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【スタッフインタビュー】「自分自身が挑戦するから、"挑戦"の楽しさを伝えられる。」副業教育プログラムファシリーテーターの話

こんにちは、very50で採用を担当している中嶋です。

very50の教育プログラムを導入している高校では、”毎週〇曜日のx時間目はvery50の授業”という形で高校から1年間週1回の授業を受託し、加えて1年間の集大成として、修学旅行で超実践的なプロジェクト型研修旅行を実施していきます。

very50では、very50のフルタイムスタッフだけではなく、普段はvery50以外のところで活動しながら、副業としてその経験をvery50でも活かしてくれるメンバーを積極的に巻き込んで教育プログラムを運営しています。

今回のスタッフインタビューでは、東北の高校で探究授業のファシリテーターを担当している長尾郁実さんにお話を伺いました。


「挑戦を心から応援できる社会の実現」という人生のテーマ

-- 早速ですが、学生時代はどんな学生でしたか。

長尾 : はい。大学時代は、貧困を撲滅することを志し、開発途上国について学んだり、世界各国で人道支援を行っているOxfarmを大学内で設立して活動していました。加えて開発経済学を学んでいたり、社会課題解決には元々興味があったのですが、留学中に国連の会議に参加した経験を通して、国連などの権力の大きさに支援が依存することに違和感を感じ、卒業後はもっと現場で手触り感のある直接的な支援をしているエシカルバッグブランドに就職することにしました。

Oxfarmクラブのみんなと


-- 学生時代から、社会課題解決に興味があったのですね。very50との縁を感じます。卒業後、エシカルブランドに就職してからはどんなキャリアを歩まれたのですか?

長尾 : 最初に就職したエシカルバッグブランドは、実は入社2ヶ月ほどで退職を検討し、半年後には退職することになりました。最初は新入社員全員の配属が店舗だったので、私も店頭に立ってバッグを売っていたのですが、「自分の20代の熱量に溢れる時間の使い方としてこれは違うかも」と思い、別の道を進むことにしました。

ただ、辞めた時に他の仕事が決まっていたわけではありませんでした。なので、当時住んでいた場所が”みんな表現者”というコンセプトのシェアハウスで、同居人たちがそれぞれ様々な夢を持って面白い挑戦をしていたので、私もしばらくは住人のプロジェクトをサポートすることに時間を使っていました。琴とEDMを使ったクリエイティブプロジェクトなど、変わった挑戦も多く楽しかったです。実は、この時の経験から自分が共感する人の挑戦を応援することの喜びを知り、今では「挑戦を心から応援できる社会の実現」という重要な人生のテーマにつながっています。

また、そんな時に通信制の高校で生徒へのコーチングをする今の本業のお仕事に出会って、高校生の挑戦を応援できる素敵な仕事だなと思い、就職することにしました。その高校では「行動を起こす」を重要なコンセプトとして掲げ、生徒たちが数々のトライ&エラーを経験し、その結果として成功体験を積み重ね、結果的に将来生徒たちが、自分の好きなことややりたいことを追求しながら生計を立てられるようサポートしています。

シェアハウスのハウスメイトたちと


生徒の可能性を信じて、自らも変わり続け、一緒に学び進化していく

-- 素敵な人生のテーマですね。またvery50で働く前から高校教育にも関わられていたのですね。そんな中で、なぜvery50に参画しようと思ったのですか?

長尾 : very50スタッフの1人が大学時代の友人で、彼から授業のゲストスピーカーとして声をかけてもらったのがvery50との出会いです。その後、その友人からもっと深く関わらないかという話をもらいました。

もともと通信制の高校を通じて教育に関わっていましたが、very50での活動を通して、全日制の高校に通う生徒たちに、教室だけでは得られない新しい学びや自分の興味を広げる出会いを提供することで、私自身がこれまで経験してきたことを、より広く還元できることにワクワクしました。まさに、自分がやりたいことをより追求できると思ったんです。

very50の授業を教室で実施している様子


-- 実際にvery50で働いてみていかがでしょうか。

長尾 : まずvery50は、新しいことに果敢に挑戦しようとする組織である点が印象的です。例えば、私がこれまで経験してきた多くの教育プログラムは、一度フォーマットが出来上がると、後は長い間それを使い回すことが多いのですが、very50のプログラムは生徒の特性に応じて日々変化させています。私は東北のある高校の探究授業の授業設計とファシリテーションを担当しているのですが、毎回の授業に際してvery50スタッフと、生徒の特性や状況に合わせて授業の内容、レジュメ、投影資料、セリフを全て作り変えています。生徒がただ教育を受ける存在ではなく、生徒の可能性を信じて、自らも変わり続け、一緒に学び進化していくvery50の教育に対する強いスタンスを感じる瞬間です。

-- very50がとても大事にしている教育へのスタンスですよね。very50で働いていて喜びを感じる瞬間はどんなところにありますか?

長尾 : 伝えたいことが生徒に伝わっていると実感できる時はとても嬉しくなります。授業の中で『*ぷち夢』を叶えるプロジェクトをやった際、"部活のメンバーにありがとうを伝えるプロジェクト"など、very50の授業がなければ絶対に取り組んでいないことに挑戦して、最後に多くの生徒から「やってよかった!」という言葉を聞いた時は、やはりうれしかったですね。教育は、生徒の表層的な変化だけが重要ではないと思っていますが、それでもやはり生徒が目の前で変わる瞬間に立ち会うのは、素直に嬉しいです。

*『将来の夢』だけでなく、日常のちょっとした『ぷち夢』を実現していくことで人生を切り開いていこうというvery50の考え方


-- 真剣に向き合って、生徒に届いた瞬間はやはりうれしいですよね。very50の活動を通して、逆に郁実さん自身が成長したポイントなどはありますか?

長尾 : 一番は、very50での活動を通して、私自身が何事も楽しむ素敵な大人でいられているかを意識する機会が増えました。生徒の前に立って話をすると、言葉の一つ一つが、どれだけ自分自身の言葉で語ることができるのか、とても意識させられます。生徒に「挑戦は大事」と言うからには、自分自身もたくさんのことに挑戦をしてイキイキと人生を切り開いて、心の底から「挑戦は大事」と思えてなければならないと感じます。


生徒と共に何かに挑戦していくことは何物にも変え難い

-- 生徒に言うからには、自らも有言実行する必要があると。郁実さんの最近の挑戦を教えてください。

長尾 : たくさんあります。まずはvery50での活動も一つの挑戦です。それまでメンタリングという形で高校生に関わることはありましたが、very50では「何を伝えたいか」「どう伝えるか」を考えて、100人近い生徒にむけて実際に授業をするのはとてもチャレンジングです。本業の仕事も当然挑戦の一つです。それ以外でも、一棟貸しの宿を開業するための会社を立ち上げたり、また来年からフランスに移住するので、その準備をしていたり、日々いろんなぷち夢を叶えるべく挑戦しています。あとは、実はずっとヒッチハイクをやってみたかったんですが、「危ないからやめときな」という言葉に負けて今までできてなくて。very50で授業するにあたってこれはやらなきゃいけないと思って、東京から名古屋までをヒッチハイクしてみました!やってみると意外とみんなタクシーみたいに車に乗せてくれました。改めてやってみないとわからないことってあるよなとしみじみ感じました。

あと、very50で出会った”ぷち夢”という概念を周りの人にも広めています!最近は田舎暮らしで、スマホの使い方もよくわかっていない母がずっと「劇団四季を見てみたい」とか「東京に1人で行ってみたい」と言っていたので、背中を押してみました。

-- それはとってもうれしい!ぷち夢の布教活動ですねw

長尾 : はい。母もすっかりぷち夢のファンになっちゃって。母は短歌が趣味なのですが、ぷち夢に関する短歌なんかも作っています。実は今度それが新聞に乗りますw

お母さんが作った短歌。地元の新聞に掲載予定


-- なんと!それはうれしいですね!

長尾 : このぷち夢という私が大好きな考え方が広がって、いろんなことに挑戦する人が世の中に増えて欲しいなと思っています。

-- とっても共感します。では最後にvery50での活動に考えている方にメッセージをお願いします。

長尾 : very50での活動は未来を広げる可能性を秘めていると伝えたいです。一つの組織だけに所属するよりも、様々な環境で活動を経験することで、新たな学びを得たり、新しい景色を見ることができると考えています。興味を持っていただけたら、まずは是非very50のメンバーと話してみてください!素晴らしい人ばかりで、very50の活動を通して、生徒と共に何かに挑戦していくことは何物にも変え難い価値ある経験になると確信しています。一緒に自分自身と世界を、もっとオモシロクしていきましょう!

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