はじめまして、矢頭と申します。
今回は私がやる気スイッチグループでお仕事をすることになったきっかけ、働いてみて感じたこと、今後の目標についてお話いたします。
「働く」「雇う」を知る
私は商業高校へ進学し簿記2級まで取得、大学は経済学部商学科を選んで進学しました。手に職をつけたいという考えから進学先を選択し、将来は会社の経理や税理士事務所で働くものだと自分自身でも思っていました。
転機は、大学2年生の終り頃から始めた社会保険労務士事務所でのアルバイトです。もともとスーパーでレジ打ちのアルバイトをしていたのですが、日々ルーティンワークであったことから自分で最善を考えて仕事をするような経験がしたいと思い、アルバイト先を変えてみました。
新しい職場に学生は私一人しかおらず、事務所の皆さんの業務をサポートするような書類のスキャンやファイリングから始まり、皆さんが仕事をしやすくするためのルールの基本やマインド、社会保険制度の仕組や必要な手続き、事務所に寄せられる労務相談などの事例も、学生の私にも分け隔てなく教えてくださいました。
人を一人雇うためにさまざまな手続きがあることを学び、従業員が安心して働き、加えてモチベーションを上げられるような制度作りに対して真剣に考え全力でサポートする姿を間近で見ることができました。
当たり前を当然にするためのお仕事
働けばその対価として賃金を得られる。一定の労働条件を満たして入社すると社会保険に加入し保険証が届く。残業をするとその分残業手当がつく。法律で定められていることであり、当たり前で疑問にも思わなかったことです。アルバイトでの経験を通し、陰ながらそれら当たり前を維持する労務の仕事に魅力を感じその道に進む決意をしました。
大学卒業後、さまざまな会社の給与計算や社会保険手続き業務を代行し、労務相談やコンサルを行う会社に就職しました。アルバイトの頃はサポートだけだった給与計算や各種社会保険手続き、年末調整など一通りの業務を経験させていただきました。
さまざまな会社の労務業務を経験する中で、お客様から頂いた従業員や勤怠データを集めるために会社の中の労務担当者はどのような対応をしているのかもっと知りたいと考えるようになりました。転職を決心し企業探しをしている中で、ご縁があったのがやる気スイッチグループです。
調べてみると複数種類の教育サービスを提供しているため、さまざまな働き方があり、きっと多くのミッションが待っているのだろうと想像し、ワクワクしたのを覚えています。新卒2年目でまだまだ未熟者という自覚はありましたが、面接の際には「社員の成長は会社の成長」というお言葉をいただき、自身の成長とともにやる気スイッチグループの一員として「働く」「雇う」を支えていきたいと強く感じました。
労務担当としてのやりがい
勤怠を管理・確認・集計し、それらを給与へ反映させることをメイン業務としています。やる気スイッチグループでは、教育サービスごとに勤務時間や週休を取得する曜日が異なっています。雇用形態によっても所定労働時間が違うため入社してすぐはそれぞれの「働き方」を覚えることに必死でした。今では雇用形態の変更が起きたときどのような対応が必要か、もし新しい勤怠システムを導入する場合には…など、課題も多く勤怠管理の難しさ・奥深さを痛感しています。
アウトソーサーという立場とは異なり、毎日他の部署の方や運営している教室の方々から給与や有休、社会保険、勤怠システムの操作、さまざまなお問い合わせが寄せられます。回答したときに「ありがとう!すごく理解できた!」といったお言葉をいただけたと時や「労務の矢頭さん」と名前を覚えていただいた時はやりがいを感じました。
また、勤怠の確認や社会保険の手続きを行う都合上、現場のスタッフ、教室長、各部門長へ連絡する機会も多くあります。忙しい時間帯や時期にこちらからご連絡させていただいた際にも、忙しいからといって乱暴な態度をとる方はいらっしゃいません。
やる気スイッチグループ理念である「全世界一人ひとりの"宝石"を見つけること、そしてそれを輝かせることを全力でサポートし、…」は子どものみに対してではなく、一緒に働く仲間にも向けられています。お互いが気持ちよく仕事ができるよう配慮し、一人ひとりの“宝石”を輝かせ最高のパフォーマンスを出せるよう尊重しあう、そんな職場環境だと感じています。
“自分力”を発揮できる環境づくりのために
前述のとおり、所定労働時間、勤務時間、週休の取得方法は人によってさまざまです。システム化できていない部分があるためエラー内容の確認、本人への確認等、手作業が発生することも多いです。
勤怠管理の担当として「この教育ブランドのメンバーは本部スケジュールと違って休日だから早めに案内をしておけば良かったな」と振り返ることや、労務の問い合わせがあり回答した後に、「こんなふうに伝えればわかりやすかったな」と説明がうまくできなかったことを反省することあります。
なぜなら、労務課は現場の皆さんが集中して子どもたちに向き合えるよう、安心して労務の観点から支える部門だと考えているからです。
入社から1年経った今、自身への課題も見えてきました。各部門、現場とのコミュニケーションを密にし、やる気スイッチグループで働く皆さんが”自分力”を最大に発揮できるよう労務担当者としての幅を広げていきたいです。
(※人材開発室により代筆)