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GGAP取得に向けて~その①

さて本日は、前回のブログでちらっとご紹介しました「GGAP (Global Good Agricultural Practices)」取得に向けてのベジアーツの取り組みをご紹介したいと思います。

そもそもGAPとは一体どういうものなのかと申しますと、世界120か国以上に普及しており、事実上の国際標準となっている認証のことです。

GAPの三本柱と言える三つの「安全」がこちらです。

①≪食品安全≫ ※食中毒、産地偽装、放射性物質、残留農薬など

②≪労働安全≫ ※農作業中の事故や怪我、熱中症対策など

③≪環境保全≫ ※生物・絶滅危惧種の保護、水質汚染、大気汚染など

上記三点に配慮した持続的な生産活動を実践している優良企業にのみ与えられるのがGAP認証というわけです。

なんだか少し頭の中が混乱してきますね。笑

パクチー班 農場長 荒井が分かりやすく教えてくれました。

つまりは「安全な良い農業をしてますよという認証」のことです。

とても分かりやすいですね!笑

こちらは春に開かれた会議風景です。荒井と児玉が主体となってこのプロジェクトに取り組んでいます!

みんな真剣な面持ちです。

GAPの中にも様々な規格 (ASIAGAPやJGAPなど)がありますが、ベジアーツでは現在「GGAP (GLOBAL G.A.P.)」という世界共通認証の取得に向けて取り組んでいます。

欧米の大手小売をはじめ、最近では日本の小売でもGLOBAL G.A.P.などの国際認証を取得した生産者からの仕入れを優先するようになってきているのだそうです。

特に最近、日本でGGAPに注目が集まっている理由があります。

それは「2020年東京オリンピック」です!

なんと、東京オリンピックの選手村に食材を提供するためには、GAP認証を取得していなければならないのだとか!

日本で開催されるのだから当然日本の食材がふんだんに使われるものだと思い込んでいましたが…。そういうわけにはいかないようです!

農林水産省調べ(2015年3月末時点)の日本でのGAP導入状況を見ると、全国でGGAPとJGAP合わせてわずか2%に過ぎないという残念な結果でした…。

ところが今、東京オリンピックに向けて日本でのGAP取得数がどんどん増加しているようです!

GAP普及推進機構/GLOBALG.A.P.協議会による「 GLOBALG.A.P.認証経営体数」(2018年6月末時点)を見てみました。

世界では約 191,200 もの経営体がGGAPの認証を受けているということです。

そのうち日本では630 の経営体が認証を取得しているのだとか。

GAPの取得が増えるということは、もちろん選手村に限らず、我々消費者としても安心して食べることのできる食材が増えるということですから、嬉しい限りですね!

今後どれだけ増えてゆくのかますます期待できますね!

とはいえ、GGAPが欲しいからと言って、そう簡単に認証がもらえるわけではありません。

ベジアーツでは今年の春から何カ月もかけて、指導員の先生をお招きしていろいろ教えて頂きながら、繰り返し会議を開き、みんなでじっくり考え、話し合い、改善を繰り返しつつ現在に至っています。

最初は、やらなければならないことが山積みでした…。

しかも忙しい農作業の合間にこうした作業を行なうのは本当に大変です。

時には頭を抱えて悩むこともありました。

それでも、お客様のもとへ安心とともにベジアーツの作物をお届けするために、やめるわけにはいきません!!

ベジアーツにとっての目標は、オリンピックの選手村に食材を提供することだけではありません。

それはもちろん大いに光栄なことではありますが、あくまでもきっかけの一つです。

ベジアーツがGGAPを取得するのは、企業理念を実現してゆくためです。

安全な農場を造り、良い会社を造り、新鮮で本当に美味しい野菜をお客様が安心して食べて、幸せを感じて頂く。

以前から取り組んできたことではありますが、その実現のための一歩としてGGAPに取り組んでいるというわけなのです。

では具体的にどんな改善を行なってきたのかは、また後日ご紹介したいと思います。

どうぞお楽しみに♪

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