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【viviON】自分たちが作ったゲームが誰かの人生の一部になる/ゲームスタジオチーム

各部署やチームではどんなことをしているのかをviviONスタッフのインタビューを通して紹介していく【部署紹介】の第23弾、コンテンツ部・ゲームスタジオチームです! サブリーダー・吉岡さん、サブリーダー・松原さんにお話を伺いました。


―お仕事内容を教えてください

吉岡さん:ゲームスタジオチームの中でも、既存ゲームの運用をするチームと新規開発をするチームという形で大きく2つの領域に業務が分かれております。私は既存ゲームの運用を担当しており、ゲーム会社からお預かりしたゲームをユーザーに訴求していくために、プラットフォームとして『DLsiteにじGAME』内でキャンペーンを打つことが運用の仕事の1つです。

また、海外産のゲームの翻訳・カルチャライズを行い、台湾の開発会社と連携しながら日本国内でゲームの運用をする業務も行っています。直近は翻訳もチーム内で行っており、簡体字や繫体字で表記されているものをすべて翻訳にかけ、日本語として不自然ではない表現にブラッシュアップしてからリリースしています。たとえば、新キャラクターが実装される場合、そのキャラクターの口癖やどんな雰囲気で話すかといったことにも注意して自然な日本語にするよう心がけています。

さらに、テキスト翻訳以外にもアイテム販売やガチャなどの設計をし直す必要があります。台湾や中国のゲームは非常に面白いゲームが多いのですが、課金に対する価値観が日本とは大きく異なっています。たとえば、1月10日時点で100円で販売し、1月11日から50円で販売する場合、中華圏では11日以降に購入するユーザーが得をするならそれで良いという感覚です。しかし、日本の場合は損をすることに敏感でゲームを遊ぶ日によって価格が変動することを受け入れがたく感じる人が多いです。そのため、こうした設計のものをそのままリリースしてしまうと日本では上手くマネタイズ出来なくなってしまうため、商品設計をすべて見直して日本のユーザーに受け入れてもらえるような形に整えています。

また、日本ではガチャはボタンを押すとアニメーションが流れてそのあとリザルトが表示される流れが一般的ですが、中華圏の場合はリザルトのみ表示されるようなものが多いです。他にも、中華圏のゲームは日本よりアイテムの排出率が低いため、日本のマーケットで横並びで販売した時にその違いがゲームの人気にも影響してきてしまいます。そういった事態を防ぐためにも台湾の会社と調整を行い、日本版に最適化出来るようコンバートしています。


―国による価値観の違いを最適化したうえで販売するんですね。 新規開発をされている松原さんはどのようなお仕事をされているんでしょうか?

松原さん:私たち新規開発チームの主な仕事は、新規のゲーム開発です。事前登録の受付をしている『オズの原罪-Sin of OZ-』というアプリゲームや、並行して進めているダウンロードサイトで販売できるようなPCゲームの企画を今まさにしているところです。viviONの新規ゲーム開発は、企画や監修は内部で行い開発はパートナー会社に委託する形で進めています。現在企画しているゲーム開発をしつつ、より効率的にゲームの企画開発やリリース後の運用ができるチーム環境を構築中です。

また、今後viviONでゲーム開発をするうえで必要になるであろうツールの研究も行っています。現在はAIを使用したゲーム開発の効率化ツールの作成ができないか研究をしています。こちらが実用可能なレベルのクオリティになれば、より効率的にゲーム開発ができviviONのゲーム事業を発展させられると考えています。

公式サイト:https://contents.vivion.jp/games/oz


―入社のきっかけは?

吉岡さん:以前はゲームの開発会社で働いておりました。開発会社に所属していると一つひとつのゲームに注力していくことになりますが、いろいろなゲームを取り扱いながらどうすればユーザーに喜んでもらえるか試行錯誤するプラットフォーム運営の方に興味を持ち始めたことがきっかけです。viviONでなら今までに得たゲーム制作についての知識や経験を活かしながら、やりたいことに挑戦できると感じたため入社にいたりました。

松原さん:私は、ゲーム業界の特性上、情熱を注ぐ分仕事に多くの時間を費やしてしまう働き方をしていましたが、子どもが生まれたことで自分のライフスタイルを見つめなおしたいと考えるようになりました。ゲームビジネスに携わりながらも私生活も充実させたいと考えていたところ、友人から声をかけていただいてリファラル採用で選考を受けました。長くブラウザ・アプリゲーム業界で働く中で、個人的にですが市場の動向から国内だけではなく海外にもっと目を向け、広く展開することが重要ではないかという考えを持っていたところ、面接の際にviviONでは今後ゲームは海外展開を視野に入れているというお話を伺いました。そのため、viviONでなら自分のやってみたいことに挑戦できるのではないかと感じたことが大きかったです。

また、viviONがゲーム制作だけでなくコミックや音声作品なども作りマルチな展開をしていることも入社理由の1つです。様々な事業があるviviONで開発したゲームなら、コミカライズやドラマCDなど内製で幅広い展開ができる可能性があることに強い魅力を感じ入社を決めました。


―実際にご入社されてからどのようなところに魅力を感じましたか?

吉岡さん:自分から仕事を作れることが最大の魅力だと思っています。他社の場合、自分の職域のみに従事し他の部分はやらせてもらえないことも多いですが、viviONでは職域に囚われずにやりたいことをやらせてもらえるチャンスがあるため、選択肢をたくさん作ることができるんです。そのため、自分から仕事を作って進めていける人には非常に魅力的な職場だと思います。

松原さん:そうですね。ゲーム業界に長くいる人ほど、プランナーやデザイナーなど職域が明確に分かれ自分の範囲に特化して仕事をしています。裁量を持っていろいろなことをしたい、幅広い視野を持ってビジネスを考えたいと思っている方には理想的な職場なのではないかと思います。入社理由ともつながりますが、viviONは多くの事業を展開しています。私自身は長年ゲーム業界にいたためゲーム作りに特化していましたが、それ以外の様々な事業のノウハウを1つの職場で見られることは非常に魅力的です。『オズの原罪-Sin of OZ-』もまだリリース前で他の展開はこれからの話にはなりますが、マルチビジネス化した際にどのような体験ができるのか今から楽しみにしております。

また、私のチームは週に2回リモート勤務が可能です。私は今夫婦共働きですが子どもの送り迎えなどを夫婦で分担して子どもとの時間をきちんと取りながら、7時間の中で効率よく働けており仕事と家庭を両立できているため、子育て層でも働きやすい環境が整っていると感じています。



          ▲現在開発中の『オズの原罪-Sin of OZ-』のキャラクターイメージ


―新しいものを作りながら環境づくりも試行錯誤されているんですね。 次に、お仕事のやりがいを教えてください

吉岡さん:オンラインゲームの運用の醍醐味は、自分たちの行った施策の結果が即日数字で返ってくるところです。実施したものがユーザーに喜んでもらえたか否かが次の日の数字にすべて現れるので、結果が良ければ継続し悪ければ改善していくのですが、ユーザーアクションがダイレクトに数字で返ってくるところはオンラインゲームならではの面白さだと感じています。

たとえば、新キャラクターが実装されてもそのキャラクターがあまりユーザーに受け入れられなかった場合、売上などの数字が下がってしまいます。その理由を考え分析し改修することが私たちの仕事です。企画としてはユーザーに喜んでもらえると思って提供しているので、なぜうまくいかなかったかをしっかりと考えることが大切です。立てるべき売上や目標金額に対してのアタックに関しては難しいところもあるのですが、その分やりがいを感じます。ユーザーにどんなふうに遊んでほしいか、というメッセージが施策内容から伝わると数字にも良い結果が現れます。逆に、それがうまく伝わらないと数字も下がるという分かりやすさがあり非常に緊張感がありますね。

松原さん:私は、自分たちで設定したターゲット層や目的に対し、きちんと想定通りにコンテンツが届いた時にやりがいを感じます。SNSなどを通してダイレクトにお客様の声が返ってくる際、自分たちが企画した時に考えていたターゲット層に届いて「このシステムが面白い」「このキャラがいい」と言ってくださるというのは、企画側として非常に嬉しいですね。

また、アップデートやダウンロードコンテンツで1つのゲームを長く楽しめるようになったことで、ゲームからコミカライズ等の展開がされ、それを見た方々が新たにゲームをプレイしてユーザーになっていただける等、自分が子供のころとはゲームを取り巻く環境が大きく変わったと思います。過去、運営に携わったアプリゲームがきっかけで「知り合ったユーザーと10年以上関係が続いています」とか「仲良くなって結婚しました」と言っていただける経験もしました。自分たちが作ったゲームが誰かの人生の一部になったり、何かに対して少しでも背中を押すきっかけとなったりすることは、ゲームの内容の面白さを褒められるのとはまた違った喜びがあります。



―課題は何でしょうか?

吉岡さん:私たちが運営している『DLsiteにじGAME』は、ブラウザゲームをメインとしているゲームプラットフォームです。今は多くの人がスマートフォンのアプリゲームで遊んでいることが多いため、課題でもあり再度挑戦出来るフィールドであると感じています。今プラットフォームで遊んでくださっているユーザーに対してしっかりとしたケアをしつつ、ゲーム会社と足並みをそろえて継続的に運用をし収益を得ていくことが『DLsiteにじGAME』が抱える大きな課題です。今は新しくオンラインのゲームを作ったから『DLsiteにじGAME』で出したいというお話をいただく機会も以前ほど多くなく、ゲーム会社としてもアプリへ転換している状況にあります。そういった中で今いるユーザーさんを大切にしていくことがより一層重要になってきていると感じています。

松原さん:新規開発チームでは、viviONとしてのゲームの企画開発のやり方とその販売方法を構築している最中になります。

『オズの原罪-Sin of OZ-』や今後企画開発を進めるダウンロード型のゲームにおいて、効率的でかつ品質の良い開発・運用・アップデートやユーザーと収益の確保の土台をいかに構築するかが課題です。たとえば『オズの原罪-Sin of OZ-』であれば、多言語展開するのでボリュームのある運用が発生します。そのため、パズルゲームの面を作る作業をパートナー会社に委託するといったことを行うことで、運用と並行して我々は新しい企画開発やディレクションに集中できる環境を整えることを考えています。また、ゲームやSNSに使用する素材の制作については社内のIP企画チームやデザインチームと連携してクオリティの高い素材を効率よく作成・運用できる方法を一緒に考えていただくなど、効率的な運用を行う為のフローの設計に取り組んでいます。このようなノウハウを貯めていきviviON流のゲーム企画開発のフローを完成させたいです。


―どんな方と一緒に働きたいですか?

吉岡さん:viviONでやりたいことがある人にぜひ入ってほしいです。やりたいことが明確でその目標に対して自分で課題を創り出せる人は、物事を推進していく力があると思っています。チームでゲームを作りたい、こんなゲームを作って世界に届けたいなど、どんな内容のものでも熱意を持った方を歓迎いたします。

松原さん:viviONでやりたいことのビジョンを持っている方が来てくれるのは嬉しいですね。また、新規開発チームには柔軟な思考の方にぜひご入社いただきたいと思っています。パートナー会社と協力して新規ゲームを開発する場合、委託先の会社の開発の仕方がそれぞれございますので、画一的なやり方で進めようとするのではなく常に効率の良い企画開発の方法や進行を考えられる方はチームに合っていると思います。


―今後の目標を教えてください

吉岡さん:今後は運用チームとして、オンラインゲームの運用経験を積んでいきたいと考えています。今はプラットフォーム運営と新規開発で分かれていますが、一人ひとりのゲームの知見やスキルを上げていくことで全員がゲーム作りに携わっていき新作ゲームをどんどん作っていけるような体制にしていきたいです。今は社員が中心となって企画をもんでいる状況ですが、個人的には契約社員の方やアルバイトの方にもぜひ関わってもらいたいと思っています。しっかりと実務経験を積んでいくことで各々のやりたいことを実現できることが理想です。

松原さん:まずは先ほどもお話ししたように、viviONとしてのゲームの企画開発の仕方や運営のやり方の土台を作っていきたいと思っています。そして、その土台ができた後に、アプリゲームやダウンロードゲームをコンスタントに開発できるラインを作りたいです。吉岡さんがおっしゃったように、現在は社員だけで企画していますが、ゲーム企画開発の知見を得ていくことで契約社員やアルバイトの方も含めチーム全員が企画を出していく環境にしていきたいと考えています。コンスタントにゲームをリリースして収益を得るフローを確立することが大きな目標です。

◆『オズの原罪-Sin of OZ-』 公式サイト:https://contents.vivion.jp/games/oz

◆『オズの原罪-Sin of OZ-』 公式YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/watch?v=n7wVt7TUtKw


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「ユーザーとクリエイターが楽しみながら、幸せに生きていける社会にする」 私たちは、クリエイターの皆様とユーザーの皆様の架け橋となり、 日本が誇る文化を国内外に発信し、夢と感動をお届けすることで、 viviONに関わる全ての人々を幸せにし、世の中に貢献します。 2022年度のグループ総売上高は454億円を突破しました。 ご利用ユーザー数1,208万人、お取り扱い作品数165万作品、お取引クリエイター・法人数は10.6万と皆様に支えられ、事業を拡大してきました。 さらなる成長のために、電子コミックサービス「comipo」、クリエイター向けサービス「GENSEKI」、紙書籍出版レーベル「viviON THOTH」、VTuberプロダクション「あおぎり高校」など、新規サービスやコンテンツの企画・開発に積極的に取り組んでいます。
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