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SIer経験者が語るグローバルな事業会社、トプコンで働く面白さ

医(ヘルスケア)、食(農業)、住(建設)の社会的課題を解決し、世界の人々の豊かな生活を実現するためのDXソリューションを提供するハードウェアメーカー「トプコン」。

医療分野では「眼検診の仕組みづくり」、農業分野では「農業の工場化」による生産性と品質の向上、建設分野では「建設工事の工場化」による生産性向上と人手不足解消を目指してグローバルにソリューションを提供しています。そんな当社では、現在ITオペレーション部の強化を進めています。

ITオペレーション部は「ITマネジメント課」と「ITインフラ・セキュリティ課」で構成されています。今回は、ITマネジメント課の課長吉松、篠田、ITインフラ・セキュリティ課の課長垣迫と田中にSIerとの違いやトプコンで働くやりがい、魅力、などを語ってもらいました。

SIer経験者の二人が事業会社、トプコンにジョインした理由

―まずは吉松さんの経歴を聞かせてください。

吉松:1990年代からITに従事し、1998年から2022年までのほとんどを海外勤務で過ごしました。キャリアは日本のSIerから始まり、ドイツのSIer、日系SIerのオランダ支店を経験し、2012年に1度帰国しました。その後、日系の切断機メーカーに情報システムの責任者として転職し、2022年まではグローバルをまとめる仕事のためにヨーロッパに赴任した後にトプコンに入社しています。現在はITマネジメント課の課長です。

―なぜトプコンを選んだのでしょう。

吉松:転職した理由は、当時進めていたプロジェクトが、コロナ禍の影響で軒並み中断されてしまい、やりがいを見失ってしまったから。転職先にトプコンを選んだ理由は、SIerでの経験と、前職のメーカーの情報システム部門の経験を活かせる上に、グローバルで事業を展開する会社だったからです。売上の割合も2:8で海外が多いと聞き、社内のグローバル化も進んでいるだろうと考えました。

―垣迫さんの経歴も教えてください。

垣迫:メーカー系のSIerで20年間、ITインフラとセキュリティの仕事をしました。
その後、2年間ソフトウェア開発会社で情報システム部門の立ち上げを行い、2021年にトプコンに入社し、ITインフラ・セキュリティ課の課長をしています。

トプコンが、福岡サテライトオフィス立ち上げのために出した募集を見たことが入社のきっかけです。

―それぞれの部署の業務内容を教えてください。

吉松:ITオペレーション部は海外も含めて社内のIT運用を引き受けているバックオフィス側の部署です。そのなかでITマネジメント課は、情報アセットやハードの管理、契約しているSaaSサービスの運用・管理などを行う部署です。

垣迫:ITインフラ・セキュリティ課は、その名前の通り社内のインフラとセキュリティを担当する部署です。セキュリティに関しては、アメリカにあるグループ会社にもセキュリティの部署があるため、そこと連携して進めていますね。

最初のメーカー系のSIerでは英語を使うことはほとんどありませんでしたが、トプコンではかなり英語を使うのでその点は転職時に少し苦労した部分でもあります。

―お二人は共にSIer、事業会社の経験があります。事業会社で働く良さ、さらにトプコンで働くやりがいはどんなことだと思いますか?

垣迫:SIerと事業会社は「業務の幅と深さ」「話をするレイヤー」「プロジェクトにどこまで関わるか」の3点が違うと思います。1点目の業務の幅と深さについては、一つのことを深く追求していくならSIerのほうがいい可能性がありますが、広くいろいろ身につけたいのであれば事業会社だと思います。2点目の話をするレイヤーとは、経営層とどの程度の頻度で話せるかです。SIerの頃はクライアント企業の経営層と話す機会は少なかったですが、事業会社では自社の経営層とシステムについて話す機会は多いですね。経営層と話をすることで、経営的視点に触れる機会に恵まれます。最後のプロジェクトにどこまでかかわるかでいえば、SIerはプロジェクトが終わればそこまでですが、事業会社では運用まで含めてずっと続いていきます。その人の志向次第ではありますが、私は事業会社の方に面白さを感じています。

加えて、グローバル企業で様々な文化的背景を持っている人たちと働くので、コミュニケーションや調整の難しさはあるものの、そこがやりがいに繋がると考えています。

吉松:たしかに、単純なプロジェクトの数だけで言えばSIerの方が圧倒的に多いと感じます。事業会社の面白さは、運用に責任が持てて、結果まで見えることだと思います。

事業会社のなかでもトプコンの良さは、規模感ですね。トプコンより規模の大きい会社だと分業が進んでしまって細分化・専門化される傾向があります。ジェネラリスト的に働くと覚えることは増えますが、今ぐらいの規模は幅広く色々経験ができるという点ではちょうどいい規模なのかもしれません。

任される文化で若手も成長できる環境

―新卒入社のお二人は、いつ入社して、これまでのどんな経験を積みましたか?

篠田:2022年に新卒入社して現在3年目です。ITマネジメント課でモバイルの管理などを担当しています。

私は、仕事に加えて、実業団で卓球でも活躍するためにトプコンに入社したので、入社経緯は少し特殊です。ただ、卓球の練習は定時後にしているため、業務や働き方は他の人と変わりません。ITの知識ゼロの状態で入社したため、入社から半年ぐらいは自分が業務できるのか不安を感じながら過ごしていました。ただ、1年ぐらい経った頃から覚えた知識を自分の言葉で説明できるようになり、去年は電話システムをクラウドに入れ替えるプロジェクトをメインの担当者として進められるまでになりました。

吉松:年齢や社歴など関係なく、篠田さんになら任せられると思ったので、電話システムの入れ替えの担当をお願いしました。できると思える人にはどんどん仕事を任せていくようにしています。

田中:私は2023年に新卒で入社し今2年目です。ITインフラ・セキュリティ課でセキュリティインシデントの管理や対応をメインに行っています。ソフトウェアやプログラミングの知識は学生時代から少しありましたが、セキュリティの知識はありませんでした。そこから1年でアジアの関連会社を複数回りセキュリティの監査を行うまでになりました。セキュリティ知識も英語も求められる大変な仕事でしたが、度胸はかなりついたと思います。

垣迫:成長の意識を持って、どんどん新しい技術をキャッチアップしていける部分を評価しています。

ベンチャー精神を持って挑戦する」が叶う

―新卒入社のお二人は、トプコンにはどんな人が向いていると思いますか?

田中:一貫して、幅広い業務ができるのでオールマイティに仕事をしたい人。そして、自分で考えて動く人は向いていると思います。もちろん指示を待つ人でも活躍の機会はありますが、自ら考えて手を挙げられる人の方が機会は多いと思います。英語は業務で必ず必要になりますが、「絶対英語は嫌」みたいなアレルギーがなければ、後から身につけられると思います。

篠田:確かに、積極性がある人は向いていると思います。実際に、大きなプロジェクトを任せてもらえたり、挑戦できる環境があるので、手を挙げることでどんどん挑戦できます。

―課長のお二人は、いかがでしょう。

垣迫:ITインフラやセキュリティは進歩が激しい領域です。どんどん新しいことをキャッチアップしていく必要があるため、向上心が重要になります。実際社内で新しい取り組みも進んでいます。例えば、セキュリティ分野で、アメリカのグループ会社と協力し、推論型の生成AIを活用したオペレーション改善などに取り組んだりもしています。

吉松:ベンチャー精神を持てる人にはおすすめですね。現在当社は過渡期にあると捉えています。日本を中心に置くインターナショナル化した状態から、世界をひとまとめに考えるグローバル化した企業への移り変わろうとしているのです。そんな中、当社の代表は「ベンチャー精神を持って挑戦しなさい」と度々口にします。私の主観ではありますが、それを行動でも示してくれています。ある程度の規模にはなっていますが、ベンチャー精神を持って、能動的に働きたい人にぜひお会いしたいです。


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