STEP1 スピーディーな仕事をするなら
僕の信頼できる先輩で毎日平均9名のアポイントをこなしながら仕事をしている人がいる。
それもすべて来客ではなく訪問だ。
キミも一度想像して欲しい。
9名の人達から受ける依頼をキミならこなせるだろうか?
僕は正直、今の仕事のやり方であれば回すことができない。
日が暮れるまで9名の案件を持ち帰ったまま、会社で処理するには難しいし
次の日の9名の仕事も抱えるにはキャパオーバーだ。
そんな先輩のスピーディーな処理能力に興味を持った僕は今日訪ねてみた。
「どうすれば、そんなにスピーディーな仕事ができるのですか?」
先輩の答えはシンプルだった。
STEP2 ボールは手元に置かない。
仕事には必ずターンと言うものがある。
依頼されたときは自分のターンで処理する順番だし、
相手のターンになれば、こちらが待機する番となる。
その先輩は必ずその場で仕事をこなしていた。
つまり、その場で仕事を処理していたのだ。
「誰かを紹介して欲しい」
そう依頼される先輩は、会社に帰って依頼を行動するのではなく
その場で相手にアポイントや面談の予定を入れる。
その瞬間に自分の手元からボールは相手へと移行する。
部下に依頼する。取引先にお願いする。なんでも自分の特殊なこと以外はすべて
周りを活かすべく、その場で解決させる。
この方法であれば多くのアポイントをこなし、多くの仕事を前に進めることができるのだ。
僕も考えたいという理由で手離れの悪い仕事を持ち帰りがちだが、
改めてスピードとはターンに関係があるのだと感じた。