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【2019年新卒紹介】データ分析のトリコになった私が、アイレップで"データアーティスト"を目指すまで


先日から始まりました2019年新卒入社社員へのインタビュー記事連載。
第6弾となる今回は、データアナリストの尾木原稜さんにお話を聞きました。


尾木原 稜(Ogihara Ryo)
2019年にアイレップへ新卒入社。学生時代はアイドル経済学と国際交流を学び、その後渡豪。イベントマネジメントとデータ分析、そして異文化理解に励む。入社後はビックデータの解析やシステム・ツール開発を扱う部門に所属し、アイレップの主力ツールの普及促進に従事。自社開発ツールを利用しデータ分析を行うことで今まで見えてこなかったクライアントビジネスの傾向・特徴を可視化、それをレポート化し営業の提案をサポートしている。

アイレップでは緊急事態宣言解除後も、オフィスでの勤務を全社員の3割にとどめるなど、
ウィズコロナ時代を意識した新しい働き方をスタートしております。
前回に引き続き、今回のインタビューも、Web会議ツールを用いて実施しました。


データ分析によって、隠れた事実や関係性を見つけ出す

ーそれでは宜しくお願いします!早速ですが、現在の業務内容について簡単に教えてください。

私が所属するテクノロジービジネスUnitには、開発チームとプロダクト企画チームが存在しており、
私はプロダクト企画チームに所属し、主にデータ分析を中心とした業務を担当しています。
アイレップではクライアント企業ごとにマーケティング支援を行う担当者がおり、その担当がクライアントとの対話を通して、クライアントニーズを把握しています。そのクライアント企業担当から集めた、クライアントの声と開発チームをつなぐ橋渡しのような役割を担っています。

そういった声をもとにしながら、
アイレップでは、自社でマーケティング課題解決のための分析ツールを開発しています。
ツール開発の後に、実際の活用者の声を集めながら、より活用しやすく、効率的に使えるようにアップデートしたり、開発したツールを使い担当者の提案の手助けをしていくことが私のミッションです。


営業担当の方の分析依頼に対して、与件や課題について整理をした後、実際にツールを活用して分析結果を提案資料に落とし込んでいきます。
分析結果に対するクライアント企業からのフィードバックも、営業の方を通じていただけるので、
分析結果がクライアント企業にとってどんな価値を持つのか、どんなところに関心を寄せてもらえるのか、分析したあとのその先を見ることができるのが、今の仕事の面白さだと感じています。

さまざまな業界の企業について幅広く分析を行うので、 1つの企業のみに向き合うよりもより豊富な種類のデータや知見を得られ、思いもよらなかった企業の特徴やユーザーの動向が見えることも、 事業会社ではなくエージェンシーでデータ分析を行うことの面白さだと思います。


ーデータ分析と聞くと難しそうに感じますが、学生時代からそういった経験をされていたんですか?

大学院時代に、データ分析の授業を選択していました。
回帰分析を用いて、不動産の値段に関する予測や分析を行いました。
その際に、わからないことを仮説立案し明らかにしていく、パズル的な面白さに惹かれ、興味を持ちました。
元来、好奇心が旺盛な性格であることも影響していると思います。


(進学先のオーストラリアでは、データ分析の他に、イベントマネジメント、マーケティングも専攻した。)


ーなるほど。データ分析の仕事が、自身の性格ともフィットしているんですね。
 データ分析の魅力について、さらに詳しくお聞かせいただけますか。

データ分析の魅力は、「発見」に尽きると思います。
私はデータ分析を目的ではなく、物事の裏側に隠された意味を発見する手段だと考えています。

私は学生時代から、 AKBグループの大ファンで、大学時代の卒業論文では「なぜAKBがこんなにも流行ったのか」を題材としました。

異なるタイプのAKBイベントに足を運び、アンケート調査を実施しました。 調査項目は年齢や性別、消費金額などの定量データと、なぜAKBが好きなのかといった定性データです。その結果を分析したところ、今までとは違ったAKBファン層が見えてきました。

AKB前の多くのアイドルは手の届かない所にいる存在として扱われていましたが、
AKBは握手会や劇場公演などファンとの距離が近い活動を取ることで、より身近なアイドルというブランドイメージを作ってきました。
その結果、近くにいてすぐ手が届きそうなのに実際は手が届かない、この状況を楽しみながらもより推しメンとの距離を縮めようとするファンたちの存在が浮き彫りになり、
そういったファン層がAKBに出費し、AKBビジネスの大きな収入源となっているという仮説に至りました。

こうした実体験から、
「データ分析を用いて、表層からは分からない物事の隠れた関係性や事実を知り、それを分かりやすく伝えること」に意義を感じました


配属先に悩み、葛藤した日々

ー就職活動と、最終的にアイレップへの入社を決めた経緯を教えてもらえますか。

オーストラリアの大学院に進学していたので、
日本で就職活動をするには十分な時間が取れず、他の就活生より受けた企業の数は少なかったと思います。
大学院で学んでいたデータ分析とマーケティングの知識を、活かせる仕事を探していました。

最終的に、アイレップとコンサルティング企業で悩んだのですが、
アイレップの社員面談を通じて、より本格的なデータ分析業務に携われると確信し、入社を決意しました。


ー一貫してデータ分析業務を志望していたようですが、入社後に悩んだことなどはありますか?

先ほどもお話ししてきた通り、私はデータ分析を扱う仕事に就きたいと思い、アイレップに入社しました。
クライアントが持つデータを分析し、マーケティング課題を抽出する分析業務を担当する部署を志望していたのですが、入社後に配属されたのは「開発チーム」でした。

システム開発ではなく分析をするつもりで入社をしたので、
最初は配属に納得がいかず、希望していない部署に配属されたことに戸惑いがありました。
開発チームで研修を受講している間は、なかなかその葛藤を拭うことができず苦しかったのですが、
研修後にデータ分析ツールの開発に携わるようになり、自分が配属された意味がわかるようになってきました。

冒頭でお話した通り、ツールは開発されて終わりではなく、使い続けてアップデートしていくことがとても重要です。
分析を行う自分が開発チームにいることで、開発されたツールの価値をより高め、クライアント企業のマーケティング課題解決のために、より成果を出していくことができるのだと気付きました。


(開発に携わったデータ分析ツールの事例で、新卒1年目ながら全社表彰を受賞した。)


ーなるほど。自問自答をしながら、自分がチームにいる意味を見出していったんですね。

そうですね。葛藤しながらだったので、かなり苦しかったですが(笑)。
なので、これから就職活動を経て企業に入社する皆さんも、配属された場所でまずはその仕事に向き合うことで、自分のやりたいことと今の仕事につながりを見出していって欲しいです。
私のように、自分が希望した部署に最初から配属されなくとも、その場所にいる意味を考え続けることで見えるものもあるのではないかと思います。


"データアナリスト"から"データアーティスト"へ

ー今後のキャリアイメージについては、どのように考えていますか?

この1年、データ分析に携わってきましたが、
すでに形が綺麗に整えられたデータを与えられ分析しているな、という感覚がありました。
今後はよりデータ分析のすべての工程に携わり、必要なデータを探すところから、データの加工をして分析を行い、データ分析に詳しくない人にも分析結果が伝わるよう分かりやすくビジュアライズしていくところまで挑戦していきたいと考えています。

データアナリストから、左脳的な事実を右脳的な現実にするデータアーティストになっていきたいですね。


ーデータアーティスト!素敵なビジョンですね。

今の立場では、システム開発そのものに関わることは少なく、あくまで開発されたツールを使って分析を行い、その改善点を伝えるという業務です。
今後はツールの機能だけでなく、ユーザー目線でどのような使い方が良いのか、どのように使えば時間が削減されるかといった、ソフトの面も変えていきたいと考えています。
またプロダクト企画チームにいるからには、開発の企画業務もどんどんやっていきたいですね。

ユーザー目線に立つことを忘れず、データ分析の真の価値発揮ができる、データアーティストになりたいです。



尾木原さん、ありがとうございました!
今後もアイレップの社員に関するさまざまな記事を発信して参りますので、公開を楽しみにお待ちくださいね。

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