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【ものづくり座談会】WAmazingの開発スタイルが技術者の自発性と創造性を高める理由

こんにちは、WAmazing株式会社の採用広報担当です。

当社で活躍するメンバーにスポットを当て、「どういう想いで入社したのか」「どんな風に働いているのか」など、WAmazingで働くリアルをお伝えしていきます!

今回は、サービス開発部 プロダクトマネージャー(以下PM)の松本さん、エンジニアの長さんとひらっちさん、そしてCTOの𠮷野さんをファシリテーターとして開催した座談会の模様をお届けします。

(※本人の希望により、ひらっちさんの写真は掲載していません)

総勢15名(10名が社員、5名が業務委託)のエンジニアが所属するWAmazing。当社では、宿泊予約サービス、スキー場の各種チケット予約・販売サービス、買い物サービス、交通/アクティビティの予約・販売サービスなど、各プロダクトごとに、責任者であるプロダクトマネージャー1名とエンジニア数名のチームで開発を進めています。開発の現場で日々奮闘するメンバーが感じている、WAmazingならではの「ものづくり」とは?

プロダクトマネージャー、エンジニア、それぞれの視点で熱く語ってもらいました!

開発チームに求められるのは「スピード感」と「高い安全性」の両立

(CTO 𠮷野)

吉野:今日はよろしくお願いします。ではまず、みなさんの担当プロダクトと業務について教えてください。

ひらっち:私はサーバーサイドエンジニアとして宿泊サービスのプロダクトを担当しています。このサービスはリリースされて約1年が経過し、今は積極的に機能を改善していくフェーズ。どんどん質をあげていくため、スピード感を持って、かつ精度の高い改修を進めるのが重要なポイントになっていますね。

技術面では、静的型付き言語「Scala」を使用しているのが特徴です。Scalaはコンパイルする際に型が合っているかをすぐにチェックできるので、既存のコードをいじる必要がある時にも破損がないかを機械的に確認でき、効率的なんです。

長:ひらっちさんと同じ宿泊サービスのチームで、フロントエンドエンジニアをしています。メインで使用している技術はReact.jsですね。スピード感をもちつつ、スケーラビリティも担保しながら開発が行えるところが気に入っています。

また、静的型付き言語のTypeScriptを導入して型安全をできるだけ担保していくことにより、スピードだけでなく質も担保しています。

松本:私は、買い物サービスのPMを担当しています。このサービスは立ち上げて間もないということもあり、まずは開発スピードを優先してサービスを軌道に乗せていくフェーズにあります。なのでとにかく速く形にして検証し、ユーザーのフィードバックをもらって再改善を繰り返しているところです。

吉野:確かにサービスの質を上げていくにはトライの数が重要になってきますよね。みなさんのお話にもあったようにプロダクトごとで開発フェーズや優先すべきことも異なります。

基本的には技術選定の方針や開発環境の選択は各プロダクトチームに委ねられていますが、共通して言えるのは「なるべく多くトライできるような言語を選ぼう」という考え方が技術選定の根底にあること。その結果として、フロントエンドもバックエンドも開発の際には「型」を利用することで開発速度だけでなく安全性を高めることにも注力していると。それが当社のエンジニアチームの特徴だといえそうですね。

型にハマらない仕事を。プロダクトを作るのが好きなエンジニアに適した環境

吉野:PMの松本さんは、普段どんなことを意識してエンジニアと業務に取り組んでいるんですか?

(サービス開発部 プロダクトマネージャー 松本)

松本:PMの見る範囲もかなり広いので、1から10までの全てを1人で考えるのは難しい...というのが正直なところです(笑)。なので、エンジニアへ開発を依頼する際にもいちいち仕様書を作ってそれ通りにお願い!という進め方をしていると時間がいくらあっても足りません。

そこで心掛けているのは、エンジニアやデザイナーに「本質的な部分」を理解してもらうこと。「どうしてこれをやらなければいけないのか?」から「なるほど、これはやるべきだな」と思ってもらえる段階まで、しっかりとコミュニケーションするよう日頃から意識していますね。

例えば新たにサービスページを作りたいとなった場合。私はボタンの位置やサイズ、遷移先などを最初から細かく指定せず、ホワイトボードを使ってざっと説明して、質問を受けながら全体感を掴んでもらうんです。優秀な人たちが集まっているので実現方法や解決方法については、あまり口出しせずとも良いアウトプットが期待できる。だから思い切って任せられるんですよね。

吉野:確かに言われた仕事や落ちてきた仕事をするだけではなくて、そこから文脈や取り組む意義を理解しつつ、具体的に形にしていくというところがWAmazingのエンジニアやデザイナーには求められるところですね。その点、実際に手を動かしているエンジニアとしてひらっちさんと長さんはどう感じますか?

ひらっち:個人的に松本さんのようにポイントだけ伝えてもらってあとは任せて貰えるスタイルの方がやりやすいですし、技術者としてのやりがいにも繋がっていますね。エンジニアは基本的に何かを自分の手で形にする仕事だと思っていて、正直、仕様がかっちり決まっているとあまり面白く感じない(笑)。なのでどういう風に作ったらいいかを自発的に考えて取り組める人にとっては、WAmazingはとても楽しい環境だと思いますね。

(サービス開発部 エンジニア 長)

長:エンジニアは、技術が好きなタイプとプロダクトが好きなタイプの2つに別れると思っていて、私は後者。なので、ひらっちさん同様に「仕様をガチガチに決められる」状況はストレスが溜まってしまうんです(笑)。だから自分で「なぜ作るか」「どう作るか」を考えながら開発できる今の環境はとてもフィットしていると思います。

松本:こういう考えを持ったエンジニアが多いのでPMとしても非常にありがたいです。とはいえ、そんなに一筋縄で行く話ばかりではなく「こういうことをやりたい」と伝えると「その必要はないのでは?」という反対を受けるときも。ただそれが、いい形で機能していると思っていて。PMはなんでもできるスーパーマンではないですから、開発陣から出てきた疑問に対して、考え抜けてない場合もあるので。色んな意見をもらえることで最適解にたどり着きやすくなるんです。

それぞれのチームが「ベンチャー企業」のよう

吉野:「WAmazingならではのサービス開発」ってどんなところにあると思いますか?

ひらっち:やはり、スピード感ではないでしょうか。継続的に改修をしていくプロダクトなので、開発を素早く行うことに加えて、保守性やメンテナンスのしやすさを常に意識してコードを書いています。

また私は在籍して3年半になりますが、毎回違う課題にチャレンジできるところが面白いなと感じています。入社時と今では、WAmazingのプロダクトの規模や組織体制なども大きく変わってきていて、全然違う会社にいるみたいです(笑)。その時々の状況で課題が異なってくるので、それを解決していくのが楽しいですし、これからもきっとそうなんだろうなと思いますね。

長:複数の事業があるので、「どのプロダクトにどういう影響があるか」を考えることは必須かなと。私自身も他のプロダクトを担当するチームと連携を取りながら、全体最適を考えてどういう実装がいいのか考えるようにしています。

それに世界を相手にしているので、同種のサービスでも、国・地域ごとにユーザーの傾向が異なる点が難しくもあり、楽しく感じるところですね。グローバルな視点を持って開発をしたいと思う人にはいい環境だと思います。ユーザーインタビューなどを行って地域ごとに異なる部分を理解していくプロセスも面白いですよ。

松本:WAmazingのサービスはまだまだ始まったばかり。「0→1」の難しさは日々痛感しています。でもそこにこそ面白さがあって、やったことのないことに挑戦できるこの環境は、とてもエキサイティングですね。最大の成果をあげるため、それぞれのチームに権限が移譲されているので、自由度が高いのも魅力です。サービスを作るという観点では各チームが、ある意味1つのベンチャー企業のような感覚がありますね。

ユーザーを理解し、ローカライズを進めたい

吉野:最後に、これからどんな取り組みをしていきたいかを聞かせてもらえますか?

長:先ほど地域ごとのユーザー傾向に差異があるという話をしましたが、今後はよりローカライズに力を入れていきたいと思っています。宿泊サービスが定着していくに従って、当初は共通のフォーマットだった部分も、国や地域に最適化してフロントの見せ方を変えていく必要があると感じています。

松本:買い物サービスも宿泊サービスと同様に、地域別の最適化を検討しています。例えば、Aというエリアからの旅行者はお土産に、百貨店にあるような高級化粧品を好む傾向があるのですが、Bというエリアから来られる方にはドラッグストアにあるリーズナブルな商品が人気だったり。こうした特徴に合わせて、Webサービス上の「陳列」を考えるなど、よりローカライズの解像度を高めたサービス開発をしていく必要があると思っています。

吉野:各プロダクトがローカライズを深化させていくフェーズに来ていますよね。ボタンの色、1つとってもコンバージョンが大きく変わることもありますし、検索機能もよりローカライズを意識した設計が求められる。今後はエンジニアにも国・地域ごとのユーザーをより深く理解する努力がより一層必要になりそうですし、それをプロダクトに落とし込む部分には「ものづくり」の大きな醍醐味も生まれてきそうです。

ーーみなさん、今日はありがとうございました!

取材協力:CASTER BIZ recruiting

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