不動産事業を展開し、高級物件情報サイト「シンシアレジデンス」を運営する株式会社シンシア。大手上業企業やスタートアップ、外資系テック企業などでソフトウェアエンジニアリングの経験を豊富に積んだ徐 聖博が代表を務めています。
エンジニアが多く在籍しているシンシアは、サービスをよりグロースさせるため、一緒に働くエンジニアを募集しています。今回は日本内外のスタートアップでエンジニアとして経験を積まれてきたマオ イエティエン(Mao Yetian)さんに、シンシアで働く魅力を伺いました。
マオさん プロフィール
マルチタッチディスプレイを扱うヨーロッパ系スタートアップや、AI医療診断サポートツールを手がける中国スタートアップ、株式会社メルカリなどでエンジニアとして働く。東大大学院の研究室でつながりのあった代表の徐から誘われ、2021年12月からシンシアへジョイン。
エンジニアリングだけでなくマネジメントも学ぶためにスタートアップへ
ーーーこれまで経験されたお仕事について教えてください。
「アメリカでの大学時代は、シリコンバレーのスタートアップでインターンをしていました。ハードウェアとソフトウェア両方を扱っていて、ヨーロッパの本社から送られてくる製品を直したり、ソフトウェアの開発をしたり、顧客に対するコンサルティングをしたりしていました。
その後東大の大学院在学中に、AIを用いる医療系スタートアップ『Infervision(インファービジョン)』の日本支社立ち上げも経験しています。大学病院、研究機関と連携して論文・研究のサポート、政府側の方への技術の説明や実験の設計などをしていました。
大学卒業後はメルカリではCRMチームリーダーとして、マーケターとユーザーの両方に関わる仕事をしていました」
ーーーこれまで、なぜそのような企業で働くことを選んできたのでしょうか?
「まずInfervision Japanのようなスタートアップでは、エンジニアリングだけでなく他の専門的な知識も学べるからです。どの会社でも開発スキルを高められますが、スタートアップやベンチャーは、自分がやっている仕事だけではなくてプロダクト全体、ユーザーへの影響を把握でき、他分野の知識をつけられるのが魅力ですね。あと、Infervisionの場合だと中国本社には400人以上のメンバーがいたものの、僕は日本支社で3人目のメンバーだったので、採用やチーム作りもやっていました。
メルカリはスタートアップという規模ではなく、僕が入社したときは1500人を少し超えるくらいで、今は2500人くらいになっているかと思います。そのような組織の規模が数百人、数千人と大きくなっていく過程では、社員それぞれのやりたいことや目標が細分化していくなかでどう会社を成長させていくか、人を育てていくかという課題が出てきます。そのようなフェーズを経験できたのが良かったですね」
ユーザーが求めるものを考えて開発する
ーーーシンシアで現在行っている業務を教えてください。
「主に物件情報サイト『シンシアレジデンス』の開発・最適化を担当して、オーガニックPVを増やすために様々な施策や改善をしています。
機能を追加する際には、高級不動産物件を探しているユーザーの立場になることを心がけています。たとえば『区から探す』『最寄駅から探す』といった検索機能は他社サイトでも設けられていますが、ユーザーの中には『子どもをあの名門小学校に通わせたい』といったこだわりをもっていらっしゃる方もいるので、『学区から探す』という機能を追加しました。他には、自分が家を探すときのことを思い出しながら、こだわり条件として『共用部に〇〇がある』『各階にゴミ捨て場がある』も追加しました。マンションから一番近いスーパーのブランドやコンビニも、周辺情報として追加しています」
メンバーの豊富な経験を活かせ、刺激をもらえる環境
ーーーシンシアにジョインすることを決めたのはなぜですか?
「誘ってくれた徐をはじめ、創業メンバーのバックグラウンドが多様で、有名企業での経験も豊富なので信頼できると思いました。外資系企業から来たエンジニアやフィンテックアプリの開発経験があるエンジニア、医療関係の会社で働いていたメンバー、コーポレート部門の経験が長いメンバーなど、さまざまな領域で実績を出している人が集まっています。
メンバーのバックグラウンドが多様だと、それぞれ違う視点から意見が出されて自分の視野も広がりますし、お互いに得意な部分を任せやすくなるので、より良い意思決定がしやすいのではと考えています。徐は宅建を取得しているので、彼から不動産領域について日々学びながら、メンバーそれぞれが今まで経験してきたことを生かせていますね」
▲シンシアのメンバー。右から3人目マオさん・その左隣が代表の徐さん
ーーーシンシアで働く面白さは何だと思いますか?
「シンシアは2020年6月に立ち上がったばかりなので、プロダクトの方向性や機能など、全てゼロからディスカッションして決めていけることですね。会社の創業期から携わるのはシンシアで3社目ですが、ほぼゼロから事業を作るということは僕にとって初めてで、面白いなと思っています。
まだ社員数が10名以下なので、エンジニアとして開発するだけでなく、マーケティングやPMなど幅広い業務に関わることができますし、どんな開発をしたらどのくらい売り上げに貢献するかということがわかるのが魅力的ですね、
また、これまでスタートアップを数社経験するなかで、メンバー同士のコミュニケーションは非常に重要だと感じていました。そのためシンシアでは、常にチームワークを考えて業務にあたるようにしています。
たとえば『ログイン機能をつけましょう』という話が出たとしたら、開発チームとしては『携帯からのログインなのか、LINEからか、それともGoogleからか』といった具体的なことを確認する必要があり、そのようなコミュニケーションを細かく確認したりすると、時間がかかり、動き出しが遅くなってしまいます。シンシアのような事業を立ち上げる段階ではプロダクトの売上を得るためにスピーディーに動く必要があるため、そのようなコミュニケーションコストを減らすための仕組みづくりを大切にしています。
たとえば、その取組の一つとして、タスクを一言で表せるまで細分化しています。週に1回行う開発チームが全員参加するミーティングでは、各々が来週やるタスクを共有して、疑問点も一気に解決しています。自分のタスクが明確になるのはもちろん、他の人が何をやっているかもわかるので、プロダクトの方向性が理解できていますね」
ーーーマオさんにとって不動産業界は初めてかと思いますが、シンシアで働いてみてどうですか?
「賃貸物件の検討や入居手続きをしたことのある方はわかると思うのですが、不動産業界は顧客管理や物件案内においてデジタル化されていない部分が多いんです。たとえばFAXや電話での連絡、店舗での鍵の引き渡しといったやり方は、お客様からすると不便であることが少なくありません。
シンシアは高級不動産の仲介事業を通してその現状を変えていき、『ライフステージの変化をなめらかにする』ことを目指しています。なのでシンシアが向き合っている、不動産という大きな業界での課題に共感して、革新に携わりたい人にぜひ来てほしいですね」
シンシアでは積極的にエンジニアの採用を行っています
シンシアは現在、企業もサービスも立ち上げ段階であるため、視野を広く持ちながら業務に携わることができる環境です。グローバルに展開することも見据えているとのこと。不動産業界は、テクノロジーやデータ活用で変革できる余地が多いこともひとつの特徴です。シンシアに興味がある方はよりお気軽にWantedlyからご応募ください。