも今年は大幅増加で、なんと 561人 に!!
就職状況は売り手市場の近年、ジークスとしてはもちろんのこと、福井県全体としても地域の経済活性化のため人材の確保に力をいれていることが肌で感じられます。
異業種間ワークショップ
学生の進学状況や就職支援状況等、県からの施策についての話の後は、8グループ程にわかれてグループワーク。見るからに華やかな女子グループ、あえて同業種でまとまった医療・福祉グループ、Iターングループといった具合にグループごとにコンセプトが設けられており、私は理系グループ。各々の就職活動時の経験や体験、今現在採用する側の立場からの意見など、課題に感じていることや今の会社に決めたきっかけなど付箋に書き出していきました。
理系グループは同業の若手社員や、まったくこれまで絡みがなかった業種の人、最近民間企業からIターンで県の職員になった人などバラエティにとんでおり、それもあってかさまざまな意見がでました。ある人が課題としてあげてくれたことを、他の人が自社の強みとして感じていることで解決できるんじゃないかなど、意見の掛け合わせを経て最終的にいくつかの施策におとしていきます。
その中でひとつご紹介。近隣の県の大学に進学していた、あるメンバの就職活動時の経験で、近隣の県であっても大学のキャリアセンターに新鮮な福井の企業情報がない。おいてあるパンフレットも何年も前のもの。最新の福井企業の情報収集にまず苦労したと。福井での就職の意志があるのに、明らかに福井の企業のことを知る機会損失になっている。企業側としても採用コストから、なかなか県外にまで目を向けられていない現状もあるかとは思います。これに加えて、就職先を大学の教授にすすめられて決めるということも理系では多いという県からの統計情報。これらをITの力でつなげ、企業と教授のマッチングアプリで実現できるのではないかというアイデア。まさに、今回のイベントで生み出されるべき価値。『県から統計情報』 ×『異業種間での意見交換』 × 『各社の強み』という、各社が社内で考えているだけではまず生まれてこないアイデアの創出を目の当たりにし、純粋にすごいな!!と感じました。
各社それぞれが自社の採用について悩み、考え、施策をうっているかと思いますが、地方の少ないパイを取り合っているだけではなく、もう少し広い視点でWin-Winになるような取り組みがもっと必要なのかもしれません。
そして懇親会へ
イベント終了後、10人程が引き続き懇親会でさらなる交流/情報交換をおこないました。もう長いこと先輩就職サポーターをやっているので、県の担当の方ともある程度気軽に話せる間柄になっているということもあり、どういった施策をどういった考えでうっていこうとしているかが直接聞けたのはよかったかなと思いました。というところまでは表向きの話で、なんだかんだいってもやはり人と人。実際すごく感じたのは福井県の若者定住支援課の風通しのよさと、チームとしての一体感。メンバがいい関係性なんだなと感じさせてくれる雰囲気。
こういったイベントをひとつひとつ作り上げていくことで、チームとしての一体感がうまれているのかもしれないなと感じつつ、社内でも何かこういった一体感につながる動きをしていきたいなと改めて感じました。よし明日からさっそく動いていこう!