こんにちは。PRの宮地です。
今回はエンジニアグループでマネージャーを務める八巻(やまき)さんをご紹介します。
八巻さんは、2016年4月にホワイトプラスに入社。
この3年間で感じた自身の変化や、エンジニアのマネージャーとしてこれから出会う採用候補者への期待などを語っていただきました。
SIerから転身して3年。「どう作るか」ではなく「何を作るか」に思考が変化
--これまでどのような経験をしてきましたか?
新卒で大手化学メーカーのIT子会社に入社して、いわゆる業務系のSIerとして7年働きました。
データベースをはじめ、一通りの生産管理システムに携わりましたが、規模が大きかったのでインフラ周りまでは手をつけず、主にプロジェクト管理を担当していました。SIerとしては王道とも言える、プログラマー→SE→PMのキャリアを積んでいきましたね。
その後、WEB系のSIerに転職して、OSはLinux、言語はJavaを使用して基本的にはAWSの環境にデプロイしている感じでした。当時は、AWSを使っていること自体が新しく、比較的いろんなサービスや技術を使える環境だったので、AWSの新サービスも試しながら実際にアプリケーションに組み込むことにもチャレンジしていましたね。
この2社目では3年ほど在籍していましたが、SIerとして受託の仕事をするのではなく、自社サービスを自ら手がけたいと考えるようになり、ホワイトプラスに転職しました。
--自社サービスを開発している企業は多くありますが、その中でなぜホワイトプラスに入社したのですか?
転職時は、2つの軸で探していました。
一つは、前職まで業務システムやWEBの経験があることから、キャリアを軸にした探し方。もう一つはPythonやAWSなどの技術を軸にした探し方です。流通系やアド系、会計システムなどの会社が候補としてありました。
その中で、最終的にホワイトプラスに決めた理由は、もちろんキャリアがマッチしていこともありますが、面接を通じて人の良さを感じたからなんです。他社では、技術やスキルの質問がとても多かったのですが、ホワイトプラスの面接では技術やスキルのほかにも、どういう考え方で取り組んできたのかなど、自分のキャリアやその背景もしっかり聞いてくれました。エンジニアを「人」として見てくれているという実感が一番持てたことから、入社を決めました。
--入社して3年間で自分が成長した、変わったなと思うところはありますか?
SIer時代は、大規模システムの一部分を開発していたという感覚でしたが、ホワイトプラスでの3年間では、サービスそのものを自分が作っているんだという実感を持てるようになりました。
大規模なシステムの一部分だけだと、「どう作るか」だけを考えていればよかったのですが、ここでは「どう作るか」よりも「何を作るか」が重視されます。それは、なぜそれを作るのか、何のために作るのか、それを作ることで何が変わるのかを、エンジニア自身が考えながら作る必要があるということ。
裁量を持って自分達で考えて作ることはもちろん、後々メンテナンスをするのも自分達なので、いかにメンテナンスしやすいように作るかまで考えて開発するようになりましたね。
あとは、事業部のメンバーとのコミュニケーションをとる機会がとても多くなりました。「言葉を使って人を動かす」ことの大切さを日々学んでいます。
「技術追求型」ではなく、事業やサービス全体を理解して進められる「バランス型」のエンジニアが多い
--ホワイトプラスのエンジニアはどんな人ですか?
ホワイトプラスのエンジニア組織は、まだ「少数精鋭」という状態です。
お客様からの注文を受ける販売側と、提携先のクリーニング工場と連携をする生産側とに担当を分けて、それぞれ事業部の担当者とコミュニケーションをとりながら開発を進めています。
そこでは、サービスの視点を持って事業部とのコミュニケーション力が問われます。なので、「とことん技術だけを突き詰めたい」という思考の人より、「事業やサービス全体を理解して開発を進めたい」というバランス思考の人の方が多いですね。あと、「自らサービスを成長させるんだ」と情熱を持っている人が多く、当社のバリューにも共通するのですが、受け身ではなくて自ら動いていく人が多いのも特徴かもしれません。
出身業界も、私のようなSIer経験者からWebサービス開発の経験者、さらに新卒社員もいてバックグラウンドはさまざまです。みんな勉強熱心で、気軽に質問し合ってお互いの知識や経験を共有していますよ。
現場が変わっていく様を実感できることがやりがいの一つ。チームのエンジニアリング力でサービスを成長させていきたい
--八巻さんが面接で聞いていることや、気をつけていることはありますか?
私がこの会社の面接を受けた際に、技術やスキルより今までどんなことをどんな思いを持ってやってきたかをしっかり聞いてくれたのが嬉しかったんですよね。
なので私自身も、これまでに苦労してきたこととか印象に残ったプロジェクトを質問して、どんな背景でどんな仕組みだったのか、どんな思いでやってきたかを聞くようにしています。また、それらは自分で取り組んだことだったのか、それとも人から与えられたものだったのかを、ちゃんと論理的に話せるかどうかなどを見ていますね。
--どんな人と一緒に働きたいですか?
先ほどホワイトプラスのエンジニア組織の特徴としてお話しした「自らサービスを成長させたい」と情熱を持っている人とぜひ一緒に働きたいです。
少数精鋭な組織なので与えられる裁量も幅広いですが、その反面、自ら動かなければならないことも多い。「クリーニング」というリアルな現場があるので、オペレーションが変わっていく様を実感できることもやりがいの一つだと思います。その部分に面白さを感じられる人にぜひ来ていただきたいですね。
--今後、マネージャーとしてどんな組織にしていきたいですか?
実は私自身は、マネジメント志向ではなかったんです。実際、ホワイトプラスでの3年間に、1年ほどプロジェクトに集中するためにマネージャーを降りた時期もあります。
でも、なぜ今またマネージャーとして仕事をしているのかというと、そのプロジェクトが完了したこともありますが、自分が調整役をやったほうが周りのみんなが働きやすくなるだろうと感じたからです。一緒に働くエンジニアが楽しく、幸せに仕事をしてほしいんですよね。
でも正直、プログラミングをやっていたほうが楽ですよ!(笑)
プログラムとは違って、10人いれば10通りの考え方があり、皆がハッピーになるようにするのは簡単にはいきません。でも、その難しさこそがマネージャーとしてのやりがいなのかもしれません。
現在は、業務委託を含めると10名ほどのエンジニアが在籍していますが、マネージャーは私一人です。来年はさらに新卒社員も増えますし、中途採用も強化していく予定ですので、マネジメントができる方にもぜひジョインしていただき、チームのエンジニアリング力をさらに上げてサービスを成長させていきたいです。
八巻 紘士(やまき ひろし)
大手化学メーカーのIT子会社に新卒入社し、業務系SIerにおいてプログラマーやSE、PMを7年間経験後、
Web系のSIerに転身。2016年4月 ホワイトプラス入社。現在は、エンジニアグループのマネージャーとして、
組織のマネジメントや社員の育成に携わるかたわら、自らもプロジェクトに参加し業務を進めている。
好きな食べ物はカレー。最近はカロリーが気になって食べる回数が減りがち。