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自社サービスのビジネスモデルを企画!ワクトの革新的な取り組みを徹底解説

こんにちは!株式会社ワクトの採用担当です。

本日は、ワクトの社員全員が取り組む「自社サービスのビジネスモデルを企画するグループワーク」について、取締役の星山 聡史さんに話を聞きました。

・単なる開発だけではなく、プロダクト目線での開発や企画に携わりたいと考えている方
・キャリアビジョンとして上流工程にチャレンジしていきたい方
・個ではなくチームで働くことや、会社への帰属意識を大切に考えている方

上記に当てはまる方は、ぜひ最後までご覧ください!



目次

  • 自社サービスのビジネスモデルを企画するワクト独自のグループワーク

  • グループワークのスケジュール

  • キャリアビジョンに寄り添ったチーム編成

  • 2023年の優勝企画『AI幹事』の評価ポイント

  • 毎月開催するグループワークの1日

  • グループワークで得たスキルを顧客に還元

自社サービスのビジネスモデルを企画するワクト独自のグループワーク

―ビジネスモデルを作る取り組み、まずは概要を教えてください。

社員全員が1年間グループワークに取り組み、新たなサービス・ビジネスモデルを企画します。その企画を発表会で審査し、投票で1位に選ばれたビジネスモデルを翌年から実際に開発してサービス化を目指す、というのが大枠の流れです。

メンバーそれぞれ、「アイデア出しチーム」「開発チーム」「PM研修チーム」に分かれてグループワークに取り組みます。サービスの企画だけに留まらず、収益化も含めたビジネスモデルを作るのが、この取り組みの大きな特徴です。

―ワクトはもともと自社サービスの開発を行っていましたが、改めてグループワークを取り入れた経緯を教えてください。

ワクトには自社サービス、請負開発、SESと大きく3つのサービス(事業)があり、創業当初から自社サービスの開発は常に続けてきました。

たとえば、2014年に開発した、地方の農家から直接野菜を購入できるサイト。地域活性化の目的で開発しましたが、今でいうSDGsへの取組みの第一歩だったと考えています。

2016年には交通量調査のアプリケーションを開発しました。交通量調査にかかる膨大な人手を削減して効率化し、さらに正確性も担保したアプリです。こちらもDX化の走りだといえるでしょう。

このように時代を先駆けたコンテンツを生み出してきたものの、うまく収益化に繋げられなかったのが私たちの課題でした。ビジネスモデルがそもそも収益化を狙っていなかったこともありますが、「今後は、収益化を強化してサービスを作っていこう」と旗印を掲げたのが、この取り組みのスタート地点です。

―そこで「グループワーク」という形をとったのはなぜでしょうか? 

このビジネスモデルを作るグループワークは2019年から始めましたが、グループワーク自体は2016年から行っていたんです。当時は毎回テーマを変え、1日で完成・発表する形をとっていました。

新たに取り組みを始める際に、それまでグループワークで課題解決力やプレゼン能力が培われてきた実績がありましたので、そのノウハウを活かして引き続きグループワークの形をとることにしました。

今では、このグループワークのノウハウが現場の開発チームでもプラスワンの武器になっています。



グループワークのスケジュール

―グループワークや開発は、どのような流れで進むのでしょうか?

アイデア出しチームは、9チームにわかれて月1回グループワークを行います。1年かけてサービスを企画し、ビジネスモデルを作って発表するところまで持っていきます。

グループワークが始動するのは4月です。アイスブレイクからはじまり、WBS作成・アイデア決定・ビジネスモデル図を作成し、7月に中間発表を行います。中間発表では、私たち役員メンバーが質問したり突っ込んだりしながら、8月から10月で企画をどんどんブラッシュアップしていきます。

そして、12月に発表です。もっとも票数の多かった1位の企画は、翌年から自社サービスとして開発することになり、ここからは「開発チーム」が本格的に始動。要件定義から始まり、工数見積り・提案・立ち上げ・計画・実行と、開発を進めていきます。



キャリアビジョンに寄り添ったチーム編成

―「アイデア出しチーム」「開発チーム」「PM研修チーム」はどうやって決まるのでしょうか?

最初に、どのチームに入りたいか希望をとっています。メンバーのスキルを見て多少バランスはとっていますが、基本的には本人がチャレンジしたいこと・キャリアアップを尊重したチーム分けになっています。

たとえば開発チーム。普段はフロントエンドをやっているけど、バックエンドを極めてフルスタックエンジニアを目指したいメンバーがいれば、グループワークではバックエンドを経験できるようにしたり、インフラ担当のメンバーでも希望すれば開発チームに入ってもらったり。

前年度の頑張りや日頃の努力が伴っていて、やりたいことが明確でアピールしてくれたメンバーに関しては、希望のチームに入ってもらい、普段の業務では経験できないスキルを身につけられるようにしています。

PM研修チームに関しても同様です。日頃、お客さまからの評価が高く、本人も上昇志向があってPMになりたいとしても、すぐに現場でチャレンジできないこともあります。そういったメンバーにとって、グループワークや自社サービス開発は、PMを経験できる貴重な機会になっています。そこでの努力が認められ、実際のプロジェクトでもPLやPMとして抜擢されるという好循環を生み出しているんです。


―アイデア出しチームには、どういったメンバーがいるのでしょうか?

メンバーのラインナップは本当にバラエティ豊かで、技術者もいれば営業もいますし、技術者も開発とインフラをミックスした構成になっています。普段やっている業務が違うメンバーが集まるからこそ、議論を通して新たな発見に繋がると考えてのことです。

メンバーの構成は、「この人とこの人を組み合わせたら、おもしろいアイデアが出そう!」といったことをも考えて、ある程度調整しています。役員は普段からメンバー全員とコミュニケーションをとっていて性格や考え方を把握しているので、それぞれが輝けて相乗効果が生まれるメンバー構成を心がけていますね。



2023年の優勝企画『AI幹事』の評価ポイント

―2023年の企画テーマは『Web3.0/AI』でした。その狙いを教えてください。

最新技術をテーマに据えることで、みんなにしっかり意識してもらいたかったのが1つ。また、ビジテスモデルを作るということは、そのテーマを調べてかなり勉強しないといけません。Web3.0/AIをテーマにすることで、最新技術の知見を身につけてキャッチアップしてもらう狙いがありました。

そのテーマのもと、2023年に優勝した企画が『AI幹事』で、今は開発段階に入っています。

―『AI幹事』とはどんなサービスでしょうか?

忘年会や飲み会の幹事を任されたときの“面倒くささ”を解決するサービスです。幹事を任された利用者がAI幹事に情報を打ち込むと、LINEのチャットボットを通じてお店の候補を出したり予約したりしてくれます。

マーケット調査やターゲットの明確化・ペルソナの深掘りから始まり、収益化の設計や収支の5年間のロードマップまで作り込まれている点が高く評価されました。


毎月開催するグループワークの1日

―グループワークの日は、みなさんどのように過ごしているのでしょうか?

毎月第3金曜日に行っています。14時〜16時がワークのコアタイムですが、その日は抱えている業務をお休みして、朝から勉強会や社内業務に充てているメンバーも多いですね。実際、2023年新卒メンバーの9名は、自分たち独自でもグループワークをやってアプリを作っていました。

その日はまさに「ワクト全員集合」の日で、80人くらいが集まるのでとてもにぎやかです。グループワークの後の懇親会も恒例で、みんなが楽しそうに過ごす様子を見られるのが私も嬉しいですね。

今年で4年目になりますが、毎年アイデアやビジネスモデルがレベルアップしていて、資料への落とし込みや発表のやり方もスキルアップしていることを感じます。

―ちなみに、優勝チームに商品はあるのでしょうか?

発表会のあとに忘年会があって、そこでビンゴ大会をやるのが恒例なのですが、優勝チームのメンバーは、なんとビンゴカードが2枚もらえます!(笑)

忘年会とビンゴ大会の賞品にはかなり力を入れていて、事前にアンケートをとり、ちゃんと社員がほしい賞品を入れているんです。iPadやApple watch、電動自転車などなど…豪華賞品をかけた熱いバトルで毎年盛り上がっていますね。

1年間がんばってくれたメンバーへの感謝のしるしですから、私たち役員も喜んでもらうために真剣です!


グループワークで得たスキルを顧客に還元

―グループワークの取り組みを通して、どういったスキルが身につきますか?

改めてお伝えしたいのが、私たちがやっているのが、単にサービスを企画するグループワークではなく、ビジネスモデルを作るグループワークである、ということです。

会社勤めの方にとって、アイデアを深掘りして、ビジネスモデルとして形にする経験はそう多くないでしょう。そういった意味で、普段の業務ではできない作業や脳の使い方を経験してもらえる、革新的な取り組みだと自負しています。

「エンジニアは個人でやる仕事」という認識を持っている方も少なくありませんが、実はチームワークが非常に重要です。チームでグループワークに挑戦する環境を作ることで、チームの結束が強まり、メンバーそれぞれの人間的な成長にも繋がると感じています。

なにより、プロダクト目線で物事を考えられるようになり、普段の開発業務においても、お客さまの本質的な問題をキャッチして、解決策を提案できる能力が磨かれると考えています。


―社内の取り組みが、顧客に還元されるということですね。

お客さまに代わって開発するだけの会社なら、どこにでもあります。ワクトが提供しているのは、お客さまの本質的な問題=課題を解決するサービスであり、重要なのは課題を可視化できるかどうか、そしてその課題を解決するアイディアを出せるかどうか。その力を培っているのが、ビジネスモデルを作るグループワークです。

グループワークで、メンバーは必ず何かしらの課題にぶつかります。そこで諦めることなく、解決に向けて議論と検討を重ね、ビジネスモデルとして完成させる経験。そこで培われた本質を可視化する力とアイディアを発想する力、そして技術力・チーム力があるからこそ、ワクトは期待を超えた価値をお客さまに提供する事で満足に感じて貰え、リピートにも繋がっているのだと考えています。


ー星山さん、ありがとうございました!


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