インターン体験談(Hana #1):なんだかよくわからないまま就活をしていた私が辿り着いたWorld Wide Wings
こんにちは!6月からWorld Wide Wingsでインターンとして働いているHanaです。普段は英国のUniversity College Londonで政治と国際関係学について勉強をしています。
今回は、なんとなくの「就活」に納得が行かず悩んでいた私が、World Wide Wingsで働いて感じたことをお伝えしたいと思います。
私が長期インターンシップを探し始めた理由
3月に大学1年目が終わり、私はもやもやの中にいました。
いわゆる『就活レール』に乗せられ、なんとなく作業を進めていくことに違和感を感じていたのです。
幼い頃から、途上国の教育問題や国内の女性問題など、社会問題の解決に携わりたいという夢を持っていました。ですが、就職が近づくにつれ、その夢を実現する現実的な方法がわからなくなり、気がつけば普通の就活に取り組んでいたように思います。
自分のやりたいことに対して、前に進んでいるのか、停滞しているのか、それとも後ろに進んでいるのか、よくわからないまま業界研究セミナーを受け、ESを書き、webテストで電卓を早く打つ練習をしていました。
貴重な大学生の夏休みをこんなふうに過ごしていて良いのか、と悩み続けた結果、今はわからなくても、自分がいつかやりたいことをやれる場所・仕事を見つけたときに、最大限の力が発揮できるような準備を積んでおきたいと考えました。そして、学業からはなかなか身につけられないようなスキルを育てられる長期インターンシップを探し始めました。
長期インターンシップに求めていたもの
私が長期インターンシップを通して身に着けたいと考えていたスキルは、「実現可能」な「最善策」を追求する力でした。
大学での議論はいつも、机上の空論の範囲にとどまることが多く、数多ある要素を全て鑑みた上でその解決策に実現性があるのかどうか、というところまで検討することはありませんでした。
様々な制約がある中で、複数の可能な解決策を捻り出し、メリットデメリットを炙り出した上で一番解決に近いものを選びとる。
そう言った地に足ついた泥臭い考え方をすることが、大学で勉強をし、論文を書く作業の中ではなかなかなかったのです。
World Wide Wingsでのインターンシップ
そんな私がWorld Wide Wings のインターンシップでスクール運営支援と経営補佐を行うポストをいただき、はじめにふられたタスクは、従業員(スクール講師)の満足度を上げることでした。
「講師が自分で授業を作り上げているような感覚をもたせることでモチベーションをあげたいんだけど、今やっている『授業アイデア投稿大会』はなぜか参加率が低いから、参加率をあげれるようになんか考えてくれない?」
突然ふられた問いに対し、私は思いつく限りの解決策を投げつけましたが、「人を拘束したら時給がいるからコストがかかる」「そこまでやると先生たちがめんどくさがる」「それは本当に先生たちはやってくれるのか?」と、私のアイデアは社長の城英さんに次々に撃ち落とされて行きました。
なんだよ。答えがわかっているなら教えてよ。
と思いつつも、学生の私が思いつきで投げつける球に対し、一つ一つ経営者目線で指摘いただく中で、私が求めていた、実現可能性をしっかり意識した考え方はこれだったのか、、と気づくことがありました。
また、いろいろ否定されていく中でも、「でもこれが〜〜〜という理由で一番良いと思うので、これで行きます!」と言い切ったときに、私は自ら最善策を選び取ったのか、と感じました。
経営のノウハウも、マーケティングの知識も、なにも知らない一学生に、一つ問いを投げかけてあとは各自に任せるWorld Wide Wingsのスタイルは、ときに非常にストレスフルなこともあります。
そもそもどう考えたら良いのか分からない。考え方や方向性を教えてもらえたら絶対にもっと早く、もっと良い結果が出せるのに。
ただ、いわゆる「フレームワーク」や「〇〇論」に頼り切るのではなく、こうして一から自分で粘り強く考えるなかで、私の思考力や判断力、課題の全体像を把握する洞察力などのスキルは少しずつ育っているのではないかと思います。
しっかりスキルを身につけられた!と自信を持って自覚できるまで、答えのない問いに向かって一生懸命に考え抜いていきたいです。