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元ミュージシャンと編集者。共同代表が考えるwerollの「クリエイティブ・ドリブン」と企業文化への想い

May the “Growth” be with youーーーwerollが大切にしているのは、「企業のグロースを叶えること」。意味のあるビジネスが、価値を創造し、世の中をよくするプロセスに立ち合いたい。成果を得られなくて価値を創造できないビジネスやクリエイティブがあるのなら、届けるための伝え方も、手法もツールも使いこなしてきたwerollが力になりたい。
元ミュージシャンの北原豪とファッション雑誌の編集やAmazonのWEBプロデュースを経験してきた浅野雄介が立ち上げたwerollは「意味のあるビジネスを、価値から考えて、たしかな成果を実らせること」を本気で考えている。
控えめなふたりだが、創業クロストーク連載《(how)we "roll" 》の第一セッションのテーマを「vision」として、werollが大切にしていることを誠実に省察しつつ、その想いを言葉ひとつひとつ、かみ砕きながら語り合った。

interview & text:editor Takashi Miduki(LEFT WRITE)

目次

01 魔法のツールはない。「データ・ドリブン」から「クリエイティブ・ドリブン」へ。werollが注力したいのは、コアワーク(人の仕事)
02 国内最大規模の市場で、希少性が高く、重要な領域を支援するweroll
03 よいものが“適切に売れる”世界を。GAFAの機械学習レベルで支援する

本記事からあなたが得られること

・werollの共同代表・北原豪と浅野雄介の企業グロースへの想い
・「データ・ドリブン」から「クリエイティブ・ドリブン」へ。これからのビジネス・グロースを洞察する考え方

01 魔法のツールはない。「データ・ドリブン」から「クリエイティブ・ドリブン」へ。werollが注力したいのは、コアワーク(人の仕事)

浅野雄介(以下、浅野):werollが常に追求しているのは、デジタルマーケティングを活かして「ビジネスをどう成り立たせるか」です。そのためには、データもクリエイティブも適切に見て、ビジネスの目的から考量していく。「そもそもの目的は?」「企業目的を適切に演出するためにどうデザインするのがよいか?」を考えています。

北原豪(以下、北原):僕はwerollを立ち上げる以前から、システム開発とWEB制作を担う〈株式会社Sunborn〉の代表として、いわゆるSI(システム・インテグレーション)の領域であらゆる仕組みづくりに携わってきました。仕組みをつくるからには、「そもそもそのシステムを使うことで、何を叶えたいのか」、ビジネスの根幹から問うようにしてきました。目先の利益やシステムの整合性も大切ですが、「その事業のどこに意味があるのか」踏み込んで考える役目をいかに全うするか。werollはそこに重きをおいています。

浅野:WEBサイトやMAツールなどのシステムもデータも大切ですが、魔法のツールはなくて。「本質的にどうなのか?」「どう使うのか?」コアワーク(人の仕事)が大切なんです。ファッションメディアの編集やAmazonのWEBプロデューサーとして、さまざまな領域を経験してきて立ち返った答えでした。
僕たちが得意とするデジタルマーケティング領域「データとクリエイティブの両輪を回して、ビジネスグロース支援に尽力しよう」と考え、werollをスタート。多角的な事業を展開しています。
クライアントは、大手通信会社から、美容、映画、スポーツ、建築、デジタルサービスなどさまざまな分野の企業。自社事業も展開し、映画製作や地域ブランディングのほか、クライミングジム〈ROCKLANDS〉や下北沢の映画館〈K2〉の事業などにも携わっています。


                    werollの事業内容
weroll one
One for All , All for One.
リソース支援もコンサルティングもオールインワン。統合型のマーケティングサービス。

weroll Ads
Advertising for Everyone.
広告クリエイティブにかかる費用もオール・インクルーシブ。PDCAに特化した広告サービス。

Poolside
Enjoy Your Private Life.
仕事のマッチングや遊びを中心とした新しいライフスタイルを提案する、遊ぶように働く人のためのサービス。

weroll Productions
RE:edit , Culture and Growth.
地方のスモールショップから街の中華屋さんまで。カルチャーと価値を再編集します。

Incline
werollは、企業・自治体・インディペンデントのチャレンジを事業面とコミュニティ貢献面の両面で成功に導く、全く新しいクリエイティブ・ファーム「Incline(インクライン)」のビジョンに賛同し、LLPを構成する1社として参画し、Inclineで推進する各プロジェクトにおいて、そのデジタルマーケティングを担当しています。



02 国内最大規模の市場で、希少性が高く、重要な領域を支援するweroll

北原:Sunbornをスタートする以前、2011年の東日本大震災まで、システム開発の仕事に携わりながら、音楽の世界で作品性と向き合っていたわけですが、そこでの価値観はクオリティ。効率ではなく美意識でした。そうなると時間をどれだけ濃くできるかが勝負。そんな時、「楽に稼ぐ」といった効率の話が出る度に「日本の企業文化はこのままでよいのか」と閉塞感みたいなものを抱いていました。「簡単な仕事で、給料がよくて楽」なんて声を聞くと、世の中は全然よくならないんじゃないか。それは意味があるのかと。

浅野:日本の企業は、マーケはマーケの部分的なゴールをめざしたり、システム開発はすでに与件が決まっていたり、ビジネス全体が戦略化できていることって滅多にないのではないでしょうか?僕らの事業がどうよりよい未来につながっているかはいつか振り返ってみて、というところですが、werollは「意味のあるビジネスが、しっかり価値を届けられるためにどうすべきか、ビジネスの一連を支援したい」と考えています。

北原:だからこそ「確実なスキルを持って、ビジネス・グロースに成果を出すことからはじめていこう」というのがwerollで。ありがたいことに、希少性が高く重要な領域を、国内最大規模の市場で経験できるデジタルマーケティング・コンサルティングの仕事も、歴史に残る映画やプロダクトなどに関われる仕事もあるから、ビジネス・グロースをデータ・ドリブンとクリエイティブ・ドリブンの両輪で昇華していける仲間を増やしていきたいです。

03 よいものが“適切に売れる”世界を。GAFAの機械学習レベルで支援する

浅野:最終的には「よいものが“適切に売れる”世界」を見てみたくて。近い未来には、そのためのツールやマーケティングは、ググるくらい簡単に誰の手にもひらかれたものになっていくとしたら、「手法よりも、目的をどう設計するか」、やはり人の仕事が果たす役割が大きくなっていくと感じています。
ファミリーマートのエグゼクティブ・ディレクターの足立光さんの「マーケターのキャリアゴールは経営者なんです(参照:Agenda note『ファミマCEO 足立光氏が「マーケターは必要ない」と語る理由』)」というのは本当にそのとおり。データだけの専門家や広告ディレクターももちろん重要ですが、クリエイティブをどう演出してビジネスをグロースするか、やっぱりそこを考えたい。

北原:まだまだ全部を満たすことはできないですが、werollのクライアントの幅広さを見ると、さまざまなビジネス・グロースに立ち合えるから、これからステップアップを考えているWantedlyのユーザーのみなさんには、これからのキャリアにプラスになるナレッジを多く提供できると思います。

浅野:僕自身、20代の頃は、ファッションメディアの世界で、さまざまなクリエイター、フォトグラファー、スタイリストとの仕事にどっぷり時間を使ってきて。あの頃、経験して培った知見や実践も共有できるのかな。
あとは、Amazonで経験してきた世界トップレベルのビジネスのやり方。Amazonを卒業して、ふと見渡してみると、日本のデジタルマーケティングが周回遅れになっていることを痛感して。そこから緻密なトライアルを何通りも経験してきたので、GAFAの機械学習レベルでアカデミックにビジネス・グロースをデジタルマーケティングの領域から支援するノウハウはかなり蓄えられているんじゃないかと思っています。
werollにあるのは、少し変わった経歴にもとづく幅広いナレッジなので、多様な勝ちパターンを活かして、ビジネスを適切に演出してグロースさせることを、あらゆるクライアントのために提供できます。

北原:そのノウハウは、これから一緒に働くみなさんにも共有していくので、「将来はデジタルマーケティング・コンサルティングの領域で独立したいと考えている人」にも、よい経験を提供できるだろうと思います。werollにジョインしてから独立して、今も一緒に働いているメンバーもいますからね。


ーーー次回vol.02は、「『日本のデジマケは周回遅れ』『SIの根本的な目的は?』ーwerollが感じた日本のビジネス・プロデューサー不足」という話について。2月上旬更新予定です。

What Books weroll Read? 01

weroll Book recommendation
〜werollが考える「マーケティング仕事」の原点〜

『異文化理解力』
https://www.amazon.co.jp/dp/4862762085

「他者とそのカルチャーを理解する」のがマーケティングの第一歩。これからは、日本市場だけではなく、世界に出ていくのが必須になっていく時代なので、大まかなカルチャーを捉えておくだけでも違うと思いますし、どうやって異文化をカテゴライズしていくか、というひとつのやり方を学ぶのはもっと得難いことです(weroll CEO 浅野雄介)。

PROFILE

浅野雄介
『HOUYHNHNM』や『EYESCREAM』などのライフスタイル雑誌/WEBマガジンの編集者・広告営業から、一転、AmazonのWEBプロデューサーに。その後、独立し、2019年デジタルマーケティング会社〈weroll Inc.〉設立。マーケターはDJのようなものだと考えているが、DJ自体はあまり上手くない。PDCAを含め、自転車、レコード、スケートボードなど、回るものが大好物。気持ちは生涯編集者。青山学院大学卒、中央大学法科大学院中退。千葉県出身。
https://www.wantedly.com/id/asano_yusuke_weroll

北原豪
大学在学中から音楽活動を始め20代をインディーズのバンドシーンに捧げる。このときに、作品や見え方にこだわり過ぎて周りが見えなくなる間違いや、限りある中でもこだわり抜いて最善を尽くす喜びを学ぶ。そのモノづくりの経験や挫折から、現在は企業やサービスの「伝えたい」ことを「伝わる」に変えることを信条に活動。WEBサービス・アプリの構築からグロースまで支援する〈株式会社Sunborn〉代表、マーケティングの力で企業のグロースを支援する〈weroll Inc.〉共同代表、ロープとボルダリングを併設した総合クライミングジム〈ROCKLANDS〉代表。2022年1月20日にオープンした〈シモキタ - エキマエ - シネマ K2〉支配人。クライマーです。
https://www.wantedly.com/id/gou_kitahara?source=related_users

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