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【社員インタビュー】「CRMコンサルタント」と「データアナリスト」の業務について聞いてみました

プロフィール

渋谷 有衣(しぶや ゆい)

2021年11月、ソリューションビジネスUnitにCRMコンサルタントとして中途入社。所属はソリューションビジネスUnitカスタマーエクスペリエンスDiv 第1カスタマーエクスペリエンスグループで、クライアント企業に対してCRM施策の企画・提案・運用などをおこなっている。

川村 知生(かわむら ともき)

2019年8月、ソリューションビジネスUnitにデータアナリストとして中途入社。
所属はソリューションビジネスUnitデータドリブンビジネスDivデータデザイングループ。現在は、クライアント企業に対してデータを活用した広告企画・提案などをおこなっている。

―本日はお時間いただきありがとうございます。
よろしくお願いいたします。
改めまして、おひとりずつ自己紹介をお願いします。
現在の在籍部署、そして部署内の役割等を具体的な業務内容など合わせてお話いただけると嬉しいです。

渋谷:ソリューションビジネスUnit(以下、SBU)の渋谷有衣と申します。

現在はカスタマーエクスペリエンスグループにて、クライアント企業のCRM(※1)施策全般から戦略立案やSNS運用プランニングの案件リーダーとして、複数のクライアント企業を担当しています。

―ありがとうございます。

川村:SBUのデータドリブンビジネスディビジョンデータデザイングループの川村と申します。2019年に中途で入社をしています。

今はデータドリブンビジネスディビジョンに所属し、名前の通りデータを扱っている部署です。
データを使用して、企業のマーケティング課題を解決していくことがミッションになります。その中で主に私は、Googleアナリティクス(※2)の活用支援を担当しており、クライアント企業のサイト内ログデータと自社で保有している顧客関連データを組み合わせて、マーケティング施策に活用するための支援をおこなっています。
直近で大きな案件にも携わっており、先進的な事例づくりに向けて、いろんな部署の方々と連携しながら仕事をしています。



―これまでのご経歴についてお伺いできますか?

渋谷:私は転職を何度か経験しており、新卒からはずっと営業に携わっています。BtoBもBtoCも経験しました。
営業を経験した後に、デジタルマーケティングに興味を持ち、縁あって前職の事業会社でマーケティングを担当していました。
当時の部署は10名程で、広告の出稿からCRM領域まで全ておこなっていました。
具体的には、SNSの運用や各種アカウント運用のほか、アプリやメールマーケティングなど、さまざまなことを経験しました。ただ、一つ一つは深く経験できたわけではなかったので、もっと取り扱う商材を広げて、自社だけでなく他の企業の課題に取り組んでいきたいと思い、代理店にチャレンジすることを考え始めました。
代理店に知り合いも何人かいましたし、実際に前職には代理店から転職してくる方もいて、色々とお話を聞く中で代理店を現実的な選択肢として考えるようになっていきました。

―そこでアイレップも受けられたのですね。
複数の企業で選考が進んでいたと思いますが、最終的にアイレップに決めた理由を伺えますか?

渋谷:はい。
前職では、2・3年ほどデジタルマーケティングを経験させていただきました。経験値としては深くなくて、当時面接してくださった執行役員の竹内さんとお話をする中で「こういう方と仕事ができればスキルアップができそう!自身も成長していける」と感じたことが大きいです。
チャレンジしていこう!という想いでアイレップへの入社を決めました。
また、一緒に働く方とのコミュニケーションがしっかりとれるかなども大きな要素でした。皆さんがどのように仕事について考えているのか興味があり、オファー面談の後に現場面談も実施してもらいました。
その時に同じチームになる方とお話させていただき、「こういう方たちとお仕事してみたい!」と思ったところがもう一つの決め手になりました。

―ありがとうございます。
川村さんは、いかがですか?

川村:そうですね、渋谷さんは元々近しい業界にいたというお話でしたけど、私は全然違って中小企業向けのBtoB営業を担当していました。
例えば飲食店などの前に置いてある自動販売機にカラーラッピングを施すことで、店の前を通った人の目や記憶に焼き付け、集客に繋げていくようなソリューション提案をおこなっていました。

そのような中で、営業以外でクライアント企業の課題解決ができる方法があるのではないかと思い始め、転職を決意しました。
転職活動を通じてデジタルマーケティングの業界に興味を持ち、そこでエージェントにアイレップを紹介してもらいました。
アイレップではデジタル広告だけではなく、現在私がおこなっているデータを広告に生かす取り組みや、幅広いビジネスを展開しているということをエージェントの方から聞いて、自分が今後やりたいことに近いなと感じ、アイレップでチャレンジをしてみたいと思いました。

―では、ここからは入社後についてお伺いします。
現在どんな業務に携わっていますか?
また、他部署とはどのような関わりがあるかなど、関わり方や事例を交えて教えていただけますか?

川村:ここ数年で、徐々にフロント部署はじめ、他部署の方々との連携が増えてきたように感じています。
要件にもよりまちまちですが、クライアント企業に対してプロジェクト支援をおこなう場合、営業担当、広告運用担当、ソリューションサービス担当、クリエイティブ担当など、さまざまな部署のメンバーからチームが構成されます。
私は、主にデータ専門部隊の一員として、プロジェクトにジョインすることが多く、「データと広告を掛け合わせてビジネスを最大化していく」ということを軸に、プロジェクトの1.5列目として、クライアント企業が抱える課題と向き合いながら提案をしていくという感じです。

ただ今のところ、ほとんどが広告活用軸になってしまっているので、今後はLINEなどのCRMツールや他データとの掛け合わせにも挑戦していきたいと思っています。

また、最近私が携わっている案件でも、クライアント企業の「データ活用」に対する期待値がとても高いと感じています。現状は広告に活用しているだけですが、今後は他の事案に対してもどんどん活用して適切な提案をしていきたいと考えています。
他のクライアント企業の要望としても、データ活用のニーズは増えてきているなと実感しているので、スピード感を上げて各所と連携していこうと思っています。

―今お話にあがったデータというのは、クライアント企業のデータを使われているということでしょうか?

川村:そうですね、クライアント企業の顧客データが多いですね。
今はサードパーティCookie(※3)が制限をされており、クライアント企業が保有しているファーストパーティー(※4)の顧客情報データを活用していることが多いです。
半永久的に顧客情報が保持されるファーストパーティーデータを利用することで、より正確なターゲティングが期待できるからです。

―ありがとうございます
では、渋谷さんの業務を教えてもらってもいいですか。

渋谷:カスタマーエクスペリエンスディビジョンに所属しており、業務に関してはCRM領域中心におこなっています。クライアント企業のSNSの運用を担当するなかで、デザインやクリエイティブに関する知見も入れた上でSNS運用のご提案をすることが多いので、クリエイティブチームや営業チームと連携して業務を進めることが多いです。

関わる部署や人が多い分、「繋ぎ」が重要だと思っています。
業務を次の部門にパスするにあたって、「何が必要だろう」と考えて、その先に必要な情報もしっかり伝えていく。そうすることで、連携の善し悪しが決まってくると考えています。

それから、やはり営業だけでなく、関わっている全員がクライアント企業の要望を理解していないといけないと思っています。
「私の業務はこれだ」と閉じてしまうと、どうしても連携もとりづらくなってしまうので…。連携をとりやすくするためのコミュニケーションの場を作ることを心がけています。



―いわゆるオンライン中心のコミュニケーションが多くなってきたと思うのですが、コミュニケーションを取る上で、オンラインまたはオフラインだからこそ心がけていることはありますか?

渋谷:現在、出社は週1~2回ですね。
オンラインでコミュニケーションをとる場合は、Zoomやチャット、電話という選択肢を適切に使い分けるよう気にしています。
みんなでディスカッションした方がいいことはもちろんありますが、全てをミーティングにする必要はないとは思っていますし、チャットであったり、内容によってはDMにしたりする方がスムーズな場合もあります。
案件によっては電話をかけた方が早い場合もありますし、このあたりをうまく使い分けています。
また、私はメンターとして後輩育成にあたることも多いので、どんな内容(報告や相談)でもウェルカムである姿勢を見せるよう心がけています。

―川村さんはいかがでしょうか?

川村:データというのは複雑なので、どのような構造になっていて、どのようにデータが使われているのかを説明するのがとても難しいです。その為、オンライン、オフラインにかかわらず、パワーポイント等で図を用いて説明するなどの工夫はしています。
それでもなかなか理解しづらい部分があったりするので、より理解を深めていくために実際に対面で会話をしながらホワイトボードを使ったりしてメンバー同士擦り合わせをしたりしています。

―ありがとうございます。
では次に、SBUについてお伺いします。
部署としての役割や課題についてお聞かせいただけますか?

渋谷:SBUの役割は、SEOやコンテンツマーケティング、データ分析など広告以外のあらゆる手段を駆使して、クライアント企業のマーケティングを支援することです。
課題としては、業務範囲が広いことに加えて、新しい部署であるためナレッジや実績が多くはない、という部分かと思います。
クライアント企業ごとにサービスの方向性や商材も違いますし、抱える課題も異なるため、考えることは多岐にわたります。また複数ある課題をどのように整理するか、そしてそれらの課題解決に適した施策を導き出したうえで、実行の優先順位をどのようにつけていくかなども考え抜きます。
決まった方法がないからこそ、さまざまな観点から物事を考え提案するよう意識しています。覚えることも調べることも多く、正解も無いため大変なことも多いですが、いろんなことにチャレンジできることはやりがいを感じますし、試行錯誤した結果、クライアント企業から良い反応をいただけた時は、自信にも繋がります。


―なるほど。ありがとうございます。
 川村さんはいかがでしょうか?

川村:本当にデータ商材って移り変わりがものすごく激しくて、日々新しいツールアップデートがあったり、新しい手法が出てきたりとか。
新しい手法やサービスが出てきたときに、クライアント企業に対してスピード感持って最適な提案ができるその体制をしっかり構築していくことは、時間はかかるかもしれないですが、SBUにとって重要なミッションであり現状の課題点だと思っています。

そのためにクライアント企業にとって、より有益なサービスや情報は何だろうと、メンバーが率先的に考えていくべきだと感じています。
リソースが限られている中でのチャレンジなので大変なこともありますが、どんどん情報をキャッチアップして、アイレップの価値として提供していく仕組み作りをSBUが担っていけるとよいなと思っていますし、自分にとっても貴重な経験になると感じています。



―ありがとうございます。
SBUは枠がないところに新しく作っていかなくてはならないですよね。
ますます力強いメンバーが増えると良いかなと思っていますが、おふたりは、どんな人と一緒に働きたいですか?一緒にSBUを作っていく、一緒にSBUを楽しめる人ってどんな人でしょうか?

渋谷:そうですね。日々めまぐるしく変わる状況ではありますが、そんな環境を楽しめて主体的に発信することが好きな方や、些細なことでも共有することが好きな方は、楽しめると思います!
勿論、大変なことも多いので、自分の中で試行錯誤しながら主体性を持って、将来の達成感を目標に目の前の仕事に取り組める人は、楽しんで働けると思います。

川村:そうですよね、そう思います。
実際に僕もそれを意識して、日々の仕事に取り組んでいます。

―今後お2人の目指しているキャリアを教えてください。

川村:入社したときは「データを扱う」という中で「どういうことをやっていくのだろう」という不安が正直な気持ちでした。
漠然とした将来像はありましたが、入社して4年経ち、「データを扱う」ということはたくさんのやり方があると理解しました。データを分析していくだけではなく、そのデータをいかにビジネスに転換し、クライアント企業に対して提案していくかを意識できるようになりました。
それは「ビジネストランスレーター」と呼ばれていて、今後の市場価値としても高い職種です。それが自分のキャリアの軸のひとつになってくるのかなと思っています。

―渋谷さんはどうですか?

渋谷:私も入社した時には、デジタルマーケティングの知識においては新卒3年目と同じくらいのレベルでした。なので、まずは私になにができるのか、ということから考えました。

今もまだまだ勉強することは沢山ありますし、終わりはないですが、CRM全体の中で根拠をもって納得感のある提案をできるようになりたいなと思っています。
あとは、根拠のある提案を部署の全員でおこなえるようナレッジの共有を意識しています。
今回、新卒2名が同じチームに配属になり私がメンターを務めているので、2人にも意識してもらえるよう過去の事例や成功例を含めて、いろいろ伝えていきたいですね。

―今日はありがとうございました!
貴重なお話を伺うことができました。

渋谷、川村:ありがとうございました!
SBUをどうぞよろしくお願い致します。



※注釈
※1:CRMとは、Customer Relationship Management(カスタマー リレーションシップ マネジメント)の略で、日本語では「顧客関係管理」または「顧客関係性マネジメント」 などと呼ばれている
※2:Googleが提供しているアクセス解析ツール
※3:サードパーティークッキー(3rd Party Cookie)とは、アクセスしたWebサイトと異なるドメインが発行したCookieのことである 。Webサイトのドメインと関係ないため、複数のWebサイトを横断してCookieを付与することができる。そのため、自社サイトと他社サイトを横断したユーザーの行動履歴が必要となるリターゲティング広告やアトリビューションの測定など、インターネット広告にはサードパーティークッキーは欠かせない 。しかしCookieの情報を個人情報とみなしプライバシー保護の観点から情報取得を制限するものが増えてきている 。
※4:アクセスしたWebサイトと同じドメインが発行したCookieのことである

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