こんにちは。ウフル広報の谷垣です。
今回はウフルの社内勉強会「ナレッジシェア」の様子をお届けします。
ウフルでは、新しい技術やノウハウを社内で広く共有する勉強会「ナレッジシェア」を実施しています。誰でも登壇・参加することができるオープンな場で、社員自身が学び合い、急速な市場変化に適応するために知識を共有し合うことで、組織全体の成長を促進しています。
これまでに30回ほど開催されており、これまでの様子はすべて動画で視聴することができます。
また「ナレッジシェア」に関連するSlackのチャンネルでは、日々エンジニアたちが関心のあるニュースを共有し合ったり、意見を交換しています。
これまでのナレッジシェアのテーマ一例:
・シティアズアサービスにおけるデータ流通の未来
・顧客を理解するための4つの溝を繋ぐテクノロジーと今後
・地方におけるウフルの人材育成事業について
今回は新卒2年目の若手社員を含むエンジニア3人が生成AI「ChatGPT」についてのアイデアを共有しました。
大穂さん:LINEbot「こう てい子ちゃん」を作ってみた
大穂さんは、OpenAIが提供するAPIを使って、どんな時でも肯定的に返してくれる自作LINEbot「こう てい子ちゃん」を作成しました。
例えば、ChatGPTに「嫁さんの機嫌を損ねてしまった」と入力すると、どこか他人行儀で無機質な回答が返ってきますが、「こう てい子ちゃん」なら、とにかく自分を肯定してくれて、さらにポジティブなアドバイスを付け加えてくれるという内容です。
「もともとは映画好きの社員と話していて、映画をおすすめしてくれるbotがあったら面白いねというアイデアがきっかけで自分でいろいろとやってみたんです。ChatGPTを活用することで、鮮やかな表現が可能になるので、これからますますAIと人間のコミュニケーションの幅が広がると思います。」
勝さん:マイコンでセンサーと生成AIを連携してできること
勝さんは、Raspberry Pi Pico Wというマイコンボードと、環境センサー、ディスプレイを組み合わせて、環境情報からChatGPTに問い合わせるシステムを開発しました。これにより、例えば気温が28度、湿度が46%、気圧が999ヘクトパスカルの環境では「半袖で過ごすのがおすすめです。水分補給を忘れずに。」というようなアドバイスをディスプレイに表示することができます。
料理が趣味な勝さんは、ChatGPTを利用して冷蔵庫にある食材からレシピを生成できるシステムも開発しています。冷蔵庫の中の食材をカメラで認識し、賞味期限も併せて考慮しAIがレシピを生成します。これにより、冷蔵庫に余っている食材を無駄なく使い切ることができるようになります。
「僕のチームでは毎週8~10名が集まってAIに対するプロンプトの研究をしています。今後はその規模を広げていきたいと思っています。」
古城さん:生成AIを活用して「enebluar」で開発してみよう
ウフルで研究開発を担当する古城さんは、ヤフーニュースの最新記事5件を自動で取得するデモを行いながら、ChatGPTを使って自社サービス「enebular」上の開発を手軽に行うアイデアを共有しました。
ChatGPTを活用することで、Node-REDフローの素早い組み立てや、JSON形式を読み込んで瞬時にプログラミングすることができます。「enebular」は複雑なコードを書かずに直観的にプログラミングができるサービスです。生成AIを活用することで、専門的な知識がなくても効率的でスピーディな構築が実現できると共有しました。
「AI技術はどんどんブラッシュアップして進化していきます。ウフルではこういった勉強会がいくつかあるので、今後もどんどん共有していければと思っています」
参加者の声:
「生成AIはホットな話題なので、継続的にやっていきましょう!」
「社内で使える生成AIプロンプトを共有し合えるといいかもしれないですね!」
「技術に詳しくない人にもわかりやすい内容で大変勉強になりました!」
今回のナレッジシェアはハイブリッド形式で行われ、リモートを合わせて計70名ほどが参加しました。
ウフルには、職種や部署が違うメンバー同士がフラットにコミュニケーションを取り合い、互いの意見や知識を共有し合う場があります。
ウフルの雰囲気が伝わるように、これからも社内の様子を発信していきます。