皆さん、こんにちは!うるるの神崎です。
本日は、先週の投稿に引き続きエンジニアによる「輪読会」の模様をお届けいたします。
前回のおさらいにはなりますが、テーマ書籍はこちら!
「問題解決大全 ~ビジネスや人生のハードルを乗り越える37のツール~」
①「キャメロット」と「ピレネーの地図」
②「スケーリング・クエスチョン」と「二重傾聴」 ←本日はこちらです
③「ミラクル・クエスチョン」と「機会費用」
全3回でお送りするこちらの輪読会ブログ、本日のテーマは、2つ共に問題解決案の探し方に関する手法とのこと。
担当は、シュフティ事業部 開発チームの岩崎です。(写真中央)
スケーリング・クエスチョン ~蟻の一穴をあける点数化の質問~
最高点を100点・最低点を0点とした際に、「本当にひどい状態なんです・・・」と言いつつ30点を付けた人がいたとします。この人に、「本当にひどい状態にも関わらず0点ではない理由は何か?」「プラス10点の40点が付く状態と現状の差分は何か?」の2点を問いかけてみましょう、というもの。
この問いかけにより、最悪の状態の中でも存在する「良い例外」を発見することができると同時に、状況改善のために具体的に何をすれば良いのか現実的な改善策が探し易くなる、という手法です。
(「プラス10点」というところが、現実的な改善策を出させるポイントなんですね。メモメモ...)
100%ネガティブモードになることを回避しつつ、「点数化→問いかけ→改善策の実施→再び点数化・・・」といった繰り返しを行いながら前進していこうということですね。難易度1なだけあって、なんだかこれは今すぐ試せそう。
▲真剣な表情で、先輩エンジニアのスライドを見つめる新卒1期生のエンジニア2名
二重傾聴~もう1つの物語はすでに語られている~
おっと・・・難易度が一気に上がりました。
▲身を乗り出して岩崎の発表に耳を傾ける、新卒ゼロ期生(写真奥)と新卒1期生(写真手前)。
聞き手が注意深く聞く点は、「無い・失われた・足りない」という言葉が使われてはいないだろうか?という点です。もしこれらの言葉が使われていれば、それが語り手にとっての「良きもの・求めているもの」と把握ができるとのこと。確かにそうですね。
加えて、否定的な語り手の発言を大げさに取り上げてみましょう、とのこと。その際に「あ、いや、そこまでじゃないです」と返ってきたならば、部分的であれ肯定的な面への気付きが得られるというもの。
・・・聞き手の傾聴力がポイントになってくる方法ですね。
良い例外を見つけよう、という点では「スケーリング・クエスチョン」と同じですね。負のスパイラルに陥ることは誰しもあり得る話なので、こういった方法を知っておいて損はないですよね。そして、こんな聞き手になれたらいいなぁ、なんて思いました。マネージャーの方は、部下と行う1on1で活かせそうですよね。
いよいよ次回は、最終回です!どうぞお楽しみに^^