未経験はハンデじゃない。飽くなき向上心で掴む、理想の未来
2020年、未経験の状態から第二新卒として入社した村田 弥月。彼女は、持ち前の向上心と英語力を武器に、若手のホープとして大きな成長を期待されています。彼女はどのような思いで当社へと入社し、これからの未来を描いているのか。これまでを振り返りつつ、未経験からスタートした村田のストーリーを紐解きます。
持ち前のスキルを活かしながら誇れる自分に成長したい
業界未経験で入社しながらも、持ち前の向上心で一つずつスキルを磨き、会社にとってなくてはならない存在へと成長する。
第二新卒にとって理想的でありながらも、なかなか実現するのが難しいこのキャリアステップを、現実のものとした一人の女性がいます。
それが、コマーシャルセールスチームのアカウントエグゼクティブとして働く村田。彼女は、当社が主戦場とする製薬業界の知識はもちろん、ITに関する知識もゼロの状態からその門を叩きました。
村田 「母親がイギリス人ということもあり、英語を使う生活が日常。仕事でも英語力を活かしたいと常々思っていました。しかし新卒で入社した会社では、英語を活かす機会が全くなく……。当時は営業職として働いていたのですが、ただコミュニケーション力だけを強みにするのではなく、英語力も含めた自分にしかできない専門的なスキルを身に付けたい、武器にしたいと思うように。そこで見つけたのが、Veevaだったんです」
転職活動を開始するまでは、Veevaという会社の存在を知らなかった村田。しかし、面接を通して会社や仕事を知るうちに、興味がどんどん高まってきたと言います。
村田 「Veevaは全くの異業種だったからこそ、今の自分にないものをたくさん得られる環境があることが魅力でしたね。ただ、入社の決め手となったのは、Veevaで働く先輩社員の姿です。仕事に向き合う姿勢はもちろん、努力の末に勝ち取った今のキャリアなど、すべてが私の憧れと言えるものでした。
そんな先輩が採用活動においても私を手厚くフォローしてくださり、未経験だけどここで頑張ってみようという気持ちになれたんです」
こうして村田は、「やってやる」という強い意志を武器に、当社への入社を果たしました。ここから、彼女のキャリアは大きく加速していきます。
「未経験」を強みに変えて、果敢にチャレンジする
入社後の村田は、持ち前の向上心と英語力、コミュニケーション力を武器に、次第に才能を開花させていきます。
村田 「アカウントエグゼクティブは、担当する顧客との関係構築と顧客にとってのVeeva価値の向上が主な役割です。私の場合は20社以上の外資系顧客を任されています。業務としては、進行中プロジェクトのミーティングの調整から、システム活用についてのワークショップの開催、新規顧客への要望・要件のヒアリングとそれに応じた提案など。かなり幅広くやらせてもらっています。
最近では、2020年に新機能として発表した重要顧客管理に関するインサイトを迅速化する『Veeva Link』について、グローバルより積極的に情報収集しながら学び、その推進を担っています」
彼女の持つ英語力は、この仕事において非常に重要な役割を果たすスキル。実際に働くことで、その大切さを身に染みて感じていると語ります。
村田 「海外の顧客に対し、日本独自の要件やルールを理解し、システムを正しく運用してもらうのは決して簡単なことではありません。日本では当たり前と思っていることが、海を越えるとそうではなくなってしまうことも少なくないんです。些細な違いでもしっかりと説明し、理解してもらう。自分の英語力やコミュニケーション力をこのような形で役立たせることができるのは、やっぱりうれしいですね」
また村田は、日々の業務を通じて、システムに関する知識や製薬業界に関する知識も成長させています。
村田 「お客様に正確にお伝えするためには、まず自分が製品やシステムに対してしっかり理解しておく必要があります。だからこそ、勉強勉強の毎日です。今思えば未経験で良かったとも思いますね。というのもこの仕事では、どのシーンでも絶対に使える知識というのはあまり多くはありません。お客様の要望に合わせて変化する機能をしっかりと捉え、理解していくためには、現場で学んでいくしかないんです。
未経験だからこそ先入観を持つことなく、一つひとつの仕事をそのまま経験として吸収していける。わからないことや困難にぶつかっても、また一つ成長するための機会を得られたと思えば、勉強することも苦になりません」
密なコミュニケーションでお客様からの信頼を勝ち取る
未経験からの入社だからこそ、真摯に、そして愚直に、一つひとつの経験を大切に成長していきたいと語る村田。日々の仕事に対する向き合い方も、その想いが感じられます。
村田 「今の時代だからこそ、私は直接的なコミュニケーションを大切にしたいと思っています。最近だと『電話よりもメールがいい』という方も多いと思いますが、私は電話が大好きですね。文章よりも電話の方が、こちらの気持ちはもちろん相手の気持ちも伝わってきますし、お客様に対してより近い距離にいられるような気がするんです。
メールも、堅苦しいものよりはチャット感覚で、とにかく『いつでも私に連絡ください』という気持ちが伝わるように心がけています」
便利なツールが増えコミュニケーションを簡略化できる時代だからこそ、密なコミュニケーションを心がける。この姿勢は、単にお客様との関係性をより良いものにするだけでなく、彼女の成長にもプラスの影響をもたらしてくれています。
村田 「この業界は専門的な分野ですから、お客様とお話ししていても、『そうなんだ』と思うことが数多くあるんです。直接的に仕事に影響しない豆知識のようなものであっても、自分が知らなかったことを伺うと、とても嬉しい気持ちになります。
だからこそ、もっと人と話したいと思いますし、こうして歩み寄っていけば、相手もたくさん話してくれる。そしてたくさん話してもらえれば、自分自身の知識がより増えていく。良いことづくめなんですよ」
日々進化していくライフサイエンス業界。顧客とのコミュニケーションの中で専門知識を増やしていくことはもちろん、村田にとってかけがえのない瞬間があるという。
村田 「お客様に『村田さん、これ教えてください』と言われるのが幸せなんです。『私に聞けば分かると思って頼りにしてくださっている』と感じると、すごく嬉しくなります。聞かれたことに対して、自分が答えられることが増えることも喜びです。お客様の役に立てる機会が少しでも増えると、自分が成長していると実感できます」
地道な努力を重ねながら、一歩ずつ成長していく
学ぶことを楽しみ、成長する自分に喜びを見出す村田。成長への意欲はまだまだ衰えず、もっと大きく成長していきたいと語ります。
村田 「この1年、さまざまな仕事を通して、ヒアリング力はかなり磨けてきたと思います。しかしまだ、提案力は足りていないと感じています。お客様が満足する提案をするためには、業界の知識はもちろん、製品の知識ももっと深く身に付けていかなければなりません。今はまだ先輩に頼ってしまっている部分も少なくありませんから、まずは独り立ちできるよう、今一度気を引き締めていきたいです」
大きな成長を実現するためには、まずは足元を固めるところから。村田は、いたずらに焦ることなく、一歩一歩確実に成長への道を歩んでいきます。
村田 「ありきたりな話かもしれませんが、本を読んだり、詳しい人に話を聞きにいくとか、社内外の勉強会に参加したりとか、できることは何でもやるようにしています。そうしてスキルを伸ばし、それを元にお客様の信頼を獲得しつつ、持ち前の英語力を活かしてよりグローバルに活躍していければうれしいですね。
社内には、海外メンバーを含めて『目指したい!』と思えるロールモデルがたくさんいます。目標となる人たちが目の前を走ってくれているからこそ、現状で満足して立ち止まっていられないんです。積極的にチャレンジでき、次々と仕事を任せてもらえる環境でありながら、上司やチームメンバーのサポートがしっかりあることも、安心して前へ進める要因の一つです」
Veevaには、ナレッジ共有の文化が根付いており、自ら積極的に学ぼうとすれば、無限に知識を吸収できる環境があります。だからこそ、当社で活躍する人材に必要なのは、知識や経験ではなく、前向きな姿勢と向上心。村田の持つ高い積極性が、Veevaの文化とのシナジー効果により、彼女自身の才能やスキルをより大きく花開かせるきっかけとなったのです。
彼女はこれからますます大きく成長し、当社はもちろん、お客様にとってもなくてはならない存在となってくれることでしょう。