皆さん、こんにちは!採用広報部の神崎です。
ここ最近、肌寒い日が続くようになりましたね。
私は、現時点で「暖房×モコモコ靴下×ひざ掛け」を使用しながら在宅勤務に取り組んでおり、この冬を乗り越えられる気がしない今日この頃です。。笑
さて、うるるのメンバーの「想い」を、より多くの方に知っていただくための企画【うるるメンバーストーリー】、今回は私・神崎が、財務経理部所属の塚越をオンライン取材してきましたので、どうぞ最後までご覧ください。
まずは、簡単に塚越のプロフィールをご紹介いたします。
▼塚越 直美(つかこし なおみ)
・2015年 8月入社
・財務経理部 経理課 課長
・ウイスキーをストレートで飲むのが大好き。
・「塚越会」という飲み会グループがうるるには存在する。
・20代は日本中世民衆史の研究に従事。混沌としたエネルギーのある時代が好き。
・最近、コロナ禍を超えた先の世界を妄想して血が騒いている。
・世界の変化より、ここ1年での体重増加に危機感を抱いている。
組織を育てたい、そんな想いを持つ中で出会った面白い会社
社会人としてスタートを切った後、今に至るまで一貫して経理として働いています。ベンチャー企業に務めていたことが多いですが、うるるに入社する直前だけは大企業でした。
20代後半まで大学院に通っていたこともあり、「いかに短期間でキャリアを積んでいくか」という”仕事軸”で会社選びをしていた私ですが、2015年の夏、初めて”会社・組織風土”を軸に、それまで聞いたことの無かったうるるへ転職をすることになります。
当時、会社の成長フェーズにあわせて組織を育てられるような環境で経理をやりたいな、と考え様々な会社を見ていましたが、うるるに出会って「シンプルに面白い会社だな」と感じ、ほぼ一択で入社を決めました。社会課題の解決を軸にプロダクトを生み出していることや、単一事業ではないが故に各プロダクトに合わせた会計論点を考えるプロセスが面白そうだな、なんて感じていました。あとは、会社としての”お金の使い方”にも面白さを感じていました。
この着眼点は経理だからこそなのかもしれませんが、会社の社風って、何にお金を使っているかに結構現れてくると思っています。うるるには、「ヤクルト製品1日1本無料」という少し個性的な福利厚生が昔からありまして。
私が入社した当時の従業員数は約80名で、ヤクルトが1本80円、1ヶ月の営業日を20日だとすると、1ヶ月の出費は約13万円ですよね。年間でいうと150万円以上を従業員にかける会社って、今までは出会ったことがなかったんです。言ってしまえば、ヤクルトを飲んだからといって直接的に業務効率が上がる訳ではないじゃないですか?(笑)でも、従業員のことを考えてこういう所にお金を惜しげなく使う会社なんだ、面白いなぁと感じていました。
こういったうるるの組織風土や事業運営の根本にある軸を感じつつ、今の自分が経理として貢献できることは沢山あるだろうなという根拠のない自信を持ったこと、加えて「この会社を育てていきたい」という想いが芽生え、入社を決めたという背景があります。
▲経理課メンバーの結婚式にて(2019年11月撮影・写真右上)
困った時にいつでも頼ってもらえる存在へ
経理課の課長として、主に経理課の決算の取りまとめやメンバー育成に取り組んでいます。また、うるるは事業会社なので、新しい事業が立ち上がった際は、会計面の業務フロー構築支援も行っています。例えば、「原価管理の方法はどうしましょう?」「どんな流れで売上計上しましょう?」なんていうやり取りを各事業部のメンバーと行っています。事業運営上は効率の良い方法と、会計基準や税法に則った方法は必ずしもイコールではないので、ここの折り合いをつけるイメージですね。
私自身、まだ足りないなと思う部分もありますが、日頃から様々な事業部の動きをキャッチアップするように意識しています。何を考え、どう動いているのか・どう動こうとしているのかを知っておくこと。加えて、「こういう時は経理に相談しなくては」と、頼ってもらえるような関係性を各事業部と構築していくこと、これも私の仕事だと思っています。法律観点でも問題なく、事業部としても効率の良い方法を今後も構想段階から協力して作っていきたいなと考えています。各事業部が組織として成熟し、スピード感を持って動いているので、横串で携わる経理としてもこの機動力を落とさないように支えていきたいなと。
そんなことを考えながら入社時より心がけてきたことは、「どんなに小さなことであっても拾っていくこと」です。いわゆるバックオフィス部門に所属していると、経理とは関係のない質問が届くことも少なくないんですよね。そんな時、相手にストレスを与えずに対応することで「困ったら、とりあえず塚越に聞こう」と思ってもらえたらいいなぁと。
相談しづらい相手だと、入ってくるべき情報も入ってこなくなってしまうじゃないですか?”いつでも相談にのってくれる人”と、多くのメンバーから認識してもらえることって、バックオフィスとしては大切なことかなと私は考えています。うるるだと、”おもてなし”と呼ばれるものですね。あとは、ゴミ捨てを積極的に行う・直接的に自分とは関係の無いチャットでやり取りされている会話も拾っていく、なんていうのも意識していることですね。しゃしゃり出すぎないようにもしていますが...(笑)。
▲決起会にて「おもてなし大賞」を受賞した際の塚越(2018年4月撮影・写真左)
プロフィット部門の一歩先を行く組織へ
そして管理職になった今、経理課の成長支援に注力していきたいなと思っています。経理課のメンバーができることを増やすための支援・業務の自動化に加え、プラスαとして情報を活用できる部署にしていきたいなと考えています。これは課題であり、夢でもあります。
経理って情報が集まってくる職業なんですよね。会計情報はもちろんのこと、会計情報の背景にある定性的な情報も集まってきます。こういった情報を、ただ財務諸表を作るだけのために使って終わるのはもったいないなと感じていまして。将来的にはこれらの情報を切り出して、他部署で行われている仕事の判断軸を手助けできる情報提供をしていきたいなと思っています。
「世界に期待され、応援される企業」を目指し、うるるは高い目標を掲げていますが、この成長に耐え得る組織を作っていきたいんですよね。うるるが目指している姿に近付けば近付くほど、今の運用のままでは現場が回らなくなってしまう可能性があると感じていまして。
バックオフィス部門は、プロフィット部門の一歩先を行っていないと、彼ら・彼女らが実現したいことが出てきた際に対応できないと考えています。手前味噌ですが、うるるのプロフィット部門のスピード感は素晴らしいんです。そのため、バックオフィス部門がネックとなってこのスピード感を鈍化させることはしたくない。そういう意味で、プロフィット部門の人に引っ張られて追われるだけの仕事をしていると怖さがあるなと。そのため、今期は”5年先に実現したいこと”を設定した上で、半年くらいのサイクルで振り返り・その後の計画が立てられるような仕組みを作り始めています。
▲うるるメンバーでのクリスマス会にて(2018年12月撮影・写真右から2人目)
経理の醍醐味は、新しい価値観を提供できること
私、自分の能力はあまり信じていなくて...(笑)。私が頑張っても出来ることはたかが知れているなと思っています(笑)。そのため、私一人のパフォーマンス向上に注力するよりも、例えば経理課のメンバーを育てることや、各事業部が正しい判断をするためのサポートをすることなど、沢山の人達が目標を明確にして動いていける組織創りに興味関心の矛先が向いているなと感じています。そしてその方が価値があるとも思っています。
経理の醍醐味って、相手に新しい価値観を提供できることだなと思います。今までフォーカスされていなかった部分に光をあてて、これによって今まで評価されていなかったことが評価されるきっかけを作ることもできたり。過去に勤務していた小売事業会社で実際にあった話でいうと、業績はあまり目立たない店舗の店長さんが、経理から提供した情報を切っ掛けに店舗管理能力を高く評価された事がありました。そもそも目を向けられていなかった部分に対して、経理の提供した定量的な情報を通じて評価される人が増えたという事例です。
成果が目に見え辛い職種の人や、これまで着眼点として考えられていなかったことに対して、新たな価値を提供する楽しさが経理にはあると私は思っています。そのため、うるるでもこういったことができる組織にしていきたいなと。そして、経理課のメンバーにもこんな醍醐味を感じてもらえたらいいなぁと思っています。
妥協しないこと=うそをつかないこと
そんな私が一番好きな『うるるスピリット(=行動指針)』は、”うそをつかない、悪いことをしない” という言葉です。当たり前のことではありますが、会社として凄く大事な姿勢じゃないかなと思っています。
うるるの選考を受けていた際、社長との最終面接で『うるるスピリット』について質問をしたんですよね。「5つあるスピリットの中で、社長はどれが好きですか?」と。その質問に対して、当時の社長が話してくれたことが素敵で、今でもはっきり憶えています。
社長は、「”うそをつかない、悪いことをしない” が一番好き。自信の持てないサービスを世に送り出すこと・満額回答はコレだけど大変だからもう少し低いレベルで対応しようとか、後ろ暗いものを持ったまま誰かに提供をすることはうそをつくことと同義だ。」と、話してくれまして。簡単に言えば妥協しないということなのでしょうけど、そういうことを考えている社長がいる会社って素敵だなと思ったんです。同時に「そういう解釈をするんだ」とも感じたことを憶えています。
そんな話を社長から聞いたこともあって、きっとこのスピリットが一番好きなんでしょうね。よくよく考えると深い意味を持つ言葉だなと思います。妥協をしないこと、持っている潜在能力を120%発揮できるような仕事がしたいなと考えながら、日々業務に取り組んでいます。
編集後記
「おもてなしの人」である塚越を構成する、あらゆる想いを聞くことができた今回のインタビュー。私も入社して間もない頃、経理とは全く関係の無い「困った」を、塚越へ相談していた記憶が蘇りました。
そして、同じバックオフィス部門で働く身として、「プロフィット部門のスピード感を自分達がネックとなって鈍化させたくない」という言葉が非常に印象に残り、自部署の働きについても考えるきっかけになりました。会社のフェーズ毎に求められるものは変化していきますが、後手に回らぬ盤石な組織にしていきたいなと思います。
次回の【メンバーストーリー】も、どうぞお楽しみに!