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びびりまくっていた私がバングラデシュ教育ベンチャーでインターンを始めるまで

初めまして。神澤真衣です。
バングラデシュに来て、ちょうど今日で1か月です。

私は現在、VENTURAS LTDという、バングラデシュのダッカにある会社でインターンシップをしています。

弊社では、ビジネスでバングラデシュの教育問題解決に取り組んでいます。


私が今行なっていることは、

①日本語教師(バングラデシュ新卒エンジニアの日本就職事業の立ち上げ)

②新規事業(ロボットスクール)立ち上げ

③インターン生採用

④PR広報

です。



日本語スクールの様子



ロボットスクールの様子


これらについては、また次の機会にお伝えしますね!


日本では、獨協大学に通っています。

今春から4年次なのですが、4年次を休学しました。

記念すべき初回は、以下のことをお伝えします。



〔インターンシップの地をここに決めた理由〕

バングラデシュ?どこ?

そんな声が聞こえてきそうです。

もちろん、私の周りにもバングラデシュに足を運んだことのある人はいませんでした。

世界一周経験者である、とあるNPOの代表の方でさえもバングラデシュには行ったことがないとおっしゃっていました。

それに、私がバングラデシュを知ったきっかけが2017年のテロだったため、危険なところ、怖いところ、というイメージが横行していました。

友達や両親に心配され、もちろん自分自身でも不安で、時には喧嘩をしてまで、なぜここに来たのか。


理由は3つ。


1つ目は、弊社のCEOである上田代里子さんのところに行きたい、と思ったから。


弊社CEOの上田代里子さん


私は、国内外を問わず、インターンシップを探していました。

学生のうちからビジネススキルを身につけたかったので、インターンシップを探していました。

そう思うきっかけとなった出来事がありました。

他の途上国で、たった数日間でマーケティングから利益を出すところまで、自らで0から1を生み出す経験をしたことがありました。

とても大変だったけどそれ以上に楽しくて、またその国の人のみならず、海外の観光客も喜んでくれたことがとても嬉しくて、長期スパンでビジネスをしたいと強く思ったのです。

そんな中で、代里子さんの会社が目に留まりました。

生まれた環境でなぜ人生が左右されなければならないのか。

私が心の中で思っていたけれど上手に言葉にできず、もやもやしていたことを全て言語化してくれていた会社だったのです。

企業理念や代里子さんの言葉1つ1つにも感銘を受けました。

しかし、バングラデシュという場所がとても怖かったです。

その為、バングラではない地で同じような理念や思いを掲げているところはないだろうか、と探しました。

結果、ありませんでした。

せっかく休学するならしっくりくるところに行きたい!

ここがダメだったら他のところを探そう!

そう思い、勢いでクリックしたのを覚えています。


Skypeでの面談担当は、当時インターンシップをしていらした柳原愛さんでした。

画面越しから見てもとても可愛らしくて、気さくな方でした。

直接お会いしたかったな、と思っていました。

あっという間に面談が終わり、そのあとの言葉に耳を疑いました。


「今CEOが日本にいるから、会っておいで!」


え?会えるの?

とてもびっくりしました。

それと同時に、何かのご縁だな、とも思いました。

たまたま帰国していらした時期とSkype面談の時期が被るなんて。

そして、大学での授業後に、代里子さんとの待ち合わせ場所であるカフェに向かいました。

お綺麗な方だなというのが第一印象でした。

カフェでお話をし、会社の話やバングラデシュでの生活を聞きました。

お話をしたのは1時間くらいでしたが、代里子さんのところに行きたい、直感でそう思いました。

そうは思ったものの、バングラデシュ。

行くか行かないか決める猶予期間を1か月程いただきました。

本当に悩んで悩んで。

何人かの友達にも相談しました。

そして、ある友達に言われた言葉が決定打となりました。


「人ってね、自分の求めている答えを言ってくれる人に無意識のうちに相談してるんだって」


本当にその通りだな、そう思いました。

なぜなら、相談した友達の中には、心配こそしてくれるものの、面白いくらいに否定する人はいなかったのです。

「いいじゃん!行っておいで!!」

皆が口を揃えてそう言ってくれました。

心の中では行くと決めていて、周りの後押しが欲しかったんだ、とやっと気づきました。

そして、行く旨を代里子さんに伝えました。



2つ目は、新興国•途上国×教育 に興味があったから。


私自身、教員を志していた時期がありました。

その影響もあり、日本では塾講師としてアルバイトをしていました。

また、ラオスやカンボジアの教育実態を現地で目の当たりにしたり、JICAさんの行なっているプロジェクトを拝見したり、現地の方から直接お話を伺ったりする機会があり、途上国や新興国の教育に関心を持ちました。


JICAラオス事務所訪問の様子



Sokpaluang小学校訪問の様子(ラオス)


JICAさんの行なっている算数プロジェクト視察も兼ねて、訪問しました

劣悪な教育実態で、言葉が出なかったことを鮮明に覚えています。

例えば、学校の先生が副業として、授業中にも関わらず生徒達にお菓子を売っていることとか。

生徒達は生徒達で、周りの生徒が先生からお菓子を買っているのに、自分だけ買わないのが嫌だから、親からもらったほんの少しのお金をお菓子に費やしてしまうようです。

親がそのことを分かっていて、お金を渡している場合もあるとか。



3つ目は、単純にバングラデシュが面白そうと思ったから。


散々びびっていたくせに…と思われるかもしれませんが。

好き好んでバングラデシュに行く人ってあんまりいないんじゃない?

のちのち絶対おもしろいじゃん。

グラミン銀行やBRAC銀行も行ってみたいし。

そう思い、バングラデシュに来ました。

あと、アジアが好きだから。

カナダ以外で行ったことある国が全部アジアだから、かもしれませんが。

人がとっても優しくて、人懐っこくて。




〔行くと決めてから出発まで〕

多くの人に前もって話すということはしませんでした。

大学で友達と会うと、会うのこれが最後かもという思いを込めて、またね!バイバイ!という日々でした。

出発前に会いたい人ももちろんたくさんいたのですが、あえて自分からは会いに行かなかったです。

なぜか。

無事に生還するため!!!!

会いたい人だらけだったのに会いに行かなかった、というやり残したことがあったら、意地でも生き延びる気がしません?笑


嬉しかったのは、小学生の女の子達がお手紙をくれたこと。


もらった手紙


私は塾講師としてアルバイトをしていたのですが、そこでみていた子達がくれたんです。

また戻ってくるけど一瞬いなくなるからね、私がいない間に賢くなっておいてね、という話をしていました。

その日の夜に読んでひっそりと泣きました。


あとは、空港までわざわざお見送りに来てくれた友達や両親がいたり、母が出発2週間程前から私の好きな食べ物ばかりを作ってくれたり、恵まれた環境にいることを再認識することが多い期間でした。

飛行機の預け入れ荷物の上限が30キロだったのですが、私のキャリーケースはそのMAX30キロをオーバーしていました。

急遽機内持ち込み用のリュックに移し変えて、30キロにしました。


30キロ超えの荷物


とても重かった…。

そして、マレーシアのクアラルンプール経由でダッカまで来ました。



〔ダッカ1か月を経て〕

思っていたよりも数百倍、普通に暮らしています。

30キロも荷物いらなかったんじゃないかと思う程です。

そしてなんと!今のところ、1回もお腹を壊していません!!!!

そんなに変なものは食べていないからなのか、それとも私が疎いだけなのかは分かりませんが。


渋滞は本当にすごいです。



ダッカ市内の様子


写真で見たことのあるダッカの様子は、多少盛ってるんじゃないかと思っていましたが、メディアで見るままでした。

ルールというものがないから本当に進まないし、みんな我が先にと突っ込むので、クラクションの嵐。

国際免許があれば運転できるようですが、絶対にしたくないです。


また、人が本当に親切で人懐っこい。

バングラに来て5日目でメイドさんにお金を盗まれかけたこともありましたが、本当にみんな良い人です。

こういった事件も次の機会に紹介できると面白いですね。


社員さんがローカルご飯に連れて行ってくれた時の写真


社員さんがよくしてくれるのはもちろん、自宅やオフィスの警備員さんもとってもよくしてくれます。

イベントでお会いする方々もみなさん親切で、たくさん(時にはしつこいくらい)話かけてきてくれます。



イベントの様子


イベントのことも、後ほど紹介しますね。


とある大学で開催されたイベントの帰り、Uber(車を呼べるアプリ)が全く捕まらなかったことがありました。

そんな時、社員さん一同が私を取り囲んで、人混みの中を歩くときは右手も左手も手を繋いでくれて、こんなにか!!!ってくらいに守られて、Uberが捕まりそうなメインストリートまで連れて行ってくれたことがありました。


Uberを呼ぶのにも、毎朝自宅の警備員さんが手伝ってくれます。

(Uberが地図を読めないため、毎回ほぼ電話がかかってくるのですが、それがまたベンガル語なのです。)


イベントの際には、学生、社会人問わずいろいろな方が私に興味を持ってくれます。

あと、必ずといっていいほど「selfie?(自撮りしよう?)」と声を掛けられます。

先日のイベントの際には、selfieを求められすぎて、人生で初めてselfieを断り、人混みから逃げてきました。



日々の出来事全てが新鮮で、とても楽しく、有意義に過ごしています。

以上、第1回目の記事でした。


次回は、私の業務内容の詳細をお伝えします。

お楽しみに! 

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