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播種2021

ここ数日の御代田町は、もう春になったのかと錯覚してしまいそうなほど穏やかな陽気となっております。

さて、久しぶりに作業場を覗いてみましょう!

今シーズンより育苗班 農場長となった岡村が、播種 (はしゅ)=種まきの作業を行なっているところです。


まずはセルトレーと呼ばれる容器に、培土を入れます


たっぷりかけてから


余分な土を落として均等にならします


そしてこの鎮圧ローラーと呼ばれるトゲトゲで、土をしっかり詰めてくぼみを作ってから


セルトレーをそっと持ち


静かに水に浮かべました!


フォンさんがじっと見守ります

何やらタイミングを見計らっているようですが…


下から少し水が染みてきたのがお分かり頂けるでしょうか?

フォンさんはこれを待っていたという訳です!


水から引き上げて適度に水を切ります

セルトレーは意外としなるんですね!


続いてフォンさんが手にしたのはこちら…

手動播種器です!

器用に動かして白い粒を全体に広げていきます

実はこの粒がレタスの種なんです!


レタスの種って…こんなに丸くて白いの?!と思われましたか?

これはペレット種子と呼ばれる種子加工が施された種なんです。

実際のレタスの種はとても軽くて小さな細長い形状であるため、そのままの状態で蒔くのはとても大変な作業になります。

ということで開発されたのがこちらのペレット種子です。

これにより播種にかける労力や時間を大幅に減らすことができる優れものなんです!

また、選別された種が使用されているため発芽率が良いとも言われています。


種がコロコロ転がって、播種器の小さな穴に一つずつ入りました!

良く見てみると…

小さな穴が開いているプレートのすぐ下にはもう一枚のプレートがあり、少しずれた位置に大きな穴が開いていますね!

なんとなく構造がお分かり頂けたでしょうか?


それでは、よーくご覧ください!

プレートを一枚だけ、カシャっとずらすと…


種が大きな穴を通って、見事に下に落ちました!


下に置いてあったセルトレーを見てみると…


種が綺麗に並んでいますね!


台車に載せて


適温で保管します


元気な芽が出てくれることを願って…


次回は、発芽した様子をご紹介したいと思います!

どうぞお楽しみに♪

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