和洋九段女子中学校の生徒さんがオフィスに来られました!~ ルクミーのサービス紹介を通じて、保育に関わる社会課題解決の理解を深める様子をレポートします ~
こんにちは!ユニファ採用&広報チームです。
和洋九段女子中学校(東京都千代田区)の生徒3名に総合学習の一環として2024年5月8日(火)にユニファを訪問して頂きました。当日はユニファのビジネスおよび保育業界の紹介、そして午睡チェック業務の体験を通して、保育に関わる社会課題について理解を深めるとともに、保育士の業務負担を実感してもらいました。また、代表の土岐とのQ&Aセッションでは、土岐の創業時の想いやユニファの今後の展望についての質問を頂き、土岐の話を熱心にメモを取りながら聞く姿が印象的でした。和洋九段女子中学校の皆さま、この度はユニファに来社いただき、ありがとうございました。
SDGsに積極的に取り組む企業として、弊社に訪問を頂きました!
ー来社背景
和洋九段女子中学校では、総合学習の授業で中学1年生からSDGsについて学び、中学2年生ではSDGsや社会貢献の学習の一環として、社会貢献、特にSDGsに向けて積極的に取り組む企業・団体を訪問して学びを深めるプログラムを行っています。
数ある企業の中から、保育・育児に関わる社会課題をテクノロジーを通じて解決することを目指す当社を見つけて頂き、企業訪問先として選んでいただけたこと、大変嬉しく思います。訪問いただき、本当にありがとうございました。
ー当日の流れ
当日はお互いの自己紹介や保育業界にまつわるクイズの交流を行った後に、ユニファの事業紹介、保育士が行う午睡チェック業務の体験、ルクミー午睡チェックのデモ等を行い、最後に代表土岐へのQ&Aセッションを行いました。
アイスブレイク・会社紹介の時間では弊社社員が持参したこどもの連絡帳(実物)を生徒の皆さまにも見ていただき、保育園の先生の業務だけではなく、先生と保護者のリアルなコミュニケーションの様子を感じてもらいました。
保育士になったつもりで午睡チェックを体験!
ユニファの事業紹介を行った後は、午睡チェックの体験を行いました。
はじめに、保育士として働いた経験を持つ弊社社員の丸伊より、保育園における午睡について基本的な情報をレクチャーいたしました。具体的には保育園においては、午睡中に事故が発生する割合が最も高いこと、安全な環境を確保するために一定の時間間隔で乳幼児全員の体の向きなどの記録が必要であることを学んでいただきました。
<午睡チェック業務について、丸伊よりレクチャー>
次に、保育園での午睡チェック業務について実演を交えながら説明しました。保育園の先生は少人数で多くの乳幼児の午睡中の状況を確認しなければならないこと、薄暗い部屋で屈伸や移動を繰り返しながら午睡状況を紙に記録して一人一人の乳幼児の安全を見守っていることを伝えました。
時間の制約から、午睡チェックの合間に子どもの連絡帳を書いている先生もいることを学生さんに伝えると、その忙しさと大変さに驚いていました。
<午睡チェック業務を実際に体験>
午睡チェックの重要性や保育士の具体的な業務について理解を深めたうえで、生徒の皆さまには、午睡チェックサービスが導入されていない場合の施設における午睡チェックの実務を体験してもらいました。
実際に幼児の人形と午睡チェック用紙を準備して、丸伊のレクチャーのもと、午睡チェックの体験を実施しました。生徒の皆さまは、体験を通じて、慣れない体勢で午睡チェックを行う難しさや、多くの園児がいる中でチェックを行う時間の余裕がないことを体感し、保育士の業務の大変さを実感していました。
<ルクミー午睡チェックを体験>
午睡チェック体験後に「ルクミー午睡チェック」の紹介を行いました。
実際に幼児の人形に午睡センサーを取り付けて、センサーが体動を検知して体の向きを示す矢印がアプリ上に自動的に記録される流れや、体の向きに応じてアラート音が鳴る様子を体験してもらいました。
「ルクミー午睡チェック」により、午睡センサーが体の向きを感知して専用アプリに自動で記録することで書類作成業務が軽減されることに加え、うつぶせ寝や体動静止状態が続いた場合はアラートが鳴るようになっているため、人とセンサーのダブルチェックにより安全を確保できることを伝えました。
午睡チェック体験を行って保育園の先生の負担を実感したことで、生徒の皆さんは「ルクミー午睡チェック」により保育業務の負担が軽減されることを理解してくれたようでした。
創業者が語るルクミー立ち上げの経緯、今後作りたい世界とは。
最後に生徒の皆さまと弊社代表取締役CEOの土岐とのQ&Aセッションを行いました。
事前に聞きたいことを考えてきてくれた生徒から土岐に対して、「ルクミーを立ち上げた経緯」や「今後つくりたい世界」について質問がありました。
<土岐へのQ&Aセッション>
ー質問①:ルクミーを立ち上げた経緯について教えてください!
東京で外資系コンサルタントの仕事をしていたころに、妻のキャリアを優先して子どもを連れて愛知県に移住したことがユニファ創業の転機となりました。自分のキャリアを捨てることになるのではと悩みましたが、「家族の幸せ」が自分にとって大切なものだと気づき、「家族」を軸に起業したいと思うようになりました。
自分のこどもが小さい頃に「今日は何して遊んだの?」と聞いても多くの場合「忘れた!」と言われてコミュニケーションをとれないことが多く、保育施設での日常を切り取った写真が一枚でもあれば、家族の中でのコミュニケーションがより豊かになるのではと考えました。
保育士として働いていた姉に「なぜ業務中に日常の写真が撮影できないのか」を聞いているうちに、保育園の先生の忙しさや保育施設の課題が徐々に見えてくるようになりました。
そのような経験を通じて「保育施設の様々な課題解決するサービスを作りたい」という思うようになり、その中でもまずは保育施設での日常の写真によって家族のコミュニケーションを豊かにする未来に繋げたいという想いから、ユニファの祖業である「ルクミーフォト」のサービスを立ち上げました。
<創業後、間もないころの土岐>
ー質問②:今後作りたい世界について教えてください!
日本の子どもの自己肯定感の低さや育児に関する日本の現状を変えたいと思っています。
残念ながら、日本の子どもの自己肯定感・有用感は先進国の中で最下位であり、子どもがいればいるほど既婚女性の満足度が落ちてしまう※という現状があります。
ユニファの事業を通して、子どもの自己肯定感・有用感を少しでも引き上げ、子どもがいればいるほど幸福に感じる世界を作っていきたいと思っています。
ー最後に
このような生徒からの積極的な質問に対して、土岐より真摯に回答させていただきました。土岐の話を聞きながら熱心にメモをとる生徒の皆さまの様子を見て、当社参加者一同は大変嬉しく感じました。将来、何かのご縁で再び関わることができると勝手ながら信じています。
また、今回の企業訪問が生徒の皆さまの学習に役立つだけでなく、働くことの意義について考えるきっかけとなれば幸いです。
改めまして、和洋九段女子中学校の生徒の皆さま、ユニファに来社いただき、ありがとうございました!
《編集後記》
第二営業部 ソリューション営業課 主任 丸伊 彩仍
この度は弊社を題材に選んでいただきありがとうございました。保育園の現場で、先生方が日々どのように子どもを想って、見守っているのか、それがどんなに尊い仕事なのか、弊社を通じて少しでも伝わる場になっていたら嬉しいです。
経営企画室 経営企画課 インターン 内藤 大登
自分自身が一人の参加者として多くの学びを得ると同時に、熱心に話を聞いて積極的に質問を行う生徒の様子に大変刺激をいただきました。今後の総合学習で生徒の皆さんの学びが更に深まることを祈っております。改めてありがとうございました!
【お知らせ】ユニファ株式会社 代表取締役CEO 土岐が文部科学省 アントレプレナーシップ推進大使に任命
代表取締役CEOの土岐 泰之が、2024年5月に文部科学省 アントレプレナーシップ推進大使に任命されました。今後、スタートアップという立場から参画することで、小中高生等へのアントレプレナーシップ教育の推進に貢献してまいります。
■土岐のコメント
この度、文部科学省 アントレプレナーシップ推進大使に就任しました。これまでDeNA南場会長等が務めてこられた素敵な役割です。乳幼児の探求学習をルクミーでもやって参りましたが、これからは小中高生等への起業家教育にも関与します。楽しみにしています!
■ 文部科学省 アントレプレナーシップ推進大使について(文部科学省)
政府全体でスタートアップ創出の抜本的強化を図るため、令和4年11月に「スタートアップ育成5か年計画 」が決定されました。 文部科学省では、スタートアップ創出の基盤となる人材を更に増やすとともに多様性を高めていくため、アントレプレナーシップ教育を小中高生等に対しても実施し、子供たちが起業経験者との交流などを通じて、起業やチャレンジを身近に感じ、積極的に行動することができるようになることを目指しています。 このような小中高生等へのアントレプレナーシップ教育を推進する機運を全国的に高めるため、令和5年1月に「起業家教育推進大使」を文部科学大臣から任命し、広報活動やイベントにおける講演等への協力を依頼しました。 令和6年4月から「アントレプレナーシップ推進大使」へと刷新され、推進大使の方々には、それぞれのご経験、ネットワーク等を活かして、全国的なイベントや学校現場などでご講演等にご協力いただきます。
● 文部科学省 WEBサイト:https://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/sangaku/mext_00009.html
詳細につきましては以下のURLをご参照ください。
https://unifa-e.com/news/info/entry-515.html
※出典
内閣府(2018)「我が国と諸外国の若者の意識に関する調査 」
佐藤一磨(2021)「子どもと幸福度ー子どもを持つことによって、幸福度は高まるのかー」
https://www.pdrc.keio.ac.jp/uploads/DP2021-002_jp.pdf