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働き方そしてオフィスツールのプロ、越川氏から学ぶ「今から、自ら」できる働き方改革。
visasQ school 3回目は、株式会社クロスリバー 代表取締役の越川慎司氏をお迎えし「AI時代の正しい働き方改革」をテーマに開講しました。2018年を象徴するようなバズワードであり、ビザスクのサービスとも非常に親和性の高いテーマということもありメンバーの期待も高まります。
越川さんのこれまでのキャリア紹介から講義がスタートします。国内・外資・大規模・中小・起業を網羅した経験に基づき、各象限の企業や風土ならではの常識やあるあるネタも踏まえた自己紹介。
様々なバックグラウンドを持つメンバー達は、笑ったり共感して大きくうなずいたりしながら聞き入っていました。
越川さんは、新卒で国内大手企業NTTに入社。その後シリコンバレーでIT企業に勤務の後、日本でのベンチャー企業の創業を経て、マイクロソフトで業務執行役員などを歴任。ビジネスマンの必須ツール「マイクロソフトOffice」ツールの責任者も務められたそうです!そして2017年には企業の働き方改革コンサルや人材育成プログラムを提供する、株式会社クロスリバーを設立。これまでに支援した企業は500社を超えました。
2016年、ビザスクに登録し数々のビジネス相談に応じている中で、自分がこれまで身に着けた「スキルや知見の価値」に気づきを得たことが独立のきっかけだそう。「知見の価値」を提唱している我々にとって非常に励みになるメッセージでした。 越川さんのプロフィールはこちら
そして講義は本日のテーマへ。
働き方改革が目的になってない?人間は本当にAIに支配されちゃうの?
働き方改革が叫ばれて数年ですが、実際に成功している企業はわずか12%で、88%は成功していない現状。それは、働き方改革が”目的”になってしまっているから、と越川さんは語ります。
働き方改革はあくまで”手段”であり、実施する”目的”は
・会社が成長すること
・社員が幸せにはたらくこと
そして働き方改革を考える前に、個人個人が「なぜ働くのか?(Why?)」を2段階、3段階掘り下げて自問自答することが重要とのこと。そういえば改めて深く考えることがなかったかもしれませんね。
「さて、自分は…?」と思案するメンバー達です。
次にこんな絵が映し出されます。
これは「AI 働き方」で検索すると出てくるイラストで「将来AIに支配される」という論調を図示したものですが、人々の表情が”笑顔”というのがなんともシニカルですね。
果たして本当に人間はAIに支配されるしかないのでしょうか・・。
いえ、そんなことはありません。「AIが人間より優れていること」を正しく理解した上でうまく使えば、AIを味方につけて働き方改革を進めていくことができる、と越川さん。
事実、クロスリバーはAIを駆使して徹底的に無駄を省き、代表の越川さん含め全員が「週休3日」を実現しているそうです。
例えば、多くのビジネスマンが時間を費やしているであろう作業。AIをつかえば・・?
①71分(一週間でPC内に保存したファイルを探す時間)が30秒に
②7時間半(1年間でパワーポイント上で画像を動かし調整している時間)が5分に
③1時間(10枚の日本語資料を辞書を見ながら英訳する時間)が5秒に
次々と示される、あらゆる無駄と費やす時間、解消するノウハウに「ええ~~」「知らなかった…」「すごい…」とあちこちから感嘆の声が漏れます。ビザスクメンバーにも、まだまだ減らせる無駄があり効率化を進めることが出来そうです。
働き方改革を進めることで、コア業務に打ち込めてさらに余白の時間が創出される、その時間で新たな付加価値を与えること。これこそが「正しい働き方改革」である。と越川さん。自分を省み業務の無駄を見直そう、と多くのメンバーが心に誓った瞬間でした。
同じテーブル人と発表し合ってみよう。「働きがいを感じるのはどういう時?」
ここでワークショップタイム。同じテーブルの人同士で「働いていてやりがいを感じるとき」について発表し合います。
知らないことを知れた時!感謝されたとき!目標を達成した時! テーブルごとに盛り上がります。
失敗しない働き方改革、今から一人ひとりができる働き方改革を教えていただき越川さんの講義は終了し、メンバーから実務に沿った質疑が繰り広げられます。
例えば「会議の無駄をなくすには?」という問いには「人数を狭める、目的を定める、ファシリテーターを置く」との回答がすぱっと返ってきます。きっと明日からの会議は生まれ変わっているはず!!
「今から、自ら、働き方改革をやるぞ」と意気込むメンバーの熱気に満ちたvisasQ schoolとなりました。
school受講生(ビザスクメンバー)の感想 ※一部抜粋
もう一度自分の仕事・業務を棚卸して、無駄な部分、削減できる部分がないか、じっくり考え、余った時間をもっと生産的なことに活用できるようにしていきたいです。
挙げきれないほど「なるほど」とうなずいてしまうポイントがたくさんあって、大変興味深く拝聴しました。 仕事も家庭もなんてわがままなのかと未だ思っていましたが、自分自身の時間の使い方を見直すだけでまだまだ可能性はあると再認識できる貴重な機会でした。
まずは自分の仕事
、作業の棚卸をして(そもそも今どんな仕事しているのか+1週間どう時間を使っているのか)、無駄な部分削減できる部分自分がやらなくてもいい部分を見直したいと思います
なんとなく自分の時間の使い方を毎週1on1で振り返っていたが、「しっかり記録して」振り返っていたわけではなかったので、数字に落とし込んでPDCA⇒DCAを回そうと思った。
メールやスラック等のコミュニケーション手段の効率化をしたいと思います
まずは足元でどんな時間が削減できるかを見つめる。チーム全体でも全体工数を意識し、どんなプロジェクトができるかと考えるとわくわくしました。
次回はどなたをお招きして開講するのでしょうか?
メンバーの学びを応援しリアルに知見をつなげるvisasQ school、次回もどうぞお楽しみに。