こんにちは!!ファイブニーズ広報の千木良です。
今回は、社員インタビュー第5弾!
全く違う業界からITエンジニアに転身した岩佐 海彦さんにお話を聞きました🎤
経歴の話から興味関心まで、岩佐さんらしさあふれるインタビューになりました!
独自の思考法や仕事論に注目です!👀✨
🔸フリーは自由だけど、チームで働く楽しさに憧れた
───岩佐さんは、ファイブニーズに中途採用で入社されたんですよね!もともとはどんな仕事に就いていたんですか?
前職は証券会社の営業マンでした。
そもそも祖父が株をやる人で、昔から「お金の使い方を分かっていないとダメだ」と言われて育ったので、自然と経済とか金融に興味を持つようになったんですよね。そのまま大学は経済学部に進み、金融工学やファイナンスなどの勉強をしていました。
それで就職活動のときは証券会社を受けた他、エンジニアの募集にも応募していたんです。
───エンジニアにも以前から興味があったんですか?
はい。ずっとパソコンは好きで触っていて、小学5年生の頃には初めてプログラムを作成しました。
内定をいただいた証券会社に入社を決めたものの、「やっぱりエンジニアになりたい」という思いが募り、4年ほど勤務して退職しました。そこからは、しばらくフリーランスとして海外やシェアオフィスで仕事をしていたんです。
───エンジニアとして就職せず、いきなりフリーランスになったんですね!なかなか思い切った決断では…?
実は、証券会社時代から付き合っていた彼女がアメリカ人で、日本からアメリカに帰国することになっちゃったんです。だから、自分も渡米してフリーのエンジニアとして食べていこうと思うようになりました。
エンジニアとしての実務経験こそありませんでしたが、完全独学で「何とかこなせる依頼がある」というところまでは習得できたので、小さな仕事から大きな仕事のお手伝いまで、色々な案件を受注していましたね。
───そうしたフリーランス期間を経て、ファイブニーズに入社されたと聞きました!順風満帆に活動されていた中で、なぜ再び就職を考えられたのでしょう。
理由の一つは、彼女と別れたことですね(笑) 日本にいられることになったので、フリーにこだわる必要がなくなったんです。
あとは、フリーランスとして1人で活動する中で気付いたことがあって…。1人ってすごく自由でそれ自体は魅力的なんですが、一方でチームで働いて目標達成に向けて切磋琢磨し合う──そういう働き方のほうが自分には合っていると思ったんです。
特に、IT系企業のサクセスストーリーにあるような、エンジニアたちが泥臭いところから頑張って、会社を大きくしていく姿がすごく輝いて見えて。自分ももう一度、チームで働く環境に身を置きたいな、と。
───その中で、ファイブニーズとはどうやって出会ったんですか?
求人サイトでスカウトを受け取ったんです。それで選考を受けてみると、自分の希望や条件とマッチするところがたくさんありました。
自分は自社開発エンジニアになりたいと思っていたんです。「良いサービスをつくりたい」となったときに、客先だとどうしても提案や改善がしづらく、受け身になってしまうと思ったので。
その上で、自分が開発部の一員になれれば、ファイブニーズがコンセプトに掲げている「酒×IT」の「IT」側、つまり重要な片翼を担えるのも大きな魅力でした。
それから、証券会社出身で上場をサクセスストーリーとして見てきた自分にとって、「上場している会社」より、「上場を目指している会社」のほうが面白そうだったんです。
また、自分が完全独学で手探りでやってきたエンジニアだったからこそ、それとは逆の、業界でしっかり経験を積んできた守備範囲の広いエンジニアの下につけたら、自分にとっては学ぶところがたくさんあるな、とも感じていて。ファイブニーズの開発部長はまさにそういった業界での経験が豊富な方でした。
───なるほど。ファイブニーズは、岩佐さんにとっての理想的な条件が揃っていたんですね。
そうですね。中でも決め手になったのは、最終面接で社長と話したことです。そのとき、酒とITを絡めてこんなことがしたい、という社長のアイデアをたくさん聞きました。
それまで、自分も発想力やアイデアを出すことに関してそれなりに自信を持っていて、どんな話にも自分の意見を添えて受け応えできると思っていたんです。でも、社長から聞く話は自分の想像が追いつかないようなものばかり。そのとき、自分の納得のいく応答が一つもできなくて、そのことに圧倒されたんですよね。シンプルに、「すごい人だな」と思いました。
🔸本当に良いものをつくるために、全力を尽くす
───現在、岩佐さんはエンジニアとして働いていますが、具体的にはどんな仕事をしているんですか?
ファイブニーズはお酒の買取販売をメインに手がける会社ですが、二次流通のお酒って、決まった商品やクオリティー、量のものを取り扱うわけではないので、その複雑な状況に応じたシステムをつくる必要があるんです。それを、外注ではなく自社でつくっていて、中でも私は買取時のシステム開発を主に担当しています。
───確かに以前、エンジニアたちの中で担当する部分が分かれていて、各業務には1人でアサインする、って話されてましたね。(詳しくはこちらをどうぞ!)岩佐さんはエンジニアとしての勤務はファイブニーズが初となるわけですが、入社前後でギャップなどはありましたか?
全くなかったです。というか、正直、想像以上にホワイトで驚きました。
IT企業に転職を考えた時に、プロジェクトごとの納期前に会社に缶詰になるようなところも多いと覚悟していました。それが、ファイブニーズの場合は自社サービスの開発なのでスケジューリングしやすいですし、フレックスも柔軟に活用できて助かってます。
時には自分の業務とは直接関係のないもの、例えば古い電話を処分したり、机を組み立てたり、お酒を運んだり…なんて仕事も発生しますが、そんなのはベンチャーで働く上で全て想定内でしたので、特に驚くようなこともなかったです。
───では、仕事をする中で一番面白いところ、やりがいを感じるところは?
新しい技術に触れられるところですね。テクノロジーだけでなく、ちょっとしたコツなども含めて、「あ、こういうふうにやればいいんだ」という発見が毎日のようにあるんです。業務中でも必要な勉強や調べ事をする時間はとれますし、一緒に働く先輩方からのアドバイスも受けつつ、自分の中の知見を増やしています。
一般的な開発やIT企業では、やり方も使っていいものも大体決まっていますが、うちの場合は目的が与えられて、それを達成するために最適な方法を自分で調べて見つけていく形なので、成長スピードも早くて楽しいですよ。ここは、自分の成長を実感しやすい環境だと思います。
───エンジニアってスキルアップが重要な職業だと思いますから、その点では働きがいのある職場なんですね。ちなみに、岩佐さんの中で仕事に関してゆずれないことって何かありますか?
本当に良いものをつくるために、全力を尽くすことです。
そもそも私は、会社に在籍する以上、全員が営利企業としての正しさと責任を追求する必要があると思っています。気持ちよく働くことが、会社にとっての正しさではない。協調し合うより、健全に互いの意見をぶつけるほうが、良い結果が生まれることもあるはずです。
だから私も、「それは違うんじゃないか」と思うことがあれば、上司とか部下というのは関係なく意見しますし、ブラッシュアップし合うことを求めます。疲れますけどね(笑)
───ほんと、絶対疲れますよね(笑) でも、それだけ仕事に誠実に向き合えるってすごいことだと思います。いつからそういう考えを持つようになったんですか?
いつからでしょうね…前職の頃にはすでにそのスタンスでした。もともと本を読むのが好きで、特に哲学が好きなので、いろいろな哲学家の考えを勉強していく中で自分の思考が固まっていった感じです。
自分の芯を強く持とうと考えるようになったのは、ニーチェ・アドラーの影響だと思います。ちなみに、日本人で哲学作品を分かりやすく解説されている著書で言うと、飲茶(ヤムチャ)さんの本がおすすめですよ。
───飲茶さん…ずいぶんユニークなペンネームですね…!すると、岩佐さんは休日は読書をして過ごすことが多いんでしょうか。
そうですね。人と会う予定がなければ、読書するか、ボルダリングするか、最近始めたボクシングをするか。あとは自分でwebサイトをいくつか作ってるので、ひたすらプログラムですね。サイトに手を加えたりするのは純粋に楽しいですし、勉強にもなりますから。
───休みの日までパソコンを触ってるとは…本当にプログラムが好きなんですね!お酒も飲まれるんでしたっけ?
最近はウイスキーとかワインを少しだけ勉強してます。
私自身お酒はもともと強くなくて、それなのに無理に飲んで気持ち悪くなって…みたいな、典型的なお酒が嫌いになる飲み方をしていたんです。
でも、ファイブニーズに入ってからは仕事でよく目にする銘柄を覚えるようになって。そうすると、バーに行ってボトルを眺めてたら「あのお酒知ってる。飲んでみよう」となり、実際に飲んだら「おいしい!」みたいなことも増えて、自然とお酒に興味が湧くようになりましたね。
🔸出会いを増やすことが、ベストな選択につながる
───では、岩佐さんがこれから挑戦したいことは何でしょう。
会社に、もっと色々な戦略やアイデアを取り入れていくことですね。
自分は、ファイブニーズにAmazonのサクセスストーリーを投影しているんです。
Amazonは今や世界中の誰もが知る大企業ですが、実は1つの小さなガレージから始まった会社なんですよ。そういう状況から一歩ずつ規模を広げていって、今があります。
ファイブニーズも創業後しばらくはお酒の梱包や出品も全て本社の中で、自分たちの手で行ってきました。それが、いつしかAmazonと同じく物流倉庫であるディストリビューションセンターができて。会社の規模としても年々少しずつ店舗数を増やしながら、同時に社内のIT化も進めてきたんです。
また、Amazonの商品の表示やリコメンド、倉庫内の人・商品の配置順はアルゴリズムで決められています。本来、商品が売れるかどうかはそのクオリティーや値段だけで決まりそうなところを、むしろアルゴリズムのほうが影響が大きいって、すごく面白いですよね。
そんなふうに、ファイブニーズにも新たに取り入れられるものがたくさんあるはずなので、今後もそういうふうにITの力で貢献できたらな、と思っています。
───そんな話を聞くと、ファイブニーズにもAmazonのような展開を期待しちゃいますね!会社を大きくするにはメンバーの増員が欠かせませんが、岩佐さんが「一緒に働きたい」と思うのはどんな人ですか?
エンジニアで言うと、主体性があって、思考力がある人ですね。要望通りにしかできない人だと、わざわざ内製する意味がないと思うので。
だから、単純なスペックというより、自分で開発の目的や業務フローを考えて折衝できたり、ユーザーの抱く要望と理想とのギャップに気付いて提案できるような人が理想です。
───確かに主体性がないと、そもそも自分で考えるという発想に至らないでしょうしね。最後に、求職者にメッセージをお願いできますか?
私は新卒の就活時、100回以上選考を受けたんです。そして、転職するときも求人サイトのスカウトは一つも断らず対応して、30社以上の面接を受けました。どれだけ選考を受けても、どのみち1社にしか行くことはできないんですが、仮に30社見たうちの1社を選ぶのと、3社しか見ていないうちの1社を選ぶのとでは、納得できる度合いが違うと思います。
実際、私もスカウトを一切スルーして自分で受けたいところに応募するだけだったら、ここにいることはなかったでしょう。そういう偶然の出会いってコントロールできるものではないからこそ、出会いのチャンスや選択肢はできるだけ増やしておいたほうがいいのではないでしょうか。
ですから求職者の方には、エネルギーをフルに使って就活していただくことをオススメします。そうして、仕事探しときちんと向き合った結果、自分の中のベストな企業と出会えることを応援しています!
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