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【就活トクトク情報】GDのコツ(前編)【vol.6】

「グループディスカッション、手応えあるのにいっつも通らないんだよなぁ…」

※以下、「グループディスカッション」を「GD」と呼称します

就活生の皆さん、こんな悩みを抱えたことありませんか?
この悩みを抱えている就活生、意外と多いかと思います。

インターンが一般化してきたことで「ロジカルシンキング」や「フレームワーク」などを聞きかじっている就活生も増えてきたため、「全く何もディスカッションに参加できないこと」で悩んでいる人は減ってきているでしょう。

問題は「ディスカッションにしっかりと参加し、きちんと議論ができている」と思っているのに、毎回GDでお祈りされてしまう就活生です。

※大前提ですが、そもそもディスカッションに参加していない参加者(例:ほとんど発言しない、考えるそぶりを見せないなど)は、確実に落とされます。

というわけで、今回は「GDで苦戦する就活生のためにGDのコツをお届けする」というテーマで、前編と後編の2本に分けて、お送りします。
今回は前編です。

では、しっかりとディスカッションに参加しているけど落とされてしまう彼らがGDに通過するようになるには、どうしたらよいのでしょう?

答えはシンプルです。
「企業の採用担当者がGDで就活生の何を計っているのか」をしっかりと把握し、それにふさわしい行動をすることです。

要するに"逆算"ですね。
それでは、さっそく採用担当者が参加者の何を見ているのかについてお話します。

※すべての企業がこれに当てはまるわけではありません。独自の判断基準を設けている企業もありますので、その辺はあらかじめご了承ください。

新卒採用のGDにおいて、重要視されることが多いのは、ずばり"チームワーク"です。

何故なら、企業は人間の集合体であり、個人力ではなくチーム力の方が重要度が高いからです。

スポーツで例えましょう。
バレーで言うなら、チームに1人だけ世界最強の個人プレイヤーがいたとしても、
「1人が連続して触れることは禁止」というルールがある以上、チームとして強いかどうかは怪しいですよね。

企業でも同じことが言えるのではないでしょうか。
企業において、営業・エンジニア・経理・総務…など、何もかも全て1人だけでやれる人間なんていないですよね。
だからこそ、それぞれに役割を決め、個人の領域に責任を持って向き合うのだと思います。

※極端な話ですが、1人で営業もエンジニアも経理も全てやれる人は、企業に入ることなくフリーランサーとして活躍する方が性に合ってるかもしれません。

企業はチームプレーのオンパレードなので、企業に入りたいのであればとにかくチームワークを意識しましょう。

チームワークが何故大事なのかを理解したところで、次は「チームワークって何?」について説明していきます。

チームワークとは「チームの総合力を上げるためのチームメンバー全員が意識するべきもの」です。
"チームの総合力が上がる"とはどんな状態でしょうか。

たとえば、1の生産性を持った社員が1人で1時間作業した結果のアウトプットを1としましょう。
Aさんの生産性を1、Bさんの生産性を2としたとき、チームでありながらも会話もなく、バラバラに1時間作業したら合計で3のアウトプットしかできませんよね。

もし2人が本当の意味でチームになり、BさんがAさんに作業のコツをアドバイスしたら、ともに生産性が2になって、1時間で合計4のアウトプットができることになります。
前者のケースと後者のケースを比較すると、アウトプットが3から4に上がったことになります。

これを"チームの総合力が上がった"というわけです。
今回は2人の例だから大差ないですが、3人、5人、10人…と増えていったらもっと莫大な増加になりますよね。
GDでも同じことが言えて、1人でお題について考えるのではアウトプットに限界がありますが、チームで協力し合えば可能性はもっと広がります。
それこそがチームワークなのです。

そして、このようにチームの総合力を上げるには、下記の3つが欠かせません。

①目標共有:チームで目指すべきゴールをメンバー全員で共有すること
②適性把握:メンバーそれぞれの強み・弱みなどの適性を把握すること
③役割分担:適性に沿った役割をメンバーそれぞれに分担すること

これらは「どれか1つができていればいいよね~」ではなく、「3つともできていないといけない」ものです。それぞれについて説明していきます。

大前提ですが、ディスカッションにはゴール(=目標)を設定する必要があります

「チームの現状を全員が理解し、設定したゴールに向かってどうアプローチをかけるのかをチームとして意思決定すること」こそがディスカッションの目的であり、ゴールのないディスカッションはただの雑談になってしまうからです。

旅行で例えるなら、目的地を決めてもないのに「そこにどうやって行くのか」「そこで何を観光するのか」「何を食べに行くか」と議論することが如何に無駄か、すぐ分かりますよね。

ここまで記事を読んで「いやいやそんな馬鹿なことはさすがにしないわw」と思った方も多いかと思われます。
ただ、あくまで私の主観ですが、GDの現場でこの現象が起きているのは意外と少なくないんです…。

とりあえずそれっぽいことについて誰かが話し始めて、とりあえず各自が正しいと思うことを言うだけ言って、とりあえずそれっぽい結論をそれっぽくまとめただけのGD、やってしまった心当たりありませんか?

「とりあえず」で進めるGDは、いつの間にか論点がずれていき、決めたいことからどんどん外れてしまうことがほとんどです。
少しでも「あれ?これ論点ずれてないか?」と違和感を感じたら、即座に「今何について話してる?」「みんな現状とゴールは把握してる?」とディスカッションの軌道修正をしましょう。

1人だけでゴールを把握していても、それではGDをやっている意味はないので、メンバー全員でゴールを共有することが何よりも大事です。

まとめます。

②適性把握③役割分担については、後編の記事で紹介します。
これを読むことで、皆さんのGD通過率が少しでも上がるのを願ってます!

それではまた!

▽後編はこちら

【就活トクトク情報】GDのコツ(後編)【vol.7】 | 就活トクトク情報
そうお悩みの就活生に向けて、 「GDのコツをお届けする」 というテーマで前編に引き続き、お届けします。 ※以下、「グループディスカッション」を「GD」と呼称します ▽前編はこちら まずは、簡単に前編のおさらいをしましょう。 ・GDで重要視されるのは「チームワーク」 ・チームワークは「チームの総合力を上げること」が目的・総合力を上げるには①目標共有、②適性把握、③役割分担の3つが重要 ...
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