こんにちは!採用広報のねぇさんです。今回は2021年8月入社「のぞ」のインタビューをお届けします。
「コーポレートエンジニアとして中堅・中小企業に本質的な強さを提供していきたい」と語る、のぞが大切にしている価値観とは?ぜひご覧ください!
大学院を中退。飛び込んだ世界で出逢ったコーポレートITの仕事
ーーこうしてお話するのは一年前のウェルカムラリー以来ですね。今日はよろしくお願いします!はじめに、自己紹介をお願いできますか。
はい、よろしくお願いします!2021年8月入社の「のぞ」と申します。UGは3社目で、今年28歳になります(2022年現在)。2018年に新卒で入社した人材育成のコンサルティング会社では新卒採用や人事・総務、情シスを担当し、2社目の人材紹介会社ではWEBプランナーとして主に自社のサービスサイトのSEO対策を担当していました。
ーー20代ですでに多種多様なお仕事を経験されているんですね!学生時代のお話もお聞かせいただけますか。
地元埼玉県の高校を卒業後、東京工業大学生命理工学部に進学し生物やタンパク質の研究をしていました。最初はいい大学を出てお金を稼げる職に就ければいいや程度に思っていました。しかし、母が亡くなったことをきっかけに人生について考え直すようになりました。
あらためて自分の進む道を模索するなかで出逢ったのが1社目の人材教育のコンサルティング会社です。仕事の中にやりがいを持っている人がたくさんいて、おもしろそうな会社だなと感じ、選考中たくさんの先輩社員から話を聞きました。そのなかで、「単なるお金稼ぎではなく、自分の人生観や人生の目的に合致した活動をすることによって、結果お金を稼げるようになる。そういう人が増えたらいいな」という想いが芽生えてきました。早くその会社で働こうと思ったので、大学院は1年で中退しました。
ーーそれは大きな決断でしたね。1社目でのお仕事はいかがでしたか。
1年目から新卒採用を任され、インターンシップの運営など採用業務全般を担当しました。経営理念に共感し、先輩たちの人柄に惹かれて入った会社で働けてすごくうれしかったですね。
ーーいちばん最初のお仕事は採用だったんですね!どういった流れから情シス担当になったのでしょう?
採用の仕事をするなかで、採用管理ツールの選定・導入をしたり、業務をシステム化・自動化したりするうちに「のぞはITに強いらしい」という空気になってきて・・・それまで手計算でやっていた人事評価制度を刷新するため、各部署とコミュニケーションをとって、システムの再設計をしました。このあたりが僕のコーポレートエンジニアとしてのキャリアのスタートです。コロナ禍が始まった2020年春は情シス担当が僕ひとりだけだったので少し大変でしたが、短期間でのVPN導入や急遽企画したオンライン入社式を実現できたので、ホッとしたと同時に達成感もありました。
ーー成長企業を支えるひとり情シスのお話、聞いていて胸が熱くなります!1社目から2社目に転職されたときは、どんなきっかけがあったのですか。
1社目の経営理念にはすごく共感していたし、その会社で働くことも好きだったので「さらにIT化を進めたら社員がもっと幸せに働けるんじゃないか」という想いから、何度もシステム導入の提案をしました。ところが、予算やタイミングの問題で「今はその段階ではない」という会社の判断もあり、僕自身ができる範囲のことをやるしかない状況が続きました。会社から期待をかけてもらってはいるものの、能力的に及ばず思うように業務の効率化を実現できないことがもどかしく、僕自身の成長もスピードアップできていない。そのことをストレスに感じてしまったんですよね。
IT化を進めることにより積極的な会社で働きたいな、と思うようになった矢先、僕よりも先に会社を辞めた情シスの元同僚から「ウチの会社おいでよ」と声をかけてもらいました。経営理念や会社の雰囲気から「のぞに合う会社だと思うよ」と勧めてくれて、僕自身も現場の方含めたくさんの人と話してみて「求職者に寄り添う素敵な会社だな」と思い、入社を決めました。
ーー2社目のお仕事はいかがでしたか?
WEBプランナーとしてSEO対策やサイトのUX改善、BIツールを使ったデータ分析などを担当しました。僕が所属していたチームは人数が少ないこともあって忙しかったのですが、社員数1,000名程度と企業規模も大きく社内全体のIT化が進んでいて1社目との違いに刺激を受ける毎日でした。
ーー・・・しかし、今度はUGに出逢ってしまうわけですね?(笑)
そうなんです。実は2社目に居たころからゲーム実況の動画配信をやっていました。会社も仕事内容も好きだったのですが、今度は仕事以外の時間をつくれないことがストレスになってしまって。すると、1社目のとき一緒に情シスをやっていた別の元同僚が「そんなのぞに、めっちゃ合っていそうな会社あるよ!正社員だけどフリーランスのように柔軟な働き方ができるよ。」と声をかけてくれたんです(笑)
ーーなおっぷさんのリファーラルでしたね!シェアード社員の働き方はすぐにイメージできましたか?
はい。彼から実際にどんな形でお客様をご支援をしているのか話を聞き、やりたい仕事と動画配信どちらも両立できそうだなと思いました。でも入社のいちばんの決め手は「中堅・中小企業を強くする」というUGのミッションに共感したことです。僕のなかでは1社目で経験した情シス担当としてのもどかしさがまだ心に残っていたんです。素晴らしい経営理念を持っているけれども、既存のコーポレートITが会社の成長に追いつかない。かといってシステムの刷新も難しい。どこの会社でもそれは起こりうることだと想像していたし、代表面談のときに須田さん(社長)が「そういう会社を助けたくてこの仕事を続けているんだよね」と話してくれたんです。コーポレートITで困っている会社を助けることで、かつての自分みたいな人を救えるんじゃないか。そう思い、UGに入社を決めました!
コーポレートエンジニアとして中堅・中小企業に本質的な"強さ"を提供したい
ーー実際に入社してみて、いかがですか。
最初の1ヶ月は少し戸惑いました。研修とウェルカムラリー以外、何をすればいいのかわからなくて(笑)「早くお客様先へ行って仕事がしたいな」と思っていました。でも、ご支援が始まるまでのあいだにたくさんのUGメンバーと対話ができ、つながりをつくる機会を持ててよかったです。
シェアード社員としては、現在2つのお客様をご支援しています。A社様は13名体制のスクラム(※)で、元々は運用支援やヘルプデスクを担っておりました。メンバーが増えてきてからはプロジェクト推進をメインに担当しています。人数が多いので日替わりで出社しているのですが「のぞさんが現場に来るとプロジェクト以外のいろいろな事をやりだしちゃうから」とメンバーに言われ、週2日は強制的にリモートになりました(笑)
※スクラム=お客様ごとに組成されるチーム
ーーいろいろなところに手を差しのべちゃうのぞさん、すっごい想像できます(笑)
僕自身は出社をしてお客様と話しながら進めたい派なんですよね。でもリモートだからこそ集中的に進められる仕事もあるので、バランスを取ってくれるメンバーと出社/リモートの両立ができる環境にとても感謝しています。
もうひとつのB社様はお客様側にコーポレートITを担当する方がおらず、UGメンバーとして僕ひとりがご支援しています。それ故にお困りごとも多々あるようで、折に触れて「助かっています」と言っていただけるのはとてもうれしいですね。さらに、お客様のお困りごとのなかから学べることが多いので毎日飽きないです。また、シェアード社員は時間課金で働いているので時間のメリハリをつけやすく、仕事とプライベートのバランスを保ちやすいところも魅力です。UGに入社して本当によかったと思います。
ーーちなみに、動画配信は今もやっているんですか?
実は、ゲームに飽きてしまって今はやっていないんです。最近は運動やアウトドアに関心が向いていて、今日もこのあと仕事が終わったらすぐボルダリング場に行きます(笑)
ーーお仕事以外の時間も充実しているんですね!シェアード社員としてご自身の成長につながったエピソードがあればお聞かせください。
先日B社様でネットワーク回線と機器の入れ替えがあり、知識も経験も無かったなかで機器選定から設置・運用開始まで一連の業務を担当させていただきました。UGに入社してからはこのように数多く新しい経験ができる機会に恵まれ、結果的に一年でスキルレベルを2段階上げることができました。これからも自分で積極的に成長機会をつくっていきたいですね。
ITのほか、スクラムの体制変更についてお客様にご提案し、予算を増やしていただくなど、営業のような経験もしました。組織の変化が頻繁にある中堅・中小企業のIT課題は日々変わっていくので、ただ現場へ出向いてその日の仕事をこなすだけではシェアード社員の価値を感じていただけません。お客様がまだ気づいていないIT課題に気づく力、それを解決するためのプロセスを描いて提案する力。お客様企業の成長のためにも、そういったスキルを身につけていきたいと思っています。
ーーコーポレートエンジニアとして今後の展望はいかがですか?
経営の中核に対してよい影響を与えられる人になっていきたいです。会社が経営方針を大きく変えるとき、それまでのやり方に限界がきたり、IT化が追いつかなくて業務負荷が増えたりと、一時的な摩擦が起こりやすいです。そんなとき、大変な思いをするのは現場の社員の方々だと思っています。中堅・中小企業に人の問題はつきものですし、何かITを導入すれば解決するという簡単なことばかりではありません。どうすれば社員全員の力をあわせて会社の成長を実現できるか。僕自身がそういうストーリーを描けるようになって、コーポレートエンジニアとして中堅・中小企業に本質的な強さを提供していきたいと考えています。
ーーそのために今、どんなことを意識していますか。
チームや部署の垣根を超えたプロジェクトになるべく首を突っ込むことです。例えば株主総会に運営メンバーとして参加してみたり、営業部のデータ活用プロジェクトに提案してみたり、ITの切り口を使っていろいろな所に顔を出しています。そのなかで、お客様先の役員の方とお話をする機会ができるのでどんな想いを持って会社を経営されているのか、直接お聞きできてとても勉強になります。
UGで経験できることは千差万別。成長機会は自分でつくる!
ーーUG内部の活動についてもお聞かせください。のぞさんは入社してすぐUG STYLEの活動で委員長をしていますよね!
2021年9月、僕を含め3人のメンバーでThink&Grow委員会を立ち上げました。UGメンバー一人ひとりが試行錯誤した経験は絶対ほかのメンバーにも役立つ!という考えのもと、現在はスキルレベルという切り口でUGメンバーに経験シェアを書いてもらい、毎月Googleスライドにまとめて社内に公開しています。
- どうしてスキルレベルを上げようと思い、どのような計画を立てましたか?
- 結果はどうでしたか?そこから学んだことはなんですか?
- スキルレベルについての悩みや考え方の変化はありますか?
ーー毎回読み応えがありますよね。「次は誰の経験シェアが読めるかな?」ってすごく楽しみにしています。
おかげさまで、委員会立ち上げから1年で30名のメンバーに経験シェアを書いてもらいました!UGで経験できることは千差万別。正解はひとつにとどまらず、メンバーそれぞれにストーリーがあります。今の自分の状況だったら何を考えどんな行動をするか?僕自身も参考にさせてもらっていますし、これを読んでくれたメンバーの気づきになったり、一歩踏み出すきっかけにしてもらえたらいいなと思っています。
ーーのぞさんの行動力、素晴らしいです!ほかにもUGで取り組みたいことはありますか?
事業部運営やUGの組織づくりに関わってみたいです。日ごろ事業部長やユニット(※)リーダーから発信される内容を聞いていて「その課題感はどこから発生しているのかな?」と気になりはじめ、「誰がどんなことで悩んでいるのか知りたいな」と思うようになりました。Think&Grow委員会の活動を通してメンバーのことを知る機会はあるものの、まだ入社1年で全社員の顔が見えているわけではありません。それぞれの想いやつながり方を尊重しながら、メンバー同士助けあったり応援しあえたりする環境づくりをしていきたいですね。
※ユニット=各インソーシング事業部に紐づく細かな活動単位
ーーお客様ご支援に、委員会活動に、UGの組織づくりまで・・・頼もしいです!ズバリ、野望はありますか?
自然のあるところが好きなので"ワーケーション"をしてみたいです!コーポレートエンジニアとして中堅・中小企業を支える力を身につけつつ、自分が好きな地域で仕事ができたら最高ですね。UGでワーケーションが実現できたら、僕以外にもうれしいメンバーがいるんじゃないかな(笑)
今後もしかしたら副業したいと考えることがあるかもしれませんが、フリーランスになりたいとか起業したいという独立志向はありません。より多くの会社を支えたいという想いはこれからも変わらないと思います。UGの社員であるという安心感があるからこそ思い切り仕事ができているし、これからもっと成長していけそうだなと感じています。
ーーのぞさんが考える、成長のカギは何でしょうか。
成長のための環境を自分でつくっていくことです。UGグループ行動指針のなかでも、特に"オーナーシップの発揮"を意識しています。誰かに言われたことだけをやっていると成長の幅が狭くなってしまうし、楽しくありません。チャレンジングな仕事を自分で探して取りにいったり、これまでと違う役割に手を挙げたりすることでいくらでも成長機会はつくれると思っています。ただ、これは僕の価値観なので全員が絶対こうするべき、というわけではありません。多様性を大事にしつつ、それぞれが描く成長を実現できたらいいですね。
ーーそれでは最後の質問です!あなたにとって、UGとは?
UGとは・・・デカい質問だなぁ!(笑)総じて言うと"気持ちのいい会社"ですね。居心地がいいし、人が幸せに働けることを考えながら自分のやりたい仕事もできる。その上お客様にも喜んでいただけて、成長の手応えもある。そういうバランスのよさがある"気持ちのいい会社"です!
ーー今日はたくさんのお話ありがとうございました!