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~うるるの仕事紹介~マーケ&広報施策「いい入札の日」をリリースしました!

みなさん、こんにちは。うるるの小林です。

先日『11月23日を「いい入札(1 い 1 い 2 にゅう 3 さつ)の日」』と制定する旨のリリースをしました。

うるるに興味を持ってくれている学生さんや求職者の方に、少しでもうるるの中の人たちがどんな仕事をしているのか紹介できればと思い、このリリースにまつわるマーケ&広報の仕事をお伝えします。

いい入札の日は、以前のブログでもお伝えした通り、マーケティングチームと共同で動いている施策です。

この施策は、NJSSどうこう以前に、「多くの会社が入札を知らない・関心が無い」、そして「入札案件を公示しても民間企業からの応募がない」という問題を解決することを目的としたものです。


わからないだらけからのスタート

記念日の制定

「記念日を作ろう!」まではスムーズにアイディアが出た、NJSSのマーケティング施策。

しかし、ここから構想に練り上げるのが大変でした。

まず記念日を作ると言っても、

・何の記念日にするのか
・記念日を作る目的をどうするのか
・実際に記念日を制定するにはどういうプロセスが必要なのか

考えなければいけないことは色々ありました。

何の記念日にするのかは、はじめはNJSSがちょうどサービス開始10周年の節目だったので、「NJSSの記念日なのかな・・。」という話もありましたが、入札全体を盛り上げることが目的なので、入札自体を応援するような記念日にしようと決まりました。

また、記念日を作る目的は、「入札の認知拡大にむけた一つのきっかけにすること」と決定。

そして、記念日を制定するためにプロセス・・・。意外とこの部分に手間取りました。

仕事において「記念日」を制定するという想定をしていませんでしたし、どういうフローで実施するのかもわかりませんでした。

まずは、身近に記念日を制定したことがある人がいないか探してみました。運よく経験者がいたので、どうすればいいのかをヒアリング。

どうやら、記念日は我々が勝手に決めて言い張ることもできるけれど、オフィシャルな感じにするためには、「一般社団法人 日本記念日協会」という団体に申請して記念日認定してもらうという情報をゲットしました。

ネーミングや日付につても、様々なアイディアが出ました。

■いい入札→いい2ゅうさ2→11月22日
※記念日の中でも有名な「いい夫婦の日」と"もろ被り"。知名度の高い記念日と同じ日にすると目立たなくなってしまうで断念しました 

■いい札入れ→いい2(ふだ)1(いれ)→11月21日
※日本記念日協会より、「"札入れ"という日本語がわかりづらい」というご指摘を頂き断念しました

こういったプロセスがあり、結果的に「いい入札→11月23日」で着地しました。

アンバサダー募集

今回の施策は、「入札自体」の認知拡大なので、効果を最大化するために、「いい入札の日」を起点とした入札の認知拡大施策にご協力いただけるアンバサダーを、行政機関などから募集することにしました。

しかし、行政機関がそもそもアンバサダーとして協力をしてくれるのかも検討がつきませんでしたし、どうアプローチをしたら良いのかもさっぱりな状態でした。

そこで、まずは現地現物のヒアリングからスタート。今回の施策の趣旨を説明した行政機関向けのアンバサダー募集資料を作成し、行政機関との既存のコネクションを掘り起こして、ヒアリングを開始しました。

ヒアリングの結果、企画に対しては「素晴らしい企画なので是非首長に話してみます」というポジティブなご意見もあれば、「古い体制は根強いので、なかなか大きく変えることは難しいよ」という課題の多さを痛感するご意見もいただきました。
これらを踏まえて資料を推敲し、本格アプローチを開始しました。

パブリックアフェアーズの専門家へ協力を仰ぐ

ヒアリングを終えて、状況はつかめたものの、行政機関側をどう巻き込むかの明確な戦略・戦術を持ち合わせていない私たちは、パブリックアフェアーズ※の専門家の協力を仰ぐことにしました。

「この企画に行政機関は興味を示してくれそうか?」

「どこからアプローチを開始するのがベストなのか?」

このような対談を重ね、専門家の助けを借りながらアクションプランを練りあげていきました。※今回の場合だと、「主に行政とのコミュニケーション」を指します

その後、入札に関する課題解決に動いている官公庁の部門を確認するために、議員会館へのコミュニケーションをとったり、大臣クラスへのアプローチ方法の下準備を進めたり、実際に動ける状態になってきました。

上記のように、わからないながらも各方面の情報を整理していくことで、温度感などが少しずつ見えてきました。

記念日の制定やこれをムーブメントとすることはあくまで「手段」です。

「目的」はこれを機に入札における課題を解決することです。

道のりはまだまだ長いですが、やれることは全て実施していきます。

▲このように、現状はうるる一社で全国行脚し入札セミナーを実施しています

キモはアンバサダー

先述の通り、アンバサダー獲得に向けては10月からかなりのスピードで動いており、いくつかの団体へ直接アプローチも試みましたが、「いい入札の日制定」のリリースまでに、アンバサダーを獲得するという目標は叶いませんでした。

しかし、11月23日に「いい入札の日制定」の発表をしたところ、ある自治体の担当者よりお問い合わせをいただきました。

その自治体は、入札制度の改革に着手をし始めたタイミングとのことで、今回の施策に非常に強い興味を持っていただきました。

直近で実際にその担当者と面会をし、互いの課題感のすり合わせや今後の動きについてくる予定です。

重複になりますが、うるる一社では、現状の入札制度の課題解決は困難と捉えており、そこには多くの行政機関や民間企業の賛同が必要です。

  • より多くの民間企業が入札に興味関心を持ち、各社の素晴らしい製品やサービスをどう行政に反映していくか
  • 行政機関側が出す情報を、どうすればもっと多くの民間企業に届けることができるのか

こういった課題に対し賛同してくれる方々を集め、また賛同してくれる方々を増やすために、今後、官民で連携し、入札における情報のオープン化ならびに活用推進のためのイベントなども仕掛けていく予定です。

そして、このブログの読者の皆さん、これからどんな施策が動き出すか、是非楽しみにしていてください。

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