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SPEEDAプロダクトについて詳しく聞いてみました!(Strategic Partner Teamインタビュー:前編)

SPEEDA Japan の中にあるチームの一つ、 Strategic Partner Team(※以下、SPTと略)の皆さんにお話を伺いました。前編では、SPEEDAってどんなプロダクト?をお伝えし、後半では、SPTチームの仕事について伺いました!ぜひご一読ください!



光岡 亮介(みつおか りょうすけ)愛知県出身、南山大学卒業後、保険業界での生命保険・損害保険の法人営業の経験を経て2018年5月から同社へ入社。入社後はサポートデスクのリーダー、SPEEDA全体のカスタマーサクセスチームのマネージャーを経て、現在Strategic Partner Teamのマネージャー。エンタープライズ企業に対するSPEEDAの数値責任と社内の他サービスを組み合わせた価値提供の企画遂行を担当。
新井 駿也(あらい・しゅんや)大学卒業後、カナダにてマーケティング業務に従事。帰国後は人材育成と組織開発を行うコンサルティング会社にて勤務し、中部、四国エリアで自動車関連企業や地場オーナー企業を中心に法人営業を経験。2021年3月に同社へ入社。大手通信や総合商社領域を中心にSPEEDAの法人営業/活用支援担当として活動し、社内のSPEEDA以外の事業との連携プロジェクトにも従事。
路 星(ろ・せい)中国出身、2012年日本での大学院で修士課程を修了後、地方銀行で店頭営業・外為業務を経て、2017年11月に同社へ入社。入社後はインサイドセールス業務や、エンタプライズ向けインサイドセールスチームの立ち上げを経て、現在Strategic Partner Teamの新規顧客開拓・既存顧客向けインサイドセールス業務に従事する。また、エンタープライズ企業に対するコンテンツ企画を担当。

写真左から、光岡・新井・路

◆SPEEDAとは

経済情報プラットフォーム。金融機関、事業会社向けに世界中の企業データ、業界レポート、市場データ、M&A、専門家の知見など、戦略策定や市場分析に必要な情報を提供している

◆Strategic Partner Teamとは

SPEEDAを契約していただいているお客様のうち、20法人を固定化して顧客深耕を担当するチーム。SPEEDAプロダクトだけではなく、他事業のプロダクトとクロスセルを提案するなど提案の幅が広いことが特徴

SPEEDAはユーザーフレンドリーなプロダクト

- SPEEDAの好きなところはどこですか?

路:いきなりですが財務比較の機能で縦軸と横軸を自由に変えられるところが好きです!データをエクセル上で縦軸と横軸を変えようとすると大変ですけど、SPEEDAならカーソルを合わせて移動するだけで2秒でできるんですよね。

ダウンロードする前に、ある程度フォーマットが作れるのはユーザーにとって使い勝手が良いと感じますしここにこだわる開発側の発想が、すごくユーザーフレンドリーだなと感じています。

光岡:更に細かいですが財務情報を見るとき、画面上で数字にカーソルを合わせると、数値算出の計算式が隣に出るようになってます。計算式の中の数字を更にクリックすると決算書の数字を記載してある箇所に飛ぶんですよね。ユーザーが数字を見るときに「計算式をみたいだろう」とか、「具体的に記載されている箇所もみたいだろう」とか、ユーザーが困るだろう視点を考量しています。

- 路さんは、前職で調査業務はしていた?

路:前職というよりは大学院の時に経営管理学を学んでいたので、その時に企業分析をしていました。大手企業の5年分の情報を全部PDFでダウンロードして、ポートフォリオモデルにデータを入れるんですよ。ベータ値を算出したりとか、全部手作業なんですよね。端末の前で1日作業していたのに気付いたらデータが3年分しか手元にない・・・、2年分別で手作業でとってこなきゃ、みたいなことはよくありました。なのでSPEEDAのありがたさはすごく実感しています。

-新井さんもSPEEDAの好きなところはありますか??

新井:僕も一緒なんですが、開発目線じゃなく、ユーザー目線で作り込みされているなというところを感じています。お客様からも、SPEEDAは私たちの業務、例えば経営企画だったり、営業企画の人の業務フローをちゃんと理解した上で作っているねって言っていただけることがあります。

ユーザーの調査フローに沿った形で、業界レポートから業界に関連するトレンドのレポートに飛べるとか、より詳細にニュースで最新動向を拾うとか、そういう回遊構造、導線設計がしっかりできてるのはすごい価値だなと感じます。

- 回遊構造とは?

路:チーム独自の用語かもしれないですね。

例をあげると、業界を調べて→企業を調べたら→次に財務をみて→その企業が違う業界にも事業を展開していたらその業界を見て→また企業を調べて…というような感じで、色々な情報を辿りながら仮説を作ったり、あたらしい調査テーマを見つけていくイメージです。業界のレポートや企業のページに関連する情報をリンクとして埋め込んでいるので、すぐに別タブを開いて確認することができるんです。ユーザー目線の発想がいろんなところに入ってます。

光岡:コンビニの関連業界という情報がレポート内にあったりするんですが、菓子パンとか、弁当とか、レジとか関連する業界がリンクしてあるんです。コンビニ業界だけを見るのではなく、「その業界について調査をする人ならここも見るよね?」というポイントが押さえられている所は喜んでいただけますね。



SPEEDAを使うと意思決定に集中できる

- SPEEDAというプロダクトを使う良さ、価値は何ですか?

路:例えば、ニュースを見るとか、いろいろデータを集めて一旦資料に落とし込むとか、極端な言い方をすると時間はかかるけれどもやり方さえわかれば誰でもできることの時間を圧倒的に短くすることができます。SPEEDAを使うことによって調べた先にどのような順番で意思決定をするかとか、考えるための時間ができるというのは、意思決定の加速化につながっているかもしれませんね。

光岡:私はSPEEDAの価値として視野が広がるという感覚がすごくあります。

路:「新しい発見がある」とお客様に言ってもらえますね。

光岡:とあるお客様で、自社の本質的なベンチマーク先を見つけたいというご相談がありました。SPEEDAを見れば、その企業が重要視している指標を軸にして、同じくらいのレンジにいる企業の一覧を一気に表示することができるんです。もしSPEEDAがなかったら、同じ指標を重要視していそうな企業を1社1社思い浮かべて、しらみつぶしに探していく必要があります。思いつかなかったら選択肢に入らないし、そもそも忙しい中でそこまでの時間を取れなかったりするのでなかなか調査が前に進まないと思うんですよね。SPEEDAで情報収集・調査のハードルが下がったり、視野が広がるというのが一番の価値なんじゃないかと思います。

路:私はその業界に知見があるか、良い情報収集ができているかどうかによって、意思決定が大きく変わる印象を持っています。SPEEDAを使えば個人の知見だけに依存せず、広い視野で意思決定ができるようになります。例えば私は中国出身なので中国の大手企業はよく知っていますが、グローバルの企業はすぐ思いつかないんです。SPEEDAを使うと中国の企業と世界各国の企業が並列して簡単にデータが取れるのと、通貨転換もしてくれているのがありがたいです。日本円と米ドルと人民元を同時に比較するのは難しいですからね。

光岡:そうなんですよ。なのでSPEEDAを使うと意思決定に集中することはできます。情報収集や単純作業に掛ける時間が短くなるという世界を実現できます。

- 調査をコンサルティング会社に依頼するのと、何が違うの?

路:コンサルティング会社に頼んでいることの全てがSPEEDAでできるわけではまったくないです。わたしたちSPTは、お客様の意思決定プロセスの中で、ここはSPEEDAが価値貢献できるポイントだなという点を明確に定義するべきかなと考えています。その先のことやSPEEDAだけでは実現できないことをコンサルティング会社に依頼する。コンサルティング会社の力が発揮される部分は沢山あると思います。

光岡:やはりコンサルティング会社は、複雑なプロジェクトとか意思決定を支えるプロですし、色々な企業の方とお話ししていても答えのないプロジェクトの意思決定をしていく、またその裏付けをできる限り詰めていくという凄みがあります。短期的に人手もかかる複雑なプロジェクトに、社員を沢山雇い、全員がSPEEDAを使って分析できるようになればいいのかというとそれは違うと思います。ユーザベースとして情報収集や仮説構築の内製化を支援していきたいと思いますが、コンサルティングファームが価値提供していくところは引き続き沢山あると思ってます。




SPEEDAがある未来

- SPEEDAをこういうサービスにしたい!という想いがあれば教えてください

新井:採用面接の時に話したんですが、綺麗ごとでも何でもなくて、本当に経済情報で世界を変えるというミッション(※1)に共感しました。そもそも、情報の重要性については、過去の経験からすごく感じている部分があったので、SPEEDAがビジネスパーソンにとって当たり前の存在にしていきたいです。Googleとかinstagramとか、毎日あたりまえに使うSNSのような存在なればいいと思っています。個人も企業どれだけいい情報に触れられているかでパフォーマンスは変わってくるなと思っています。ビジネスパーソンがSPEEDAを見て、それをきっかけに何か新しい事業のアイディアを思いついたり、行動に移したり、そういう世界観を実現できたら面白いなと思います。

光岡:情報を集める技術は当然重要だと思うんですが、それだけに依存しない世界になるといいですよね。情報の非対称性ができるだけ少なくなり、その中で、みんなが”やりたい事業”とか”好きなもの”とかそういうところで競争ができるようになるといいなと思います。

(※1 )2021/12より、ミッション「経済情報で世界を変える」からパーパス「経済情報の力で、誰もがビジネスを楽しめる世界をつくる」へ変更しています。

- SPEEDAは世の中にどんな価値を発揮していくと思いますか?

光岡:意思決定・情報収集・仮説の構築や検証ということが内製化できるのは大きな価値があると思います。以前は必要なタイミングで調査会社に依頼する、必要な市場規模のデータを調査レポートとして買ってくるとか、必要にかられたときに情報収集をするというやり方で良かったと思うんです。だからSPEEDAのようなツールの重要性は高くなかったかもしれないですが、今は異業種からの事業参入や、M&A、技術の加速度的な進展など、「定常的な情報収集と仮説の構築、検証」という話が出てきています。そこを支援できる会社でありサービスであるというのはすごい価値があると感じています。SPEEDAは公開されているデータを中心に早く網羅的に整理ができる情報収集のプラットフォームですし、SPEEDAで調べ切れない情報もMIMIR(※2)で専門家の知見にアクセスして取得できます。ユーザベースの目指す、経済情報をもっと自由にしていくということに価値を感じてくれるお客様が増えているなと思います。

(※2)MIMIR:エキスパート・ネットワーク事業。専門的な知見が集まるエキスパートプラットフォーム「NewsPicks Expert」をNewsPicksと共同で開発、運営。専門的な知見をビジネスに活用する法人向けサービス「SPEEDA EXPERT RESEARCH」をSPEEDAと共同で開発、提供

いかがでしたか?

少しでも「SPEEDAって面白そう!」「もっと話を聞いてみたい!」と思っていただけたら、ぜひお気軽に話を聞きに来てくださいね!!

次は後編でこのチームの取り組みについてお話しします!

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