株式会社ベンチャー広報の働き方や魅力についてお話しいただいたイベントレポート前編に続き、後編ではコンサル会社とPR会社の違いや、一般の方から寄せられた質問への回答についてお話ししていただきます。
コンサル会社とPR会社の違い
荻野:高橋さんはベンチャー広報に入社される前はマーケティングのコンサル会社に勤めていたとお伺いしています。コンサル会社とPR会社の違いについて教えてください。
高橋:前職のコンサル会社は自分で手を動かすのではなく、「こんなものがあるのでこれをやってみたらいかがですか?」というように提言することが多かったです。
一方でPR会社では自分でクライアントの情報をインプットして資料にまとめ、メディアにアプローチして取材を獲得していきます。自分で手を動かすからこそ得られる経験がある点が大きな違いだと思います。
ベンチャー広報としていうならば、営業の有無も大きな違いです。前職では営業もあわせてやっていましたが、ベンチャー広報では営業が不要のためクライアントの満足度をあげることのみに専念できます。
荻野:PR会社で働く魅力はどんなところにありますか。
高橋:取材につながりにくい情報を切り口を変えたり、ほかのものと組み合わせたりして、「どんな情報であればこの分野・業界に興味のある記者に刺さるか?」を考えるところです。影響力のある報道獲得ができたときにはやりがいや魅力を感じます。
他にも世の中に認知されていないものを広めていくという点に魅力を感じています。スタートアップの広報をすると反響を聞かせていただく機会が多いです。成果を肌で感じられる点がとてもいいなと思っています。
採用情報
荻野:最後に野澤さんから採用情報について教えてください。
野澤:弊社は基本的にはキャリア採用メインでさせていただいています。具体的には広報・PRの経験が3年以上ある方です。入社後に期待するところとしては、基本はクライアントを3〜4社持てる方、あるいは持てるようになる方を採用させていただいています。
その他の応募条件としては以下のとおりです。
・事業会社での広報経験2年以上
・PR会社での実務経験2年以上
・フリーランスのPRパーソンとしての実務経験2年以上
・マスコミ(新聞社、出版社、テレビ局など)での実務経験2年以上
・広告代理店での実務経験2年以上
もしベンチャー広報に興味がある方はお気軽にご連絡いただければと思います。弊社は広報・PRのプロフェッショナル集団です。そのため、ある程度実力のある人でないと入社した後が厳しくなってしまうと思います。
今はまだ経験が足りていないという方は無理して弊社に入るのではなく、他で実績を積んでから弊社に来ていただけたらと思います。
質問回答
ここからはイベントに参加された方からの質問とそれに対する回答をご紹介していきます。
Q:副業をしても大丈夫ですか。
野澤:大丈夫ですが、できる副業とできない副業があります。ベンチャー広報の本業と重なる広報・PRのコンサルティング関連の副業はNGとさせていただいています。それ以外であれ基本的にはなんでもOKです。実例だとWebライターの副業をしている社員は何人かいますね。
Q:成果軸の指標はどんなものがありますか。
野澤:成果軸はとても明確で「クライアントの満足度」です。クライアントの満足度は6ヵ月ごとに行われる契約更新で決まります。契約更新率が高い=クライアントの満足度が高いと判断します。
Q:研修期間のようなものはありますか。
野澤:弊社には体系立った研修がないので、いわゆるOJTになります。前提条件として広報・PRの未経験者は採用していないため、0から広報を研修で教えることはありません。最初の3ヵ月は先輩に習い、そこから徐々にひとり立ちしていくというような流れです。
Q:フリーランスのように働く場合、仕事とプライベートの時間の区切りが難しいように思いますが、どのようにされているのでしょうか?
高橋:ぼくの場合は気分や状況に応じて臨機応変に変えているため、明確に時間を区切ることはしていません。
自分が仕事をがんばりたいときはがんばりますし、ゆっくり仕事をしたいときは適度に休憩をとりながらしています。
仕事が多く、気分が乗らない日はカフェに行って場所を変えて作業することもありますね。ちなみになんですが、カフェで仕事をする際、ドリンク代を経費精算できるのが嬉しいですね。効率を考えて、カフェで仕事をする社員も多くいると思いますよ。
いかがでしたでしょうか?今回は「PR会社で、会社員とフリーランスのいいとこ取りの働き方」というテーマで、株式会社ベンチャー広報の代表取締役・野澤直人さんとシニアPRコンサルタント・高橋和輝をお招きして株式会社ベンチャー広報の魅力や働き方について伺いました。
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