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「エンジニアファーストな組織作り」を掲げるFLATの今後の事業展開とは?

こんにちは、フロントエンド専門のWeb制作会社FLATです。Wantedlyの「ストーリー」では、FLATのメンバーが自社の魅力や制度、裏側について語っていきます。
今回は、代表のサトウにFLATの事業内容と今後の事業展開についてインタビューしました。

FLATが現在行っている事業の詳細と、思い描いている未来について聞きました。

サトウ:代表/プロジェクトマネージャー
制作会社でコーダーとして勤務。数多くの新規サイト制作を行う。 2016年にコーディング専門プロダクションFLATを設立。 受託制作の経験を活かした効率的かつ堅実なコーディングを得意とする。

「フロントエンドが好き」から始まったFLAT

——改めて、株式会社FLATが生まれた経緯について教えてください。

FLATを設立したのは2016年のことです。「Web制作会社」は世の中にたくさんあり、それぞれ特色を持ちますが、FLATをフロントエンド特化の会社にしたのには2つの理由があります。

ひとつは、専門性の高い仕事をしたいと思ったからです。専門性が高ければニーズは発生しますし、幅広く手掛けるよりも、ある領域に特化すればアウトプットの質も上がるはずだと考えました。

もうひとつは、私がとにかくフロントエンドが好きだったのが理由です。何かに特化しようと考えたときに、「好きで興味があること」「得意であること」が重ならなければ続かないと思ったんですよね。

もちろんいろんなタイプのエンジニアさんや会社があり、「なんでもできる」ことに魅力を感じるお客様もいらっしゃいます。一方で私たちは、興味があり得意であることに特化して、専門家として制作をしていきたかった。そのような経緯から「フロントエンド専門」の制作会社FLATが生まれました。

——7期目となる今、どんなお仕事が多いのでしょうか?

2022年現在お取引先としては、Web受託制作会社、Web事業会社、SaaS、SIerなど、同じIT業界の会社が半数を占めます。ITが社会的なインフラになり、エンジニア不足が叫ばれている昨今、IT企業がWebサイトやサービス制作を行う際にも、「フロントエンドエンジニアが足りない」という状況が頻繁に発生します。そのため、「実績があり、フロントエンドに慣れている会社にお願いしたい」といったニーズが多くあります。そこをお手伝いさせていただいているのが今のFLATのメインのお仕事です。

——なるほど。社内にフロントエンド専任の方がいらっしゃらず、FLATにお願いするということでしょうか?

そういったケースもあります。また、エンジニアリングの知識はあり社内でもできないことはないけれど、人が足りない……そんなケースも多いですね。

また、最近はIT企業以外のお客様から依頼されることも増えてきました。

すでにサイトを持っているけれど機能をもっと良くしたいと考えているお客様。過去にサイト制作に取り組もうとしてみたもののうまく行かず、実績のある制作会社やエンジニアチームに頼みたいと思っているお客様。お客様によってニーズはさまざまです。

売上より先に「エンジニアにとって良い環境とは?」を考える

——さまざまなニーズに応える受託会社と聞くと、納期が厳しい、労働時間が長い、といった環境をイメージする方も多そうですが……。

そうですね、そんなイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれません。

会社の利益をあげる方法はいくつかありますが、もっともシンプルなのはやはり受託する件数を増やす、つまり数をこなすことです。だからこそ、少し前までは多くの会社が「力技」で仕事をしていたのではないでしょうか。「制作会社って、やっぱりちょっときついよね」と思われがちだったようにも思います。

ですが長い目で見たときに、メンバーが健康を害したり、辞めていってしまったりしたら意味がありません。だからFLATでは、「手を使うよりも頭を使う」を意識して、「エンジニアにとって良い環境」を先に考えているんです。

——「エンジニアにとって良い環境」を先に考える、とはどういうことでしょうか?

エンジニアの世界では、技術が年々新しくなっていきます。たとえば、毎年新しいスマートフォンが発売される、毎年iOSアップデートが行われる、なども技術の進化によるものです。そして、進化についていくためには勉強をし続けなければなりません。

最新の技術を身につけるための勉強はエンジニアが自主的に行うとしている会社も多い中で、FLATでは業務時間内に勉強会を開いています。わかりやすくいうと、「勉強に対してお給料が出る」スタイルです。

——エンジニアにとっては良い仕組みに思えますが、会社にとってはコストとも考えられるのでは?

もちろん、業務時間内に勉強時間を取ってもらうデメリットはあります。短期的に考えると、給与は払うけれど生産はされていない状況になってしまっていますから。

ただ、個人で勉強時間を確保し続けるのって本当に難しいんですよね。休みの日は遊びたい、と思うのは当然のことですし、年齢が上がれば家族と過ごす時間も増えるでしょう。「自学自習をしっかりとできる人にだけ任せておこう」としてしまうと、特定の人はぐんぐん実力を伸ばしていきますが、個人による差が大きくなってしまう可能性もあります。

短期的な数字を見れば、勉強は業務時間外にしてもらった方が良いかもしれません。ですがFLATでは、業務時間を利用して組織全体のスキルの底上げをすることによる中長期的なメリットを重視しています。

——小さな規模の会社だと、どうしても「まずは売上!仕組みを整えるのはそのあと!」となってしまいそうな気がしますが、FLATは逆の順番で組織を作っているようにも見えます。何か意図があるのでしょうか?

仕組みって、組織が小さいうちに作ったほうが実は楽なんですよね。目先の売り上げを大切にして交通整理をしないまま組織が大きくなってしまうと、新たにカルチャーを作ろうと思ったときに大きな労力がかかるはずです。

一方、少人数の段階で仕組みや働きやすい環境を整えておくと、早い段階からカルチャーとして会社に根付きますし、長い時間をかけてポジティブな効果がどんどん出てくると思っています。実際にFLATでは、仕組みが運用に乗って、次第に売上も大きくなって…という良い状態になっています。今後も、「仕組みづくりが先」の組織作りは継続していきたいと思っていますね。

新規事業branchで、より上質なアウトプットと、事業スピードの加速を狙う

——勉強会のほかに、「エンジニアファーストな環境づくり」としての取り組みはありますか?

新規事業として、協業エンジニアチーム「branch(ブランチ)」を立ち上げました。branchとは、業務委託のプロジェクトを継続的に依頼するチームです。

コロナになる前から、東京以外に住むエンジニアと一緒にお仕事をする機会はありました。ですが当時は出社前提でビジネスが作られていて、オンラインミーティングの習慣もなかった。そのため、サポートのようなポジションでお仕事をお願いすることはあっても、業務委託の方をプロジェクトの中心に、というケースは稀でした。

ところがコロナ禍に入ってオンラインミーティングが主流になったことで、エンジニアと先方の担当者の方が直接コミュニケーションを取れる場が増えました。また、正社員にリモート勤務が導入されたことで、業務委託と正社員の垣根がどんどんなくなってきました。

そこで協業エンジニアチーム「branch」を立ち上げ、事業拡大の一翼を担ってもらおうと考えました。

——具体的にはどのようなことをされているのでしょうか。

業務委託のエンジニアの方にも、チームの一員として継続的にFLATに参画してもらっています。

それまでは人手が足りないときにスポットで入ってもらうことが多かったのですが、それだと都度「はじめまして」からスタートしなければなりません。共通言語が少ないため、コミュニケーションコストが多くかかることもありました。

branchとして継続して仕事をお願いしていると、1から100まで説明せずともスムーズにプロジェクトをすすめられる、急に案件が増えてもすぐにお願いできる、といったメリットがあります。FLATの社員にとっても、フリーランスとして第一線で活動するエンジニアと働くことでスキルアップにつながります。

また、この仕組みはFLATにだけではなく、参画するエンジニアにもメリットがあります。ひとりだと最新の知識や技術を得ることは難しいですし、手が足りないために小規模案件しか受託できず疲弊してしまうこともあるでしょう。

互いにとってメリットのあるこのプロジェクトを推進すれば、より質の良い制作を、スピード感を持って行えると考えています。

——なるほど。その先には、どのような未来があるのでしょうか?FLATの今後の展望を教えてください。

FLATは、エンジニアが“10年成長し続けられるチーム”でありたいと思っています。

エンジニアは、他の職種と比べて転職や独立の機会が多いものです。もちろん、より魅力的な会社があって…といったケースもあると思いますが、「この会社で自分ができることはやりつくした」「この会社では新たなステップへ進めない」と感じて環境を変える方も少なからずいらっしゃいます。

FLATは「FLATに10年い続けても、まだ成長する余白がある」ような環境を作っていきたいと考えています。たとえば、人を育てること。後輩の育成をしながら、自分自身も新しいチャレンジをし続けられること。1年目のメンバーやフリーランスのエンジニアから何かを教わること。

何年目になっても成長機会のある会社、エンジニアの一生のロールモデルを作る会社を、引き続き目指していきたいです。

——最後に、FLATへの転職を検討されている方にメッセージをお願いいたします。

FLATは受託制作の会社であり、その軸は今後もブレずに在り続けます。しかし、「受託」と言っても、言われた通りのものを納品するだけではありません。Webサイトありきではなく、Webサイトを作ることによってお客様が何をしたいのか?を真に理解することが何よりも大切です。ビジネスにプラスを、社会にポジティブな影響を与えたいと考えている方に入社していただきたいですね。

また、エンジニアにとってはどういう環境で仕事をするかが非常に重要だと考えています。だから転職にあたっては、「どういう経験ができるのか」を見極めてみてください。さまざまな経験を積みたい、専門性を伸ばしたい、多くの成長機会がほしい。そう考えている方は、ぜひ1度、カジュアル面談にお越しください。

FLATは、一緒に働くメンバーを募集しています。

募集職種の確認・応募はこちらの公式サイトやWantedlyで行っていただけます。

コーディング/フロントエンドを一生の仕事にしたい方、
ユーザビリティを考えたデザインが得意な方、
コンテンツディレクションを行いたい方は、ぜひお話しましょう。


CMSエンジニア
フロントエンドに特化したWeb制作会社でヘッドレスCMSエンジニア募集
◆会社紹介 FLATはフロントエンド専門で10年活動している受託制作会社です。 フロントエンド技術に特化したチームづくりに参加し、指名されるエンジニアになる。 そんなエンジニアになりたい方とお話したいです。 ◆事業について フロントエンドのスペシャリストチームとして、 数多くのクライアントワークに参加しています。 ◎クライアントプロダクト開発支援 フロントエンドのスペシャリストとしてプロダクト開発に参加しています。 オンライン進行が基本となりチーム内コミュニケーションに力を入れています。 - クライアントのWebプロダクト開発と保守 - 大手企業や大規模なWeb業務アプリケーション全般のフロントエンド開発 - Reactなどのモダン開発 - UI・UXの提案から開発・保守まで - フロントエンド領域を軸にサーバーとバックエンドの領域参加 ◎Webサイトのフロントエンド全般 総合的なエンジニアチームとしてクライアントから指名されています。 - Web制作の基本であるフロントエンド全般(HTML、CSS、JavaScript)の知識を持つチーム - フロントエンドからCMS(ヘッドレスCMS、WordPressなど)の構築 - サーバーやセキュリティの提案と実装全般 - Google推奨がするWeb実装全般。デザインシステムやWebパフォーマンスの実装 - アクセシビリティとユーザビリティの制作実績とナレッジ提供 - UX全般の提案と実装 ◎フロントエンド全般の開発運用支援 クライアントと並走した継続開発に参加しています。 - Webアプリケーション、Webサイトの継続的な技術支援 - CMSとサーバーの保守とセキュリティ全般
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