今回は、1 年を通じて活躍が認められた新卒社員に贈られる、2022 Freshman of the Year を受賞した
阿部さん、石丸さん、尚山さんにインタビューをしました。
【ポイント】
・就職活動時代とアイレップに入社を決めた理由
・1 年目で直面した困難と、そこから感じた「成長」
・1 年目が終わった今だから見えてきた今後の展望
【プロフィール】
阿部 桜子(あべ さくらこ)※写真左
2022 年にクリエイティブ職として新卒入社。
Web ディレクターとして主に獲得領域のクリエイティブを担当し、バナー、LP、簡易動画などの
ディレクション、プランニングをおこなう。
石丸 紗羽(いしまる さわ)※写真中央
2022 年に総合職として新卒入社。
ストラテジストとして検索連動型広告やディスプレイ広告の運用を担当。
日々マーケティングの成果改善を通じて、クライアント企業の課題解決に向き合っている。
尚山 直矢(しょうやま なおや)※写真右
2022 年、総合職として新卒入社。
主に獲得領域における広告運用と営業を担当し、社内でも屈指の大型案件の課題解決に向き合っている。
-本日はよろしくお願いします!
今回、就職活動時代と入社後の 1 年間についてのお話をお伺いします。
阿部・石丸・尚山:よろしくお願いします!
Q:どのような学生時代を過ごしていましたか。
阿部:
映像制作ゼミの活動に力を入れていました。
そこで企画から撮影・編集まで映像制作における一連のプロセスを経験しました。
もともとクリエイティブな活動が好きなこともあり、ゼミはとても楽しかったです。
また、この経験で学んだことを現在の仕事にも生かせていると感じています。
石丸:
私はサークル活動に打ち込んでいました。
イベントの企画を行うサークルの広報を担当し、ポスターなど紙媒体でのプロモーション施策をおこなっていました。
さまざまな部署の人たちが一丸となってイベントを作り上げることは、私にとって大きなやりがいでした。
尚山:
SEO※の長期インターンシップに力を入れていました。
就職活動を機に将来について考えたのですが、働くイメージが湧かなかったため、まずは大学で学んでいたマーケティングの実務経験を積んでみようと考えたことがインターンを始めたきっかけです。
※SEO:「検索エンジン最適化」検索エンジンの自然検索結果で特定の Web サイトを上位表示させるためにその Web サイトの改善をおこなうこと。
Q:どのように就職活動を進めていましたか。また、アイレップに入社を決めた理由を教えてください。
石丸:
大学 3 年生の夏のインターンシップを期に就職活動を始めました。
当初は幅広い業界を見ていましたが、サークル活動で多くの人と関わりながら、物事の魅力を広めることに大きなやりがいを感じていたこともあり、次第に広告やマーケティング業界に惹かれていきました。
また、多くの社会人と話す中で、アイレップ社員の「視座の高さ」に感銘を受けたことを覚えています。
「クライアント企業へ提供できる価値を高めるため、積極的に複数部署で幅広い経験を積んでいる」と聞いて、私も「ひとりのマーケター」として自分自身の可能性を広げていきたいと思い、アイレップへの入社を決めました。
実際、特定の領域や職種、年次で経験できることが制限される感覚はなく、むしろ 1 年目から想像以上にさまざまな経験を積んでいます。アイレップでは若手のうちから多くの挑戦をして、複数のスキルを身につけたり、さまざまな経験を積むことができるので、それらを掛け合わせて自分自身の可能性を広げています。
阿部:
大学 2 年の冬から就職活動を意識し始めました。
大学でマーケティングについて学んでいたので最初から広告業界に興味がありました。
それに加えて、映像制作を専攻していたこともあり、広告業界でクリエイティブに関わる仕事をしたいと考えていました。
その中でアイレップの「クリエイティブを科学する」という考えに出会いました。
それ以前の私は、クリエイティブの仕事はクリエイターの感覚や経験がものをいう領域だと考えていました。
しかし就職活動の中で、アイレップはデータの活用をはじめとした論理的なアプローチでその成果を突き詰めていると知りました。
成果を残さなければならないビジネスの世界において、「クリエイティブを科学する」考え方がとても重要だと感じ、入社を決めました。
尚山:
大学 3 年生の夏頃に就職活動を始めました。
当初は働くイメージが湧いていなかったこともあり、手当たり次第に OB 訪問を行い、仕事の楽しさや、やりがいを聞いていました。
その時に出会った人から、デジタルマーケティングにおける「データの読み解きと活用の重要性」「生活者のインサイトを捉えることの必要性」を聞きました。
この時、左脳、右脳の両方をフル活用する仕事を通じて、自分のビジネスパーソンとしての価値を高められると感じて、デジタルマーケティング業界に惹かれていきました。
加えて、就職活動の軸として譲れないものは明確にありました。
それは、ただ売り上げを作ることや、指示通り働く「作業屋」のスタンスではなく、自ら考えて、課題解決に向き合うスタンスで仕事をすることです。
アイレップの「クライアント企業のパートナーとして課題解決に向き合う」姿勢が、まさに「作業屋」に閉じない理想の姿だと感じました。
Q:実際に入社をして、学生と社会人とのギャップは感じましたか。
尚山:
思っていた以上に、結果が大事だということは強く感じました。
社会人になると、目の前の仕事に真摯に向き合い、求められた水準かそれ以上の結果を求められます。
そして、結果を出して周囲から信頼を勝ち取った人に初めて次のチャンスが与えられます。
実際に結果にこだわって仕事をすることによって、徐々に信頼を得て仕事を任せてもらえるようになった感覚があります。
阿部:
私も尚山さんと同じで「良い結果を出す」ことが社会人には求められると感じました。
学生時代には、これほど厳しく、定量的な成果を問われることはなかったです。
仕事において、成果は数字で表れます。だからこそ、言い訳の余地はありません。
頭では理解していたつもりでしたが、実際に案件に携わり、年次関係なくプロフェッショナルとして成果を出す難しさと責任の重さを感じています。
石丸:
私が感じる学生時代とのギャップは「他者意識」です。
学生時代は似たような立場の人と動くことが多かったので、ある程度自由に振る舞っていても物事を円滑に進めることができました。
しかし社会人になってから、上司や同僚、クライアント企業の担当者など、私と異なるさまざまな立場の人と物事を進める場面が多くなりました。
最初はうまく自分の意図を伝えたり、相手の考えを汲み取ったりすることができずに、かみ合わないことがありました。
この時、自分自身が相手の立場を考えて行動を変える必要があると感じました。
そこから、テキストコミュニケーション 1 つをとっても、相手の時間をもらっているという感覚を持って簡潔におこなうなど、他者への配慮を欠かさないようにしています。
Q:1 年目として仕事をして、困難に直面した経験を教えてください。
石丸:
1 年目の秋頃に新しくデジタルプロモーションのプロジェクトにアサインされ、広告の掲載内容や配信設計をゼロから作り、提案することを求められていました。
しかし、経験や知識がとても浅い状態だったので、ミスが重なり、思い通りに仕事を進めることができませんでした。
私は昔から人に頼ることが苦手で、この時も一人で何とかしようとしていました。
そんな時に先輩から「一人で解決することではなく、アイレップとしてクライアント企業の成果に向き合うことがあなたの仕事だ」と指摘されました。
この時、苦手なことを避けて一人で何とかしようとするのでなく、ひとりのプロフェッショナルとして責任感を持って仕事に向き合わなければならないと強く感じました。
そこでいち早く成長するためにも、今までの自分を変えて、自発的に先輩にたくさん質問をし、時には頼りながら仕事を直接学びにいくことを徹底するようにしました。
仕事の進め方が大きく変わったことはもちろんですが、責任感を持って使命を全うするというマインドを育むことができたことは、私にとって大きなブレイクスルーだと感じています。
尚山:
クライアント企業の担当者の前に初めて立った時、レベルの違いを感じました。
事業の理解はもちろんのことですが、デジタルマーケティングや広告運用の知見、経験についても圧倒されました。
それなのに多額の対価をクライアント企業から頂いているという事実に大きな危機感を感じました。
結果、施策の提案や担当者とのコミュニケーションまでほとんど先輩に任せてしまい、自分自身が付加価値を出せていないことを感じ、非常に悔しかったです。
そこで対価にふさわしい価値のあるプロフェッショナルになりたいと思い、とにかく泥臭く行動しました。
例えば、実際にサービスを利用すること、サービスを利用した身の回りの人に話を聞くことなどをおこない、クライアント企業について誰よりも詳しくなることを目指しました。
今ではクライアント企業に対して、自信をもって提案できるようになったと感じています。
阿部:
1 年目の 12 月頃から主担当として案件にアサインされたのですが、想定通りの成果が出せない時期がありました。
クリエイティブの改善を自分なりにおこなっていきましたが、肝心の成果に結びつかず、自分の力が及ばなかったことがとても悔しかったことを覚えています。
ただ、この経験から大きな学びを得ました。
それは「自らが旗振り役となる気概で、改善策を社内やクライアント企業に提示していくこと」です。
成果に結びつかなかった要因はいくつか考えられますが、「自分自身のスタンス」が要因の一つだと考えています。
振り返ると、クリエイティブの担当者として自分の担当領域に閉じた提案をおこなっていました。
しかし、その際にユーザーにとって本当にその提案がベストなのかをクリエイティブ側から提案する余地があったと考えています。
このように、クライアント企業への成果をもたらすためにこの改善策がベストなのかを掘り下げ、自身の役割を超えて責任を果たすスタンスが私に必要でした。
この失敗から、プロフェッショナルとして大事な「当事者意識」を持ち、自分の役割に閉じないスタンスで業務に取り組むことで、クライアント企業や仕事自体により誠実に向き合うことができるようになりました。
それに伴い、自分自身も成長していると感じています。
Q:入社後 1 年が経った今考える、今後の展望を教えてください。
阿部:
「越境」を意識し、成果を出していきたいです。
先ほどお話ししたように、自分の担当領域に閉じないことが成果を出すために欠かせない要素だと考えています。
その中でも、直近私が力を入れていきたいところはクリエイティブ領域内での越境です。
アイレップでは獲得領域だけではなく、認知領域のクリエイティブを提案できる環境があります。
実際、認知と獲得の垣根を越境した事例や各種手法を開発・研究する「越境するダイレクトクリエイティブ Studio」が始動しました。
そこで今後は、現在担当している獲得領域を起点に、認知領域まで越境し、クライアント企業の課題解決に当事者意識を持って向き合い、成果をもたらしていけるようになりたいです。
石丸:
周囲から頼られるプロフェッショナルになりたいと考えています。
私が壁に当たった時にブレイクスルーできたのは、親身になって力を貸してくれた先輩方のおかげだと感じています。
私もまずはマーケターとして、現在担当している広告運用だけでなく、マーケティングの上流工程も含めた幅広い領域を経験して、マーケティングのプロフェッショナルとしてレベルアップしていくことを目指しています。
そして、ただ自分自身で完結するのではなく、先輩方のようにクライアント企業に分かりやすく質の高い提案をおこなうことや、同僚や後輩に知見やスキルを伝えて、周りを引き上げられる人材となり、社内外からの信頼を得られるようになりたいです。
尚山:
マーケティング戦略全体を描けるようになりたいです。
アイレップはフルファネルマーケティングが提案できる環境はありますが、クライアント企業にその強みを生かして提案する余地がもっとあると感じています。
それを実現することでよりクライアント企業の本質的な課題解決につながると考えています。
そこで、自分自身でフルファネルのマーケティング戦略を描き、更なる価値提供につなげていきたいです。
そのために、現在担当している獲得領域での専門性を磨き、結果を出して信頼を得ること、加えて、認知領域を中心としたマーケティングの知識と経験を身につけることを目標としています。
Q:最後に、就職活動中の皆さんにアドバイスをお願いします。
阿部:
自分の進路について納得するまで考え抜き、言語化しておくことが大事だと思います。
私自身、先ほどお話した大きな壁に当たった時も、クリエイティブで世の中を良くしていきたいという原点に立ち返ったことで、さらに一歩頑張れたと感じています。
石丸:
私も阿部さんと似ていますが、モチベーションの源泉を把握しておくことが大事だと思います。
私の場合は「責任を果たすこと」が自分にとって大事なことだったので、壁にぶつかったときその想いをもとに頑張れたと感じています。
就職活動を通じて徹底的に自分自身と向き合って、モチベーションの源泉となる「大事なもの」を見つけてみてください。
尚山:
石丸さんが「自分自身と向き合う」と話してくれましたが、本当に大事なことだと思います。
仕事の時間は人生の大半を占めるからこそ、自分が打ち込める仕事をすることはとても重要です。
そんな仕事を探すにはやはり徹底的に自分自身と向き合うしかないです。
そして社会人になると自己分析をする時間は減るので、就活生の皆さんには今のうちに自分と徹底的に向き合って、納得する答えを出して欲しいと思います。
-皆さん、本日は貴重なお話をありがとうございました!