「面接で他の学生と差別化を図るにはどうしたらいいんだろう…」
このような悩みを持っている学生は多いのではないでしょうか?
面接では、応募者の志望度や面接内でのプレゼンテーション能力に加え、就職活動にふさわしいマナーが守られているかもチェックされています。基本的なマナーが身についていれば、あなたが社会人として働く姿を容易に想像させることができるでしょう。
面接官は採用後のあなたを想像し、クライアントから信頼される人か、一緒に働きたいと思う人かを判断します。熱意を持った姿勢だけでなく、就職活動に適した面接マナーをきちんと守っている姿も見せることで、面接官に与える印象をさらに良くすることができます。
そこで今回は、面接官に好印象を与える面接マナーについて解説していきます!
まずは、面接官が重視している面接マナーのポイントについて押さえておきましょう。
転職サービス「doda(デューダ)」が企業の採用担当者103人を対象に行ったアンケートによると、面接官が重視しているポイントは以下のようになりました。
1位「表情」27.2%
2位「あいさつ」24.3%
3位「言葉遣い」18.4%
4位「身だしなみ」8.8%
この結果から、「表情」や「あいさつ」は第一印象を決定づける重要な要素であり、特に気を付けたいポイントであることがわかります。また、「言葉遣い」や「身だしなみ」については、応募者がビジネスの場に適した振舞い・装いができているかチェックするうえで、重視されている要素といえるでしょう。
では、具体的にどのような観点に気を付ければ良いのか、事前準備から面接に至るまでの流れに沿って説明していきます。
面接を受ける前の事前準備として、身だしなみがあります。
人の第一印象は、3~5秒という短い時間で決まり、その55%が視覚情報によるものだといわれています。就職活動の面接では、清潔感があるか、目的に合ったマナーが守られているかが重視されます。
服装
スーツ:黒か紺の無地
グレーやベージュなどの明るい色はカジュアルな印象を与えかねないため、避けた方が良いでしょう。一般的に、パンツスタイルは活発な印象、スカートスタイルは親しみやすい印象を与えるといわれており、自分に合うスタイルを選択して問題ありません。
シャツ:白の無地
襟型は、真面目な印象を与えたい場合には、襟の開きが狭いレギュラーカラーがおすすめです。一方で、明るい印象を与えたい場合は、襟の開きが広いワイドカラーやスキッパーカラーがおすすめです。
ブラウス:カジュアル過ぎないもの
ジャケットを着た際に、ジャケットの袖や裾からはみださないサイズがベストです。自分に合ったサイズを選べるよう、購入する際にはリクルートスーツとセットで試着すると良いでしょう。
ネクタイ:派手過ぎないもの
派手過ぎるものでなければ、色や柄に幅を持たせることができます。どんなネクタイをつけるかによって、自分の印象を変えることができるため、企業のカラーや自分が与えたいイメージによって使い分けましょう。
ベルト:黒
ビジネスシーンでは、靴とベルトの色は合わせることが基本とされているため、黒が最も無難でしょう。太さ3cmのものが、どの体系の人にも違和感なく合うとされています。
長さは、ベルトに空いている穴の真ん中で留まる長さが適切であるため、長すぎる場合はカットしましょう。
靴下:黒の無地、パンツスタイルでの着用
ズボンの裾から肌が見えてしまうことを防ぐため、くるぶし丈のものがおすすめです。
ストッキング:自分の肌の色に合ったもの
パンツスタイルとスカートスタイル、どちらでも着用可能です。
機能が似たものとして「タイツ」がありますが、防寒が主目的で厚みもあるため、就職活動では好ましくありません。
靴:黒の革靴かパンプス
タッセルやリボンがついていない、シンプルなものがおすすめです。
かばん:黒でA4サイズ以上
かばん・靴・ベルトの色が揃っていると、全体的に統一感が生まれます。よりフォーマルな印象を与えることができるため、黒を選ぶのが無難です。
また、自立するタイプがおすすめです。面接に限らず、会社説明会などでかばんを床に直置きする場面が多くあります。倒れるたびに直すのは不格好なので、自立したものを選びましょう。
髪型・メイク
服装のみならず、髪型やメイクも身だしなみの1つです。おしゃれやアレンジにこだわり過ぎず、清潔感を第一に考えたスタイルにしましょう。
髪型:前髪はすっきり、後ろ髪もまとめる
前髪は、表情が明るく見えるよう、眉毛にかからない程度の長さが基本です。長すぎる場合は、切ったりピンで留めたりして長さを調節しましょう。
長髪の場合、低めのポニーテールやハーフアップスタイルにすることで、顔周りをすっきりさせることができます。
髪色は、黒(4~6トーン)が基本です。
メイク:ナチュラルメイク
メイクは、肌を綺麗に見せるベースメイクと、部分ごとにメイクをするポイントメイクの2段階に分けられます。ナチュラルメイクとは、ベースメイクで自然な肌をつくり、ポイントメイクは最小限に抑えたスタイルを指します。
ベースメイクは一般的に、スキンケア→化粧下地→ファンデーション→フェイスパウダーの順で塗っていきます。この際に、薄く塗り重ねることで、自然な肌に仕上げることができます。
ポイントメイクは、アイメイク、眉、リップで十分です。アイシャドウは肌なじみの良いブラウン系、リップは落ち着いた色味でツヤ感を抑えたマット系がおすすめです。
続いて、面接時のマナーについて説明していきます。
表情
入室時のあいさつは第一印象を決定づける重要な要素のため、明るい表情を心がけましょう。
笑顔は円滑なコミュニケーションをとるうえで大切ですが、話の内容によっては控えた方が良い場合もあります。例えば、志望動機や自分の短所を話す際には、真剣で真面目な表情が望ましいです。
あいさつ
明るくハキハキとあいさつしましょう。
面接室に入る際は必ずノックし、室内から返事が聞こえたら「失礼します」と声をかけて入室します。面接の前後には、「本日は面接の機会をいただきまして、ありがとうございます。/ ありがとうございました。」と付け加えると好印象です。
言葉遣い・話し方
フォーマルで丁寧な言葉遣いを意識しましょう。落ち着いた印象を与えるために、ゆっくり・大きく・声は低めの話し方がおすすめです。
いかがでしたでしょうか?
この記事を通じて、就職活動にふさわしい面接マナーや好印象を与えるポイントについて、詳しく知っていただけたら幸いです。目的に合った立ち振る舞い・身だしなみを心がけていきましょう!
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