こんにちは!
個別指導学習塾スクールIEにてゼネラルマネージャーを務めている溝口 実正と申します。
スクールIEはやる気スイッチグループが保有しているブランドの中で最も多く、全国に教室を展開しております。やる気スイッチグループの土台ともいえるブランドです!個別指導学習塾、いわば "個性別"指導 を大切にしておりまして、一人一人の子どもたちの性格や生活習慣、学習状況に合わせた授業を行っております。
現在私は、一教室の教室長と、17教室をマネジメントするゼネラルマネージャー(GM)のお仕事を兼務する形で日々業務を行っております!
教室長とゼネラルマネージャーの兼務
業務内容においては1年のタイミング毎で変わってきますが、ちょうど今の時期(11月頃)ですと保護者面談が教室長の仕事としてあります。また、GMとしては各教室の数値管理や、GM会議、社長会議、グループ会議と定期的にありますが、メンバーとの関係構築においては「話をちゃんと聞く」という事を心掛けて、少ない限られた時間でもそのコミュニケーションを大切にしています。自分がどんなに忙しくても、それってメンバーには関係ないことで、相手は別の悩みや相談事を持っているものなので、その時は自分のことはいったん置き、電話でもオンラインでも対面でも相手にしっかり向き合って話を聞いています。
やる気スイッチグループとの出会い
入社当時はGMになりたい、なんて全く考えておりませんでした。ただただ、子どもの可能性を広げるようなお仕事がしたい、教育業界で子どもたちと近い仕事を、と考えており、特に小中→高と義務教育でなくなる過程の子どものサポートをしたい、と考えていたのが発端です。
求人票を上から片っ端に応募して、一番上にたまたま "やる気スイッチグループ" があったという話なのですが、ただ当時は学校と塾とどちらにしようか悩んでいたこともあり、塾というのはよくわかっていなかったのでいろいろ応募して面接で話を聞いているうちにここに決めた、という流れです。やる気スイッチグループの "理念" に惹かれたのですが、ただどの会社も "理念" って掲げていて、よく会社ホームページにも載っているけれど実現されていないことって多いと思うんです。けれどその時のやる気スイッチグループの面接官はその理念と全く同じ話をされていて、そこが響いた点ですね。
子どもたちが迷子にならないように手を差し伸べられる大人になりたい
初めて教育に興味を感じたのは20歳の時です。私の家庭は大学に行くことが絶対で、ずっと「大学に行きなさい」と言われていたのですが、高校生の時に「なんで親の言う通りにしないといけないんだろう」と考えるようになり反対のことをやり始めたんです。そして高校卒業後も大学へ行かずに働いていました。しかし大学に行かないとうまくいかないことが意外に多いんです。実際に高校卒業後に働いているときそう感じました。自分のやりたいこともよくわからなくなって、何かをしっかりとやり遂げるような責任も持っておらず、「あ、このままじゃだめだな」と思い、もう一度ちゃんとやり直そう、初めから何か目標をもって進めようと考え勉強し直しました。少し時間はかかりましたが大学の教育学部に入学し、今に至ります。
学生の時に手を差し伸べてくれる人がいなかったんです。いや、当時を思い出すと周りも言いづらかったんじゃないかなと思います。でもそれこそ懐まで入ってきてくれないと子どもって分からないと思うんです。そして迷子になってしまう子もいる。子どもたちにちゃんと向き合って力になりたい、それができれば仕事へのやりがいにもつながるんじゃないかなと思ったところはあります。
ドラマのような話は日常茶飯事
教室長としてやる気スイッチグループに入社して2年目くらいの時にM君という男の子が通ってくれていたのですが、そのM君がちょっとしたきっかけで学校に行かなくなってしまったことがあったんです。とある学校行事の練習に出たくない、と練習に行かずSNSに投稿していたのが見つかり「練習しない人間は来なくていい」と言われてしまい、その後意地の張り合いも重なり学校に行かなくなってしまった経緯です。ただ、塾にはいつも来てくれていていたので、面談の中で「学校に行こう、みんなに謝ろう」って何度も何度も話し、ついには学校まで一緒に行って送り出しました。それからちゃんと学校に行くようになって、高校受験も成功して。本当に良かったです。
そして今から1年前くらい、M君が「大学に受かったよ」って塾まで報告に来てくれたんです。その時にそっと1070円渡してきて、「これなに?」と聞くと手紙と昔のレシートを見せてくれました。それは一緒に学校へ謝りに行く前、近くの公園で話したタイミングがあったのですが、その際私がM君に買ったコンビニの食べ物とジュースのお代だったんです。M君、当時のレシートをずっと大切に持っていてくれたんですよ。大学合格したら渡そうと思って、と言ってくれていました。
よくドラマのようだ、と言われますが、このような話はいっぱいあります。1回2回でなく、何度も何度もあるんです。ちゃんと子どもたちに毎日向き合っていると毎年毎年、授業以外のところで何かしらあるんです。だから、一生懸命やってきてよかったなっていつも思えるんですよね。
自分が真剣に向き合えば向き合うほど、感謝と結果で戻ってくる
これまで過去3社経験したことがありますが間接的に感謝されることはあっても直接的に感謝してもらえることは少なく、たとえば商品を販売するにしてもその商品を作った先に顧客は感謝するので、そうなると自分でなくてもいいと思うこともあるんです。
ただ教室長の仕事は、いい加減にやればそのしっぺ返しも自分に来ますが、しっかり一生懸命、真剣に向き合えば、その分は感謝や結果として自分に戻ってくる、それがやりがいにもつながっていると思いますね。
相手のニーズを引き出せるスキル
「人の話をよく聞く」ってそれこそ小さい頃から言われることですし、社会人になっても当たり前のように聞く言葉ですけど、相手の底力を引き出せるくらい本当の意味での「人の話をよく聞く」って、簡単に得られるスキルではないですよね。きちんと聞いて、正しくきちんと理解して、相手にとって一番いい方法を、一番いい話し方で伝えられるスキルは教室長だからこそ得られるスキルだと思います。どの仕事においても、どの場面の人付き合いにおいても "ニーズをくみ取る" や "解決策を出す" って根本的に必要なことだと思うんです。ただそのためには相手が話していることを、本質をとらえるという点でも正しく理解することが必要なんです。そしてそのスキルは今までのどの職種よりも身につけられたと思っています。
相手がこうなりたい、こうしてほしいと考えていることを一人一人しっかり聞くことで、この人にはこう伝えたら伝わりやすいとか、言い方や、力が発揮できるツボがだんだんと分かってくるようになるんです。それは生徒でも講師でも社会人でも同じ仕組みで、ダイレクトに響く言葉を選び、使い、褒めて、目標を決めて話すと想像以上に伸びてくれるから面白いんですよね。
ゼネラルマネージャーは一つの挑戦!
GMというお仕事を引き受けたのは、とりあえず「やってみようかな」という気持ちからでした。GMになることが決まったとき、今とは違う教室に勤務していたのですが、必要としてくれる人たちがたくさんいたので正直異動したくない思いでした。
そんなとき、当時の通ってくれていたKちゃんのお母様が「溝口先生は、なるべく多くの人に影響を与えられる方がいいんじゃないか」と言ってくださったんです。入社当時は一つの教室、与えられた守備の範囲でいいと思っていましたが、現状よりももっと視点を広げて多くの人に影響を与えられる人間になれるかもしれないと思い挑戦する気持ちを大切にするようになりました。できるかできないかではなくチャレンジできる機会があるならどんどん挑戦していきたいという想いをKちゃんのお母様に引き出していただいたんです。
そして今も、具体的に部長になりたい、とかどこかの部署を目指しているという目標はないです。ただ、私の現状だと「自分で頑張る」ことは人一倍できるのですが、相手に影響を与えその相手が自分や周りを成長させたり、何かを変えていく方向の働きかけがが7:3のイメージで、まだまだできていないと思っています。
自分で頑張るだけではなく、周りや相手が動いてくれるような力を身に着ける一つ上のステップに上ることが直近の目標として掲げています。
スクールIEの教室長を目指してくださる皆さんへ
教室長は素直で優しいことが一番だと思っています!感謝ができ、謙虚でいられる。可哀そう、悲しいといった人の痛み、つらさや気持ちを感じる中で、自分が強くなってその人を助けていきたい!という強い気持ちを持てる方は成長できますし大きく活躍できる方だと思っています。
口先で授業料を取ろうとする人や、数字だけを追うような方は短期的な実績は積めても、自分自身もきつくなって長くは続かないと思います。心優しい人が誰かのために強くなろうとする流れで、子どもたちや保護者、周りのスタッフとみんなで一緒に成長できる。そんな方はこれ以上ないぴったりの仕事だと思いますので、ぜひ一緒に頑張りましょう!